年末にあたり四大?親指シフト配列を総括する!
-------飛鳥最新配列と解説はこちら(リンク)-------
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これと、一つ下の記事はイブにアップ後、家に帰って推敲
を重ねたら、更に更に更に長くなってしまいました。。(^^;;
既にイブにこの二つの記事を長時間掛けて読んでしまわれた方は、
とてももう一度読み返す気にはならないとは思います。
しかし、新しいことも大分長崎福岡熊本宮崎は九州っと。。?(゚_。)?
じゃなくて!大分追加してあるので、一応お知らせしておきます。
(今、ボケ突っ込みやってて思ったんですけど、「大分県」の「分」
って、大分県だけどうして「いた」って読むんでしょうかねえ??
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実は私は、飛鳥ブログを何人が見てるかとかに殆ど興味がありませんでした。
だって前世紀、私は数ヶ月で十万ヒットのHP作ったことがありますが、
それで何か良いことが起こるとかなかったですからね。
で、きっと10人前後の物好きが、長いばかりで更新の少ないここを、
一週間に一回位の割合でチェックしてるんだろうなと思ってました。
でも、数人でも読む人がいれば励みになるし、また、バックアップなど面倒で一切
やらないズボラな私には、重要なバックアップになると思って書いてきたわけです。
数人でも、読んでいれば私のしたことは、自分がいなくなっても残るわけですし。
ところが最近、アメブロでは簡単にアクセス解析が見れるようになりました。
で、念のため見てみると、先週なんか一週間で二千人近くアクセスしてるんですね。
あたし、きっこさんじゃないけど、それこそビックル一気飲みしちゃいました。(笑)
これって、毎日三百人近いんですから。
と知ったら、クリスマスのこの時期にいくら何でも、何か
長いのを書いて更新しないというわけにはいかんでしょう。
ということで、二回にわたってちょっと凝ったのを、クリスマスプレゼントとして
お贈りします。特に、よりにもよってイブの今日読んでいるあなたには、愛を込めて。。。
って、こんな理屈っぽいプレゼント、誰も要らないかあ。。(^^;;
とまあそういうワケで、よせばいいのにまた持ち前のサービス精神が出てきて、
イブイブを棒に振りつつある今日この頃、皆さん、シングルベルしてますかあ?
ここで、話をクルリンパッと表題に戻してっと。。
まず、1980年頃に富士通のワープロ専用機用に登場して今も唯一、親指シフト
の専用キーボードが売られている(実際に見たことはないが。。)ニコラ配列
から見てゆくとしましょう。
ニコラ配列 表(アンシフト面)
ASDF GH JKL;:]
。かたこ さら ちくつ, 、*
うしてけ せは ときいんBSEC
.ひすふ へめ そねほ・無無
表には、濁音を持つ全ての清音(カサタハ行)20個が出現率の
多寡を問わずに全て載せられています。
残った10キーには、「ういん」などトップレベルの出現率の濁音
を持たないカナを打ち易いキーに載せ、「ね」のような低出現率
のカナにも「,」と、分不相応な良い位置を与えています。
カナの分類を優先した規則のため、打ち易いキーが余ったから
でしょうが、「ね」に,表とは、贅沢なことです。
親指がシフトキーに固定されてしまう親指シフトでは、人差し指が伸び切る
RTYUGHキーには、飛鳥ではシフト面を含め乗せているカナの出現率の
合計は1%にもなりません。しかし、ニコラではこの表面のみで合計10%にも
達してしまっています。
また、句読点も打ち易い位置とは言えませんがQP、(Pは後にニコラ
配列になったとき、打ち易い@に変更)の表に乗りました。
英文・ローマ字、JISカナ共通の,.の位置に句読点を置いた方が感覚的
に「落ち着く」と思うのですが、Q@では、それこそ「浮き上がる」感じ
で、句読点には向いてないと思うんですがね。
一番弱い両小指になんと!出現率二位と三位の「うん」を乗せたのは
小指の担当する他のカナの数を最小限にして、同指縦連や同指連打が
起こるのが一番簡単に防ぐためのようです。
Zと/にカナが乗ってないのは、明らかに何百打鍵に一回とかで起こる
「ん」との同指縦連を避けたためで、貴重な表のキーの無駄遣いです。
Z/は打つのに若干時間が掛かると言っても、基準の人差し指をホームキーから
一切動かさずに打てる貴重なキーなので、1%程度の有効利用はすべきなんです。
ニコラ配列 裏(同手シフト面)
ASDF GH JKL;:
ぁえりゃ れよ にるまぇ-
をあなゅ もみ おのょっBSBS
ぅーろや ぃぬ ゆむわぉ
裏には、「ういん」ほどの出現率はない濁音を持たない
清音を中心に載せています。
この面も、人差し指に負担を与えるRTYUGHキーの使用率の合計は
7%もあります。飛鳥ではこれらのキーの裏面には、「ぁぅぢ~ぉぬ」
しか乗っていませんから、使用率は合計で0.1%にも達しません。
また、ニコラのこの面は「ゃゅょ・ぁぃぅぇぉ」の小文字を全て
裏にして「規則性」を持たせています。
しかし、「ゃゅょ」などは本来速く打つためには「イ以外のイ行」と
交互打鍵にすべきで、「きょぎょちょ」のように同手連打になったり、
「しょじょひょ」のように交互打鍵になったりと、打鍵という意味
での統一性を欠きます。
しかし、ニコラはカナを上手く「形が似ている」等が理由の単純で
分かりやすい規則に合わせて並べる考え方ですから、肝心の打ち
やすさのための規則性には考えが及ばなかったようです。
これらの小文字の打鍵感をよく確かめると、「ゃゅょ」に関しては倍速で発声する
ため二倍速で打ちたいのに、それがシフトのためとか同手連打のためにやりにくくな
ります。交互打鍵のものはやりやすいのですが、これでは打鍵感に統一性を欠きます。
また、「ぁぃぅぇぉ」が0.01~0.03%の低出現率の割りには打ち易すぎる
(他のもっと出現率の高いカナが、しわ寄せを受けて打ち難くなっている)
などの多くの問題を孕んでいます。
他に、小文字に関しては大文字である「やゆよあいうえお」と位置的な
一致がないことで、逆で述べる「清音とその濁音を同一キーにおいて
覚えやすいということが重要」という考えと矛盾を生じています。
(「ぁぃぅぇぉ」をその大文字がある良いキーに割り付けるわけにはいかないのは分
かるのですが、ここで本来は、清音とその濁音を別のキーに置く決断が必要だった)
「っ」の;裏という位置は「;は右のホームキーだし、裏でも速く打てる。
どっちにしろ、JISカナのZの逆よりマシ」ということと、これも右の
他のカナや記号と連続しないことで、ここに決められたのでしょう。
弱い指に出現率の高いカナを載せているので、ゆっくり、短い文を少し
だけ打つ人には良くても、大量打鍵に向いていないことは明らかです。
数百~数千打鍵に一回の同指連打の幾つかを逃げ回った挙げ句、大量打鍵
では指に無用な負担をかけるという、本末転倒な事態を招いています。
弱い指に無理をさせ、強い指を活躍させない配列と言えます。
ニコラ配列 逆(クロスシフト面)
ASDF GH JKL;:
無がだご ざぱ ぢぐづぴ ゛
ヴじでげ ぜば どぎぽっBSEC
無びずぶ べぷ ぞぺぼ無
ご存じ、清濁併せ飲む、じゃなくて「清音濁音同一キー」のニコラの逆面です。
しかし、上で述べたように小文字では大文字とキーを一致させてないのに、ユーザーは
ニコラで打てるのです。特に、使用率の少ない「ぁぃぅぇぉ」など滅多に使わないのに
皆んなちゃんと練習して「ファン・チェーン・フォーク」とかをサクッと打てるのを
制作者は期待して、そう配列したのでしょう。
それなのに、ア行の小文字より何十倍とか出てくる濁音は「覚えにくい」として、
清音の逆にその濁音を置いているのは、そもそもが矛盾しています。
打つ機会が多いものほど、簡単にその位置が記憶に定着するのですから。
つまり、「がでじ」のような高出現率のカナは、清音キーの位置と無関係に
置いてあっても、何しろ一分で一回以上出てくるわけですから、ア行の小文字
などと違って、すぐ指は覚えてくれるのです。
まあ、「位置を覚え(というより想起し)易い」ことは悪いことではないので
良しとしても、濁音中一番の出現率を誇る「が」がW逆にあるのは、頻繁に打つ
だけに辛いはずです。
一方で、無茶苦茶打ち易い強く速い右手のホームL逆には「が」の1/10の出現率
もない「ぐ」が、清音濁音同一キーの錦の御旗の下
無理矢理置かれています。
この「清音濁音同一キー」の法則こそ、「打ちにくいキーを沢山打たせる無理」
と、その逆の「強く余裕がある指を遊ばせている無駄」を生むの元凶なのです。
「打ち難いキー」とは、指に負担のあるキーです。また打鍵をしに行くにも
ホームに戻すのに時間がかかるキーなのを、よくよく考える必要があります。
ニコラの人だって、「ファール・フォント・フェーン現象・フィンガー」とかを
サクッと「打てている」のです。これらの小文字の位置が大文字の「あおえ」と
無関係なことなど、打ってるときは意識すらされません。
これらの小文字を使う機会が、「が」などの1/100しかなくても、「あおえ」のキーとは
違うキーにこれらが置いてあっても、指はちゃんと「ぁぉぇ」の位置を覚えるのです。
ですから、「ぇぉ」などの百倍出てくる「が」を無理に「か」(W逆)
に置く「清音濁音同一キー」は、百害あって一利なしなんですがねえ。。。
さて、また熱くなってきて、yfiさんに怒られそうなので。。(^^;;
しかし、私が腐るほど書いてきた「ニコラのRTYUGHVキーの使い過ぎ」
は、大量打鍵時に確実に左右の人差し指を痛める原因になることだけは、何度
強調しても、し過ぎということはありません。
お次は、ニコラ(というより富士通親指シフト配列)の数年後に登場した
トロン配列に行きます。
おなじみトロン技術の生みの親であり育ての親の東大のエリート集団、
坂村教授のグループによるトロンBのPCの専用キーボードで使う
ことを前提にした親指シフト配列です。
まあ、トロン・キーボードは、それでも小梅や飛鳥と違って実際作られたよう
ですが、私を含めてこれを読んでいる人は誰一人持っているどころか触った
こともないでしょうから、やはり親指シフトエミュで一般のキーボードで
使うことを前提に考えてみます。
トロン配列 表(アンシフト面)
ASDF GH JKL;:
らるこは ょき のくあれー
たとかて もを いうしん無
まりにさ なす つ、。っ
まず、相変わらずRTYUGHキーに高い出現率のカナが乗っています。
明らかに、配列作成の試行錯誤不足、評価打鍵不足でしょう。
まあ、トロンキーボードはこれらのキーが打ち易いのかも知れませんが、
それにしたって、人差し指に最強の中指の倍の6個のキーを、それも
高出現率のカナを乗せるのは無謀です。
毎日数時間、数ヶ月でもうち続ける飛鳥流の評価打鍵をすれば、
人差し指に支障が生じないはずがないでしょう。
飛鳥では1%使っていないRTYUGHキー使用率の合計は
この面だけで12%にも達していて、ニコラすら抜いています。
まあ、ユーザーが腱鞘炎になっても人差し指の多すぎる担当キー
のために、「選び打ち」になっても、シフト率の数字さえ低くなれば
よいという思想?が、見事にこの面に出ています。
あと、このトロンの裏面ではニコラとの大きな違いが生まれています。
まず、英文・ローマ字と一致した位置に句読点は置かれました。
勿論、シフトしないことを除くと、JISカナとも共通しています。
ただ、出現率三位の「ん」に関しては何でもくっつく「ん」と連続するカナの
少ない右小指担当の;表というニコラと同じ位置に置かれたのは、進歩なし!
ニコラとの最も大きな違いは、濁音を持つ清音のうち「こはきくたとかてさすつ」の
11個しか表に置いていないことです。出現率の落ちる残り9個は裏に回されています。
これは、ニコラが清音を出現率に無関係に全て表に置いたことで、
シフト率が増えたのを減らすためでしょう。
また、「ゃゅょ」の中で、「ょ」だけ表に出ています。
これは、トロンチームの使っていたカナ出現率データでは
「ょ」の方が「ゅ」より大分出現率が高かったせいだと思われます。
ちなみに、教科書データでは「ゅ」1.23%、「ょ」1.05%と若干「ゅ」が多く、
2ちゃんデータでは「ゅ」0.58%、「ょ」1.22%と「ょ」の圧勝です。
しかし、「ゅ」の少ないことでも分かる通り、2ちゃんの「ょ」は漢熟語より
むしろ、「でしょう?正直言って」のような言葉遣いが効いての数字のようです。
また、教科書では0.31%とかなり出現率の落ちる「ゃ」も、2ちゃんでは0.58%
と「ゅ」と同じ出現率を持ちます。これは、教科書にはほぼ皆無の口語語尾、
「~ちゃった/て等」が利いているようです。
教科書では拗音を含む漢熟語が多いので「ゅょ」は同じ程度使われ、
口語で多用される「~しょう。ちゃった」という語尾が皆無なので、
教科書では「ゃ」が極端に少なくなっているということのようです。
このように文体によって大きく出現率変わりますから、「ゃ・ゅ・ょ」は
同じ扱いにしないと、過半数の拗音絡みの漢熟語は打ち易くても、口語や
「ゃゅ」絡みの漢熟語が打ち難くなったり、あるいはその逆になります。
拗音音節の打鍵の統一性とその発声の速さから、やはり「ゃゅょ」は
飛鳥のように全て表に出すべきですし、同じ側に統一すべきでしょう。
まあ、同じ側に統一するためには、飛鳥のように「イ以外のイ段は全て左」
のような、拗音音節に焦点を当てた配列にする必要がありますが。。
とにかく標本によって変わりやすいデータを重視しすぎてキー位置を
決めるより、発声の通り打てるように位置を決めることが重要です。
もし、トロンも膨大な評価打鍵の上で配列したら、「ょ」のみ表に出す
というような中途半端なことにはならなかったはずです。
トロン配列 裏(同手シフト面)
ASDF GH JKL;:
ひそ・は ほえ けめむろ無
ぬねゅよ ふお ちうーみや無
ぇぉせゆ へわ ぃぁ゜ぅ
出現率5位の「の」のような高出現率のカナを表に移したことで、
裏の使用率はニコラに比べて大分減っています。
しかし、指を伸ばす打鍵を要するGH列に「、へ」は別としても、「ほえふおわ」
のような0.5%~1%という出現率が低いとは言えないカナが載っています。
RTYUGHキーの使用率は、「ぁぅぢ~ぉぬ」しか乗っていない飛鳥の0.15%の
40倍近い5.9%に達します。
これでは、やはりトロンも、ニコラほどではないにしろ
人差し指に辛い配列であることには変わりありません。
(゚〇゚;)!、C裏の「せ」が飛鳥と同じだ。。(って、今見て気付いた。。(^^;;)
トロン配列 逆クロスシフト面)
ASDF GH JKL;:
びぞごば ぼぎ げぐ無ゐ+
だどがで ぶ・ ぢヴじゑ無
ヵヶぜざ べず づ, . ゎ無
指が伸び切るRTYUGHキーの使用が飛鳥の数十倍あるのは相変わらずで、
ニコラに比べてさえ2倍程度の使用率になっています。これじゃあ。。以下略!
またこの逆面は、「ニコラの呪い」である「清音濁音同一キー」を踏襲しています。
つまり、濁音は「全て」この面にあります。
違いは、ニコラが逆に乗っている濁音のあるキーの表は必ずその清音なのに対して、
トロンは逆に乗っている濁音の清音が表であるか、或いは裏であるかは一分位出現率
を考慮して考えないといけない、という意味で「規則性に欠ける」ということです。
しかし、一秒で数打鍵打つ普通の入力ではそんな悠長なことは言ってられません。
「ファッション」であろうと、「コンピュータ」であろうと、「座禅」であろうと
「銅像」であろうと一気に打つのです。
今打っているカナ以外にそのキーにどんな二つのカナが乗っているかなんて
意識するヒマなんて、これっぽっちも打ってるときにはないのです。
いや、よく考えたって、一般人は今打ったキーの他の面に何が乗ってるか
なんて言えないものです。
打鍵自体が、「カナ→指が勝手にそのキーを打つ」の一方交通だからです。
逆方向の「キーの位置→そこに乗っているカナが何か当てる」ということは
入力を教える人とか、こんな文書を書く人以外の普通の人は、いくら毎日沢山
打っていても一切不要だからです。
ですから、配列を覚える数時間以外は、「覚えやすい・カナ字の形が似ている」こと
など打鍵に全く関係ありません。問題は、よく使うカナが打ち易い場所にあること、
また良く出てくるカナの連接に良い運指が割り当てられていることです。
要するに、数百・数千の言い回し一つ一つ、頻出単語一つ一つの運指に
「あちらを立てればこちらが立たず」の嵐に何とか折り合いを付けて、それ
ぞれに良い運指から「まあまあ」の運指を何年にも渡って割り付けていくのです。
また、それより重要なのは大量打鍵でも腱鞘炎にならないような、各指
の担当するキーの使用率の割合を確認するための大量の評価打鍵です。
そういうことが、親指シフトのカナ並べ、つまり親指シフト配列作りの
基本の基本だっちゅうことが、こいつら何んも分かっちゃおらんのだ!
のだったら、のだのだ野田議員もゆかりタンも岐阜の支部長なのだ!!(笑)
あららら、またまた熱くなってしまった。。。(^^;;
でも、何と言ってもトロンで一番笑っちゃうのが、99.9%の人が
年に一回も使わない「ゐゑゎ」が、この面に乗っていることです。
また、使うには使うけど、IMEに出してもらえるので単独では
使う必要のない「ヶヵ」もこの面に乗っています。
ちなみに私は上の「ゐゑ」は「うぃ・うぇ」で出し、「ヶヵ」は「かしょ」を変換して出しました。
「ゐゑ」は使う人は滅多にいませんし、「ヶヵ」は「いっかげつ・すうかしょ」とか
普通に打てばIMEが勝手に変換してくれるので、単独でキーに乗る必要がありません。
「ゎ」は一体どうやって出すか、今悩んでいたのですが。。(^^;;
もう二十年くらいになる打鍵生活の中で初めて出す字ですからね。
コピペで出すのも悔しいので、「もしかすると、候補にあるかも知れない」と
念のため「わ」で変換キーを叩き続けたら、14番目に出てきました\(^O^)/
でも、私みたいに毎日沢山何十年も打っているヤツでも一回も出したことのない
カナ?を貴重な単独キーに乗せるなんて、トロンチームって、本当に東大秀才??
理系専門馬鹿で、カナの選別のような文系のことは考えるのも面倒だったんでしょうね。
でも、トロンったら(ニコラもそうですが)三段の文字キーには、日本語を
打つ人なら、まず毎日何回、何十回と使う「?!」も乗ってないんですよ!!
「ゐゑゎヶヵ」なんか乗せたら、そりゃもう?!を乗せる場所がなくなって当然です。
「?!は南蛮渡来の英字記号だから排除しよう!」とか思ったんでしょうかねえ。。??
まあ、そんな2ちゃん国粋ウヨみたいなことを考える東大エリート
集団ががいるとはとても思えせんから、全くワケ分かりません。
まあ、ワケが分からん東大理系出エリートのことを、バカ田大学英文科
出の私がいくら考えても、分からんものは分からんので次行きます!
やはり、ニコラ・トロンと来た後は、足かけ二世紀の飛鳥と違って、正真正銘
の二十一世紀製、141Fさん作の「小梅配列」に触れないわけにはいきません。
小梅 1.3.0 RC
小梅配列 表(アンシフト面)
ASDF GH JKL;:]
。こかせ そ・ おのに,、:
なたてる はー んいしとBS EC
.ゅょを ゃっ うすらえ_
小梅配列 裏(同手シフト面)
ASDF GH JKL;:]
ぺよわろ ぬ 〓ひきけ「*;
つもまさ やぉ あくりめBS EC
ゆほふね むゎ ちれみへ?
小梅配列 逆(クロスシフト面)
ASDF GH JKL;:]
ぽごがぜ ぞヴ びぎげ」゛ ゜
づだでざ ばぃ ぁぐじどBS EC
ぱぼぶぷ ぴぅ ぢずぇべ!
濁音を持つ清音を裏にも置くという点では、トロンの方式を採っています。
濁音は、全て逆面に集中しているのも、トロン・ニコラと共通です。
また、句読点はニコラの伝統を受け継いでいます。
対象は、ニコラからの乗り換え組かもしれませんね。
しかし、ちゃんと給料をもらって配列をいじっていた、ニコラやトロンチーム
と違い、同じ無給開発仲間!の141Fさんに、私はきついことは言えません。
まあ、私が小梅配列について言いたいことは、ニコラやトロンについて
上で言ったこととダブるので、繰り返さないだけですが。。。(^^;;
でも、これだけは言いたい!
141Fさんは、「ゃゅょっぁぃぅぇぉ」などを打つとき、大文字の
「やゆよつあいうえお」の位置が脳裏に浮かんで、その位置に
これらの小文字が乗ってないことに、イライラしますか?
「ぅヴ」などの位置を思い出すのに、数秒とか掛かりますか?
たまにしか使わないから、すぐ打てないということはあるかもしれません。
しかしそれは評価打鍵の不足というもので、同じ配列で何ヶ月か打ってい
て、内容が頭に浮かんでいれば、秒速数打鍵で打っているはずです。
その速度で打つとき、カナの位置の覚えやすさなんて関係ないのです。
確かに、清音の位置を20覚えればそれらの濁音の位置は、新たに覚
え直さなくてもいいのですから、これはメリットのように思えます。
「そう思える」から、ニコラでもトロンでもそして小梅でもそうしているのです。
しかし、これはただ「思える」だけなんではありませんか?
飛鳥で言えば、96個のカナや記号が32キーに乗っています。
英字記号でも「?!()-%」は「ぅヴ」などより遙かに
使用率が高いので、これらは三段に含めるべきです。
日本語のカナ入力では洋数字以外は、英字記号を含めて三段の32
キー、合計96個でほぼ用が足りると、私の長い経験からも言えます。
では、濁音の20個は、濁音を除く76個の何%でしょう?
たった26%に過ぎません。
これがローマ字のように、カナ入力の1/4以下に覚えることが減ったり、
まして漢直からカナやローマ字のように数十分の一に減ったら、「覚え易さ」
という面で。覚えることが少ない方に圧倒的なメリットがあります。
(ただ、親指シフト以外の多くは1.5倍以上打鍵数が多いので
覚えた後では、そのメリットはなくなって打鍵数の多さのみ
永久に残ってしまうので、特にローマ字は問題外ですが。。。)
しかし、たったの26%覚える位置が多いことが一体何なんでしょう?
小学生でも六年生にもなれば96個の漢字を半年も掛けないで覚えるのです。
勿論、キーの位置を覚えるのより漢字の学習の方が遙かに困難です。
でも、皆んなやってますし、やってきました。
また、ローマ字の20字くらいと違って、親指シフトの人はどっちにしろ
濁音以外の76個のカナや記号を「バラバラに」覚えるのです。
指が76個覚えるのはできて、でも96個は無理だという理屈は通りません。
小文字など、同じ形の大文字には無関係の位置にあっても、滅多に使わなくても
まともなニコラタイパーなら、皆んなサクッと打っているではありませんか。
さらに言うと、濁音のカナを打つ機会は、76個の26%あるわけではありません。
濁音の出現率は合計で約10%ですから、ニコラ・トロン・小梅を含めて
「清音濁音同一キー」は打鍵の10%しか、恩恵を及ぼさないのです。
つまり打鍵の90%は、どの親指シフト方式であろうと一見「バラバラ」に
並んでいる配列で打っているのです。ニコラでも飛鳥でも同じことです。
しかし、タイプしているときにこの「バラバラさ」は意識さえされません。
タッチタイプではカナがバラバラに並んでいることなど関係がないからです。
打ち易いことが重要で、50音並びにされたら、却って皆んな打ちづらくて困るでしょう。
QWERTY配列のバラバラの英字配列を毎日目にしていて、英字ではそれを
当然として使い考えている人が、何故、カナになると、急に清音とその
濁音「だけ」は、「バラバラではいけない」と思いこむのでしょう。
配列を作る最初から、清音濁音同一キーなど思うもよらなかった
私には、これが不思議で不思議で仕方ありません。
例を一つあげれば、清音濁音同一キーでは滅多に出てこない「てす」の
運指を悪くして、「です。」の運指は良くすることができないのです。
結果、「です」の運指を良くすれば、「てす」の方の表同士の良い運指は
無駄に使われ、他の頻出連接が打ち難くなることにつながります。
飛鳥の「です」は;逆K逆の左シフト連続で打ち易いのですが、;Kの表同士は
「てす」ではなく、「たい」という重要な2音漢音であり、大和言葉の重要パート
になっているという例だけとっても、清音濁音同一キーはまずいのです。
とにかく141Fさんには、私はともかく、yfiさんが毎日あれだけの量を
飛鳥で打たれていることに、もう一度思いを致して頂きたいと思います。
ご自分の文章が何で一向に、短いままで済んでしまっているのかも。。
あれだけ、配列作りに真摯な努力を重ねてきた141Fさんに飛鳥を使えとは言いません。
しかし、どうせ親指シフトの配列作りには時間が大量に掛かるのですから、
騙されたと思って飛鳥を一ヶ月くらい試してくれたらなと思います。
それから、飛鳥を越えるものに小梅を進化させるというのは如何でしょう?
飛鳥を試してくれさえすれば、私の言っている「清音濁音同一キー」の馬鹿らしさが
分かるはずです。それを捨てたら、どんなに大きいメリットがあるかも分かります。
配列の自由度が圧倒的に広がるのです。
強い指が打つ打ちやすいキーを活用し倒せるのです。
飛鳥は無理としても、これだけは5分でできるので試してくれると嬉しいです。
つまり、小梅のホーム段の
づだでざ ばぃ ぁぐじどBS EC の「づぐ」を入れ替えるのです。
ぐだでざ ばぃ ぁづじどBS EC
こうすると「つづ」の連接がほとんどを占める「づ」にとって、「つづ」
が交互打鍵になり、打ち易くなります。シフトの連続が利くエミュなら、
左シフトが連続するのでそれも体験できます。
でも、Kの逆に0.05%の「づ」など、勿体なさ過ぎる!
ということで、どうせ崩すなら、更に「じづ」を入れ替えます。
「しじ」の連続もL表K逆のアルペジオで打ち易くなります。
つまり↓のようになります。
ASDF GH JKL;:]
ぐだでざ ばぃ ぁじづどBS EC
この段で最高の出現率の「じ(1.49%)」が最上の位置K逆に行くのです
から、打ち易いはずです。まあ、「ぐ」のL逆は贅沢なのですが。。
それに、J逆に飛鳥では2.26%の「る」が乗っていてもう7年無問題なんですが、
何と!小梅だとその1/200しか出現しない「ぁ」が乗ってるんですねえ。。。
まあ、それを言い出したら一から作り直しになるので、そちらにお任せしますが。。(^^;;
これだけでも、清音とその濁音が同じキーにあることに何の意味もないことが実感
できるはずです。弊害の方が圧倒的に多いことも実感できるテストになるでしょう。
ただ、清音濁音同一キーはニコラ以来やってきたようなので、少し慣れるのに時間
が掛かるかも知れません。でも、悪い習慣は改めるに越したことはありません。
干渉が過ぎたら、済みません>141Fさん
------------------------------挿入開始-----------------------------
まあ、干渉ついでに、次のことも挿入しておきます。
いつも間違い探しのつもりで推敲するのですが、自分の文章を読み返す度に何か
思いつくので、推敲というより挿入の嵐になってしまうののが困りものですが。。
で、上の記事でトロンの文字キーに「ゐゑゎヶヵ」が乗っていて「?!」がないと
いう文章を挿入していたら、小梅にも!はあっても?がないことに気付きました。
(配列表を何回目で探しても、?がなかったので実は?が
ないことを前提にして長いのを書いてしまいました。
しかし、推敲の推敲をしているとき念のため配列表の「?」
を検索してみたら、悪名高い「ろキー」の裏に乗ってました!
「?は当然逆だろう」と思って、逆ばかり探していたためのポカです。
ということで、あの長いのを書き直します。。。(>_<) )
「?」は、多くの人には必須なので文字段に乗っていないのは大問題です。
(いや、乗るには乗っていたけど、「ろ」キーは問題と書き直そう。。(^^;;)
2ちゃんデータでも「?」は、「ふひぶむぎ」など多数の由緒正しい
カナを押さえて0.44%と、堂々の60位にランクインしていますからね。
(だからあ、乗ってるんだって(`´メ)!!>自分)
ここで、下段逆を↓のようにしたらどうでしょうか?
(ここで、?を文字段に乗せるではなく、ろキーを使わないに方向転換!)
ぱぼぶぷ ぴぅ ぢずぇぺ!
↓
ぱぼぶぷ ぴぢ !ずべ? (「ろ」キーは遠いので使わない)
「ぢ」を遠いNに持っていったのは、近いMに乗せた!の方が百倍使うからです。
(「清音濁音同一キー」??だから、そんな打ちやすさと無関係な
お役所の規則みたいなのは、もういい加減に忘れてっ!!)
こうすると、?を打つキーは、英文・ローマ字・JISカナと一致します。
0.02%の「ぇ」と0%の「ぅ」は、上段逆に下のように移します。
ぽごがぜ ぞヴ びぎげ」゛ ゜
↓
ぽごがぜ ぞヴ びぎげ」ぇぅ
文字段を追い出された「゛゜」は、私のような配列ネタを沢山書く人間
でも、数ヶ月に一回使う程度で、一般人は一生使う必要のないものです。
これらは飛鳥のように上段の数字キーの裏にでも移したらいいでしょう。
(飛鳥の「゛゜」は親指と人差し指の超大股開きの5と7の裏(数字は標準配列)
しかし、上のようにすると、ここでも「へべ」の同一キーが崩れます。
しかし、.逆は、飛鳥(JISカナでも)では、10位以内にランクインしている
読点(、)の置いてある良い場所なので「べ」絡みの言葉が打ち易くなります。
N.の逆という良い位置に「ぅぇ」などという、「べ(0.16%)」
の1/10もない出現率のカナを乗せるのは勿体なさ過ぎです。
こうすると、「へべ」が同一キーにあることより、打ちやすいキーによく
使うカナがある方がメリットが遙かに大きいことが理解できるはずです。
どうせ「べ」を含む言葉を打つ時は、「へ」のことなど頭に浮かばないので、「へ」
の位置がどこかは何も関係がなかったということが、ここでも実感できるでしょう。
しかし、0.16%の「へ」を.逆という良い位置に置くのは勿体ない。
(飛鳥(とJISカナ)の.逆は「。」という超メジャー記号です)
(「ちぢ」についても同様ですが省略します。とこんなもんで、
括弧でくくる推敲の推敲の推敲の修正は終われる模様(^^;;)
とか言っていたら、また全面改定になるのでこれもそちらに丸投げしてっと。。。
----------------------------------挿入終了-----------------------------
ということで、イブイブなのに一気に526行打ってしまったけど、一万字越えてるか確認。。。
9,200字行か。。
ここまでで10,045字で一万字越えてるけど、さっきアメブロの管理画面で
ヘルプ見たら、上限がいつの間にか二万字になってるから続けちゃおっと!
(推敲で、文章を挿入しまくっているので、上の数字は変わっています。)
では、清音濁音同一キーを捨てたとき、どんなに配列の自由度が増して、打ち易い
キーに出現率の高いカナを載せられるか、下の記事でグラフを使って示してみます。
上で書いたことを覚えていれば、目で見えるので、問題意識を持って
グラフを見て貰えればと思います。
コメントしつつ画像を見てもらった方が分かりやすいのですが、
私、ダダダッと文章を書く方が性にあっているもので。。
しかし、このブログに前に画像を貼ったら、小さくしか表示
できなかったので見えるかどうか。。
もし見えなかったら、右クリックして「画像を表示」で見てください。
では、↓のページに各方式のホーム段のみの各キー使用率のグラフを貼ります。
-------------------------------------------------------------
これと、一つ下の記事はイブにアップ後、家に帰って推敲
を重ねたら、更に更に更に長くなってしまいました。。(^^;;
既にイブにこの二つの記事を長時間掛けて読んでしまわれた方は、
とてももう一度読み返す気にはならないとは思います。
しかし、新しいことも大分長崎福岡熊本宮崎は九州っと。。?(゚_。)?
じゃなくて!大分追加してあるので、一応お知らせしておきます。
(今、ボケ突っ込みやってて思ったんですけど、「大分県」の「分」
って、大分県だけどうして「いた」って読むんでしょうかねえ??
-----------------------------------------------------------------------
実は私は、飛鳥ブログを何人が見てるかとかに殆ど興味がありませんでした。
だって前世紀、私は数ヶ月で十万ヒットのHP作ったことがありますが、
それで何か良いことが起こるとかなかったですからね。
で、きっと10人前後の物好きが、長いばかりで更新の少ないここを、
一週間に一回位の割合でチェックしてるんだろうなと思ってました。
でも、数人でも読む人がいれば励みになるし、また、バックアップなど面倒で一切
やらないズボラな私には、重要なバックアップになると思って書いてきたわけです。
数人でも、読んでいれば私のしたことは、自分がいなくなっても残るわけですし。
ところが最近、アメブロでは簡単にアクセス解析が見れるようになりました。
で、念のため見てみると、先週なんか一週間で二千人近くアクセスしてるんですね。
あたし、きっこさんじゃないけど、それこそビックル一気飲みしちゃいました。(笑)
これって、毎日三百人近いんですから。
と知ったら、クリスマスのこの時期にいくら何でも、何か
長いのを書いて更新しないというわけにはいかんでしょう。
ということで、二回にわたってちょっと凝ったのを、クリスマスプレゼントとして
お贈りします。特に、よりにもよってイブの今日読んでいるあなたには、愛を込めて。。。
って、こんな理屈っぽいプレゼント、誰も要らないかあ。。(^^;;
とまあそういうワケで、よせばいいのにまた持ち前のサービス精神が出てきて、
イブイブを棒に振りつつある今日この頃、皆さん、シングルベルしてますかあ?
ここで、話をクルリンパッと表題に戻してっと。。
まず、1980年頃に富士通のワープロ専用機用に登場して今も唯一、親指シフト
の専用キーボードが売られている(実際に見たことはないが。。)ニコラ配列
から見てゆくとしましょう。
ニコラ配列 表(アンシフト面)
ASDF GH JKL;:]
。かたこ さら ちくつ, 、*
うしてけ せは ときいんBSEC
.ひすふ へめ そねほ・無無
表には、濁音を持つ全ての清音(カサタハ行)20個が出現率の
多寡を問わずに全て載せられています。
残った10キーには、「ういん」などトップレベルの出現率の濁音
を持たないカナを打ち易いキーに載せ、「ね」のような低出現率
のカナにも「,」と、分不相応な良い位置を与えています。
カナの分類を優先した規則のため、打ち易いキーが余ったから
でしょうが、「ね」に,表とは、贅沢なことです。
親指がシフトキーに固定されてしまう親指シフトでは、人差し指が伸び切る
RTYUGHキーには、飛鳥ではシフト面を含め乗せているカナの出現率の
合計は1%にもなりません。しかし、ニコラではこの表面のみで合計10%にも
達してしまっています。
また、句読点も打ち易い位置とは言えませんがQP、(Pは後にニコラ
配列になったとき、打ち易い@に変更)の表に乗りました。
英文・ローマ字、JISカナ共通の,.の位置に句読点を置いた方が感覚的
に「落ち着く」と思うのですが、Q@では、それこそ「浮き上がる」感じ
で、句読点には向いてないと思うんですがね。
一番弱い両小指になんと!出現率二位と三位の「うん」を乗せたのは
小指の担当する他のカナの数を最小限にして、同指縦連や同指連打が
起こるのが一番簡単に防ぐためのようです。
Zと/にカナが乗ってないのは、明らかに何百打鍵に一回とかで起こる
「ん」との同指縦連を避けたためで、貴重な表のキーの無駄遣いです。
Z/は打つのに若干時間が掛かると言っても、基準の人差し指をホームキーから
一切動かさずに打てる貴重なキーなので、1%程度の有効利用はすべきなんです。
ニコラ配列 裏(同手シフト面)
ASDF GH JKL;:
ぁえりゃ れよ にるまぇ-
をあなゅ もみ おのょっBSBS
ぅーろや ぃぬ ゆむわぉ
裏には、「ういん」ほどの出現率はない濁音を持たない
清音を中心に載せています。
この面も、人差し指に負担を与えるRTYUGHキーの使用率の合計は
7%もあります。飛鳥ではこれらのキーの裏面には、「ぁぅぢ~ぉぬ」
しか乗っていませんから、使用率は合計で0.1%にも達しません。
また、ニコラのこの面は「ゃゅょ・ぁぃぅぇぉ」の小文字を全て
裏にして「規則性」を持たせています。
しかし、「ゃゅょ」などは本来速く打つためには「イ以外のイ行」と
交互打鍵にすべきで、「きょぎょちょ」のように同手連打になったり、
「しょじょひょ」のように交互打鍵になったりと、打鍵という意味
での統一性を欠きます。
しかし、ニコラはカナを上手く「形が似ている」等が理由の単純で
分かりやすい規則に合わせて並べる考え方ですから、肝心の打ち
やすさのための規則性には考えが及ばなかったようです。
これらの小文字の打鍵感をよく確かめると、「ゃゅょ」に関しては倍速で発声する
ため二倍速で打ちたいのに、それがシフトのためとか同手連打のためにやりにくくな
ります。交互打鍵のものはやりやすいのですが、これでは打鍵感に統一性を欠きます。
また、「ぁぃぅぇぉ」が0.01~0.03%の低出現率の割りには打ち易すぎる
(他のもっと出現率の高いカナが、しわ寄せを受けて打ち難くなっている)
などの多くの問題を孕んでいます。
他に、小文字に関しては大文字である「やゆよあいうえお」と位置的な
一致がないことで、逆で述べる「清音とその濁音を同一キーにおいて
覚えやすいということが重要」という考えと矛盾を生じています。
(「ぁぃぅぇぉ」をその大文字がある良いキーに割り付けるわけにはいかないのは分
かるのですが、ここで本来は、清音とその濁音を別のキーに置く決断が必要だった)
「っ」の;裏という位置は「;は右のホームキーだし、裏でも速く打てる。
どっちにしろ、JISカナのZの逆よりマシ」ということと、これも右の
他のカナや記号と連続しないことで、ここに決められたのでしょう。
弱い指に出現率の高いカナを載せているので、ゆっくり、短い文を少し
だけ打つ人には良くても、大量打鍵に向いていないことは明らかです。
数百~数千打鍵に一回の同指連打の幾つかを逃げ回った挙げ句、大量打鍵
では指に無用な負担をかけるという、本末転倒な事態を招いています。
弱い指に無理をさせ、強い指を活躍させない配列と言えます。
ニコラ配列 逆(クロスシフト面)
ASDF GH JKL;:
無がだご ざぱ ぢぐづぴ ゛
ヴじでげ ぜば どぎぽっBSEC
無びずぶ べぷ ぞぺぼ無
ご存じ、清濁併せ飲む、じゃなくて「清音濁音同一キー」のニコラの逆面です。
しかし、上で述べたように小文字では大文字とキーを一致させてないのに、ユーザーは
ニコラで打てるのです。特に、使用率の少ない「ぁぃぅぇぉ」など滅多に使わないのに
皆んなちゃんと練習して「ファン・チェーン・フォーク」とかをサクッと打てるのを
制作者は期待して、そう配列したのでしょう。
それなのに、ア行の小文字より何十倍とか出てくる濁音は「覚えにくい」として、
清音の逆にその濁音を置いているのは、そもそもが矛盾しています。
打つ機会が多いものほど、簡単にその位置が記憶に定着するのですから。
つまり、「がでじ」のような高出現率のカナは、清音キーの位置と無関係に
置いてあっても、何しろ一分で一回以上出てくるわけですから、ア行の小文字
などと違って、すぐ指は覚えてくれるのです。
まあ、「位置を覚え(というより想起し)易い」ことは悪いことではないので
良しとしても、濁音中一番の出現率を誇る「が」がW逆にあるのは、頻繁に打つ
だけに辛いはずです。
一方で、無茶苦茶打ち易い強く速い右手のホームL逆には「が」の1/10の出現率
もない「ぐ」が、清音濁音同一キーの錦の御旗の下
無理矢理置かれています。
この「清音濁音同一キー」の法則こそ、「打ちにくいキーを沢山打たせる無理」
と、その逆の「強く余裕がある指を遊ばせている無駄」を生むの元凶なのです。
「打ち難いキー」とは、指に負担のあるキーです。また打鍵をしに行くにも
ホームに戻すのに時間がかかるキーなのを、よくよく考える必要があります。
ニコラの人だって、「ファール・フォント・フェーン現象・フィンガー」とかを
サクッと「打てている」のです。これらの小文字の位置が大文字の「あおえ」と
無関係なことなど、打ってるときは意識すらされません。
これらの小文字を使う機会が、「が」などの1/100しかなくても、「あおえ」のキーとは
違うキーにこれらが置いてあっても、指はちゃんと「ぁぉぇ」の位置を覚えるのです。
ですから、「ぇぉ」などの百倍出てくる「が」を無理に「か」(W逆)
に置く「清音濁音同一キー」は、百害あって一利なしなんですがねえ。。。
さて、また熱くなってきて、yfiさんに怒られそうなので。。(^^;;
しかし、私が腐るほど書いてきた「ニコラのRTYUGHVキーの使い過ぎ」
は、大量打鍵時に確実に左右の人差し指を痛める原因になることだけは、何度
強調しても、し過ぎということはありません。
お次は、ニコラ(というより富士通親指シフト配列)の数年後に登場した
トロン配列に行きます。
おなじみトロン技術の生みの親であり育ての親の東大のエリート集団、
坂村教授のグループによるトロンBのPCの専用キーボードで使う
ことを前提にした親指シフト配列です。
まあ、トロン・キーボードは、それでも小梅や飛鳥と違って実際作られたよう
ですが、私を含めてこれを読んでいる人は誰一人持っているどころか触った
こともないでしょうから、やはり親指シフトエミュで一般のキーボードで
使うことを前提に考えてみます。
トロン配列 表(アンシフト面)
ASDF GH JKL;:
らるこは ょき のくあれー
たとかて もを いうしん無
まりにさ なす つ、。っ
まず、相変わらずRTYUGHキーに高い出現率のカナが乗っています。
明らかに、配列作成の試行錯誤不足、評価打鍵不足でしょう。
まあ、トロンキーボードはこれらのキーが打ち易いのかも知れませんが、
それにしたって、人差し指に最強の中指の倍の6個のキーを、それも
高出現率のカナを乗せるのは無謀です。
毎日数時間、数ヶ月でもうち続ける飛鳥流の評価打鍵をすれば、
人差し指に支障が生じないはずがないでしょう。
飛鳥では1%使っていないRTYUGHキー使用率の合計は
この面だけで12%にも達していて、ニコラすら抜いています。
まあ、ユーザーが腱鞘炎になっても人差し指の多すぎる担当キー
のために、「選び打ち」になっても、シフト率の数字さえ低くなれば
よいという思想?が、見事にこの面に出ています。
あと、このトロンの裏面ではニコラとの大きな違いが生まれています。
まず、英文・ローマ字と一致した位置に句読点は置かれました。
勿論、シフトしないことを除くと、JISカナとも共通しています。
ただ、出現率三位の「ん」に関しては何でもくっつく「ん」と連続するカナの
少ない右小指担当の;表というニコラと同じ位置に置かれたのは、進歩なし!
ニコラとの最も大きな違いは、濁音を持つ清音のうち「こはきくたとかてさすつ」の
11個しか表に置いていないことです。出現率の落ちる残り9個は裏に回されています。
これは、ニコラが清音を出現率に無関係に全て表に置いたことで、
シフト率が増えたのを減らすためでしょう。
また、「ゃゅょ」の中で、「ょ」だけ表に出ています。
これは、トロンチームの使っていたカナ出現率データでは
「ょ」の方が「ゅ」より大分出現率が高かったせいだと思われます。
ちなみに、教科書データでは「ゅ」1.23%、「ょ」1.05%と若干「ゅ」が多く、
2ちゃんデータでは「ゅ」0.58%、「ょ」1.22%と「ょ」の圧勝です。
しかし、「ゅ」の少ないことでも分かる通り、2ちゃんの「ょ」は漢熟語より
むしろ、「でしょう?正直言って」のような言葉遣いが効いての数字のようです。
また、教科書では0.31%とかなり出現率の落ちる「ゃ」も、2ちゃんでは0.58%
と「ゅ」と同じ出現率を持ちます。これは、教科書にはほぼ皆無の口語語尾、
「~ちゃった/て等」が利いているようです。
教科書では拗音を含む漢熟語が多いので「ゅょ」は同じ程度使われ、
口語で多用される「~しょう。ちゃった」という語尾が皆無なので、
教科書では「ゃ」が極端に少なくなっているということのようです。
このように文体によって大きく出現率変わりますから、「ゃ・ゅ・ょ」は
同じ扱いにしないと、過半数の拗音絡みの漢熟語は打ち易くても、口語や
「ゃゅ」絡みの漢熟語が打ち難くなったり、あるいはその逆になります。
拗音音節の打鍵の統一性とその発声の速さから、やはり「ゃゅょ」は
飛鳥のように全て表に出すべきですし、同じ側に統一すべきでしょう。
まあ、同じ側に統一するためには、飛鳥のように「イ以外のイ段は全て左」
のような、拗音音節に焦点を当てた配列にする必要がありますが。。
とにかく標本によって変わりやすいデータを重視しすぎてキー位置を
決めるより、発声の通り打てるように位置を決めることが重要です。
もし、トロンも膨大な評価打鍵の上で配列したら、「ょ」のみ表に出す
というような中途半端なことにはならなかったはずです。
トロン配列 裏(同手シフト面)
ASDF GH JKL;:
ひそ・は ほえ けめむろ無
ぬねゅよ ふお ちうーみや無
ぇぉせゆ へわ ぃぁ゜ぅ
出現率5位の「の」のような高出現率のカナを表に移したことで、
裏の使用率はニコラに比べて大分減っています。
しかし、指を伸ばす打鍵を要するGH列に「、へ」は別としても、「ほえふおわ」
のような0.5%~1%という出現率が低いとは言えないカナが載っています。
RTYUGHキーの使用率は、「ぁぅぢ~ぉぬ」しか乗っていない飛鳥の0.15%の
40倍近い5.9%に達します。
これでは、やはりトロンも、ニコラほどではないにしろ
人差し指に辛い配列であることには変わりありません。
(゚〇゚;)!、C裏の「せ」が飛鳥と同じだ。。(って、今見て気付いた。。(^^;;)
トロン配列 逆クロスシフト面)
ASDF GH JKL;:
びぞごば ぼぎ げぐ無ゐ+
だどがで ぶ・ ぢヴじゑ無
ヵヶぜざ べず づ, . ゎ無
指が伸び切るRTYUGHキーの使用が飛鳥の数十倍あるのは相変わらずで、
ニコラに比べてさえ2倍程度の使用率になっています。これじゃあ。。以下略!
またこの逆面は、「ニコラの呪い」である「清音濁音同一キー」を踏襲しています。
つまり、濁音は「全て」この面にあります。
違いは、ニコラが逆に乗っている濁音のあるキーの表は必ずその清音なのに対して、
トロンは逆に乗っている濁音の清音が表であるか、或いは裏であるかは一分位出現率
を考慮して考えないといけない、という意味で「規則性に欠ける」ということです。
しかし、一秒で数打鍵打つ普通の入力ではそんな悠長なことは言ってられません。
「ファッション」であろうと、「コンピュータ」であろうと、「座禅」であろうと
「銅像」であろうと一気に打つのです。
今打っているカナ以外にそのキーにどんな二つのカナが乗っているかなんて
意識するヒマなんて、これっぽっちも打ってるときにはないのです。
いや、よく考えたって、一般人は今打ったキーの他の面に何が乗ってるか
なんて言えないものです。
打鍵自体が、「カナ→指が勝手にそのキーを打つ」の一方交通だからです。
逆方向の「キーの位置→そこに乗っているカナが何か当てる」ということは
入力を教える人とか、こんな文書を書く人以外の普通の人は、いくら毎日沢山
打っていても一切不要だからです。
ですから、配列を覚える数時間以外は、「覚えやすい・カナ字の形が似ている」こと
など打鍵に全く関係ありません。問題は、よく使うカナが打ち易い場所にあること、
また良く出てくるカナの連接に良い運指が割り当てられていることです。
要するに、数百・数千の言い回し一つ一つ、頻出単語一つ一つの運指に
「あちらを立てればこちらが立たず」の嵐に何とか折り合いを付けて、それ
ぞれに良い運指から「まあまあ」の運指を何年にも渡って割り付けていくのです。
また、それより重要なのは大量打鍵でも腱鞘炎にならないような、各指
の担当するキーの使用率の割合を確認するための大量の評価打鍵です。
そういうことが、親指シフトのカナ並べ、つまり親指シフト配列作りの
基本の基本だっちゅうことが、こいつら何んも分かっちゃおらんのだ!
のだったら、のだのだ野田議員もゆかりタンも岐阜の支部長なのだ!!(笑)
あららら、またまた熱くなってしまった。。。(^^;;
でも、何と言ってもトロンで一番笑っちゃうのが、99.9%の人が
年に一回も使わない「ゐゑゎ」が、この面に乗っていることです。
また、使うには使うけど、IMEに出してもらえるので単独では
使う必要のない「ヶヵ」もこの面に乗っています。
ちなみに私は上の「ゐゑ」は「うぃ・うぇ」で出し、「ヶヵ」は「かしょ」を変換して出しました。
「ゐゑ」は使う人は滅多にいませんし、「ヶヵ」は「いっかげつ・すうかしょ」とか
普通に打てばIMEが勝手に変換してくれるので、単独でキーに乗る必要がありません。
「ゎ」は一体どうやって出すか、今悩んでいたのですが。。(^^;;
もう二十年くらいになる打鍵生活の中で初めて出す字ですからね。
コピペで出すのも悔しいので、「もしかすると、候補にあるかも知れない」と
念のため「わ」で変換キーを叩き続けたら、14番目に出てきました\(^O^)/
でも、私みたいに毎日沢山何十年も打っているヤツでも一回も出したことのない
カナ?を貴重な単独キーに乗せるなんて、トロンチームって、本当に東大秀才??
理系専門馬鹿で、カナの選別のような文系のことは考えるのも面倒だったんでしょうね。
でも、トロンったら(ニコラもそうですが)三段の文字キーには、日本語を
打つ人なら、まず毎日何回、何十回と使う「?!」も乗ってないんですよ!!
「ゐゑゎヶヵ」なんか乗せたら、そりゃもう?!を乗せる場所がなくなって当然です。
「?!は南蛮渡来の英字記号だから排除しよう!」とか思ったんでしょうかねえ。。??
まあ、そんな2ちゃん国粋ウヨみたいなことを考える東大エリート
集団ががいるとはとても思えせんから、全くワケ分かりません。
まあ、ワケが分からん東大理系出エリートのことを、バカ田大学英文科
出の私がいくら考えても、分からんものは分からんので次行きます!
やはり、ニコラ・トロンと来た後は、足かけ二世紀の飛鳥と違って、正真正銘
の二十一世紀製、141Fさん作の「小梅配列」に触れないわけにはいきません。
小梅 1.3.0 RC
小梅配列 表(アンシフト面)
ASDF GH JKL;:]
。こかせ そ・ おのに,、:
なたてる はー んいしとBS EC
.ゅょを ゃっ うすらえ_
小梅配列 裏(同手シフト面)
ASDF GH JKL;:]
ぺよわろ ぬ 〓ひきけ「*;
つもまさ やぉ あくりめBS EC
ゆほふね むゎ ちれみへ?
小梅配列 逆(クロスシフト面)
ASDF GH JKL;:]
ぽごがぜ ぞヴ びぎげ」゛ ゜
づだでざ ばぃ ぁぐじどBS EC
ぱぼぶぷ ぴぅ ぢずぇべ!
濁音を持つ清音を裏にも置くという点では、トロンの方式を採っています。
濁音は、全て逆面に集中しているのも、トロン・ニコラと共通です。
また、句読点はニコラの伝統を受け継いでいます。
対象は、ニコラからの乗り換え組かもしれませんね。
しかし、ちゃんと給料をもらって配列をいじっていた、ニコラやトロンチーム
と違い、同じ無給開発仲間!の141Fさんに、私はきついことは言えません。
まあ、私が小梅配列について言いたいことは、ニコラやトロンについて
上で言ったこととダブるので、繰り返さないだけですが。。。(^^;;
でも、これだけは言いたい!
141Fさんは、「ゃゅょっぁぃぅぇぉ」などを打つとき、大文字の
「やゆよつあいうえお」の位置が脳裏に浮かんで、その位置に
これらの小文字が乗ってないことに、イライラしますか?
「ぅヴ」などの位置を思い出すのに、数秒とか掛かりますか?
たまにしか使わないから、すぐ打てないということはあるかもしれません。
しかしそれは評価打鍵の不足というもので、同じ配列で何ヶ月か打ってい
て、内容が頭に浮かんでいれば、秒速数打鍵で打っているはずです。
その速度で打つとき、カナの位置の覚えやすさなんて関係ないのです。
確かに、清音の位置を20覚えればそれらの濁音の位置は、新たに覚
え直さなくてもいいのですから、これはメリットのように思えます。
「そう思える」から、ニコラでもトロンでもそして小梅でもそうしているのです。
しかし、これはただ「思える」だけなんではありませんか?
飛鳥で言えば、96個のカナや記号が32キーに乗っています。
英字記号でも「?!()-%」は「ぅヴ」などより遙かに
使用率が高いので、これらは三段に含めるべきです。
日本語のカナ入力では洋数字以外は、英字記号を含めて三段の32
キー、合計96個でほぼ用が足りると、私の長い経験からも言えます。
では、濁音の20個は、濁音を除く76個の何%でしょう?
たった26%に過ぎません。
これがローマ字のように、カナ入力の1/4以下に覚えることが減ったり、
まして漢直からカナやローマ字のように数十分の一に減ったら、「覚え易さ」
という面で。覚えることが少ない方に圧倒的なメリットがあります。
(ただ、親指シフト以外の多くは1.5倍以上打鍵数が多いので
覚えた後では、そのメリットはなくなって打鍵数の多さのみ
永久に残ってしまうので、特にローマ字は問題外ですが。。。)
しかし、たったの26%覚える位置が多いことが一体何なんでしょう?
小学生でも六年生にもなれば96個の漢字を半年も掛けないで覚えるのです。
勿論、キーの位置を覚えるのより漢字の学習の方が遙かに困難です。
でも、皆んなやってますし、やってきました。
また、ローマ字の20字くらいと違って、親指シフトの人はどっちにしろ
濁音以外の76個のカナや記号を「バラバラに」覚えるのです。
指が76個覚えるのはできて、でも96個は無理だという理屈は通りません。
小文字など、同じ形の大文字には無関係の位置にあっても、滅多に使わなくても
まともなニコラタイパーなら、皆んなサクッと打っているではありませんか。
さらに言うと、濁音のカナを打つ機会は、76個の26%あるわけではありません。
濁音の出現率は合計で約10%ですから、ニコラ・トロン・小梅を含めて
「清音濁音同一キー」は打鍵の10%しか、恩恵を及ぼさないのです。
つまり打鍵の90%は、どの親指シフト方式であろうと一見「バラバラ」に
並んでいる配列で打っているのです。ニコラでも飛鳥でも同じことです。
しかし、タイプしているときにこの「バラバラさ」は意識さえされません。
タッチタイプではカナがバラバラに並んでいることなど関係がないからです。
打ち易いことが重要で、50音並びにされたら、却って皆んな打ちづらくて困るでしょう。
QWERTY配列のバラバラの英字配列を毎日目にしていて、英字ではそれを
当然として使い考えている人が、何故、カナになると、急に清音とその
濁音「だけ」は、「バラバラではいけない」と思いこむのでしょう。
配列を作る最初から、清音濁音同一キーなど思うもよらなかった
私には、これが不思議で不思議で仕方ありません。
例を一つあげれば、清音濁音同一キーでは滅多に出てこない「てす」の
運指を悪くして、「です。」の運指は良くすることができないのです。
結果、「です」の運指を良くすれば、「てす」の方の表同士の良い運指は
無駄に使われ、他の頻出連接が打ち難くなることにつながります。
飛鳥の「です」は;逆K逆の左シフト連続で打ち易いのですが、;Kの表同士は
「てす」ではなく、「たい」という重要な2音漢音であり、大和言葉の重要パート
になっているという例だけとっても、清音濁音同一キーはまずいのです。
とにかく141Fさんには、私はともかく、yfiさんが毎日あれだけの量を
飛鳥で打たれていることに、もう一度思いを致して頂きたいと思います。
ご自分の文章が何で一向に、短いままで済んでしまっているのかも。。
あれだけ、配列作りに真摯な努力を重ねてきた141Fさんに飛鳥を使えとは言いません。
しかし、どうせ親指シフトの配列作りには時間が大量に掛かるのですから、
騙されたと思って飛鳥を一ヶ月くらい試してくれたらなと思います。
それから、飛鳥を越えるものに小梅を進化させるというのは如何でしょう?
飛鳥を試してくれさえすれば、私の言っている「清音濁音同一キー」の馬鹿らしさが
分かるはずです。それを捨てたら、どんなに大きいメリットがあるかも分かります。
配列の自由度が圧倒的に広がるのです。
強い指が打つ打ちやすいキーを活用し倒せるのです。
飛鳥は無理としても、これだけは5分でできるので試してくれると嬉しいです。
つまり、小梅のホーム段の
づだでざ ばぃ ぁぐじどBS EC の「づぐ」を入れ替えるのです。
ぐだでざ ばぃ ぁづじどBS EC
こうすると「つづ」の連接がほとんどを占める「づ」にとって、「つづ」
が交互打鍵になり、打ち易くなります。シフトの連続が利くエミュなら、
左シフトが連続するのでそれも体験できます。
でも、Kの逆に0.05%の「づ」など、勿体なさ過ぎる!
ということで、どうせ崩すなら、更に「じづ」を入れ替えます。
「しじ」の連続もL表K逆のアルペジオで打ち易くなります。
つまり↓のようになります。
ASDF GH JKL;:]
ぐだでざ ばぃ ぁじづどBS EC
この段で最高の出現率の「じ(1.49%)」が最上の位置K逆に行くのです
から、打ち易いはずです。まあ、「ぐ」のL逆は贅沢なのですが。。
それに、J逆に飛鳥では2.26%の「る」が乗っていてもう7年無問題なんですが、
何と!小梅だとその1/200しか出現しない「ぁ」が乗ってるんですねえ。。。
まあ、それを言い出したら一から作り直しになるので、そちらにお任せしますが。。(^^;;
これだけでも、清音とその濁音が同じキーにあることに何の意味もないことが実感
できるはずです。弊害の方が圧倒的に多いことも実感できるテストになるでしょう。
ただ、清音濁音同一キーはニコラ以来やってきたようなので、少し慣れるのに時間
が掛かるかも知れません。でも、悪い習慣は改めるに越したことはありません。
干渉が過ぎたら、済みません>141Fさん
------------------------------挿入開始-----------------------------
まあ、干渉ついでに、次のことも挿入しておきます。
いつも間違い探しのつもりで推敲するのですが、自分の文章を読み返す度に何か
思いつくので、推敲というより挿入の嵐になってしまうののが困りものですが。。
で、上の記事でトロンの文字キーに「ゐゑゎヶヵ」が乗っていて「?!」がないと
いう文章を挿入していたら、小梅にも!はあっても?がないことに気付きました。
(配列表を何回目で探しても、?がなかったので実は?が
ないことを前提にして長いのを書いてしまいました。
しかし、推敲の推敲をしているとき念のため配列表の「?」
を検索してみたら、悪名高い「ろキー」の裏に乗ってました!
「?は当然逆だろう」と思って、逆ばかり探していたためのポカです。
ということで、あの長いのを書き直します。。。(>_<) )
「?」は、多くの人には必須なので文字段に乗っていないのは大問題です。
(いや、乗るには乗っていたけど、「ろ」キーは問題と書き直そう。。(^^;;)
2ちゃんデータでも「?」は、「ふひぶむぎ」など多数の由緒正しい
カナを押さえて0.44%と、堂々の60位にランクインしていますからね。
(だからあ、乗ってるんだって(`´メ)!!>自分)
ここで、下段逆を↓のようにしたらどうでしょうか?
(ここで、?を文字段に乗せるではなく、ろキーを使わないに方向転換!)
ぱぼぶぷ ぴぅ ぢずぇぺ!
↓
ぱぼぶぷ ぴぢ !ずべ? (「ろ」キーは遠いので使わない)
「ぢ」を遠いNに持っていったのは、近いMに乗せた!の方が百倍使うからです。
(「清音濁音同一キー」??だから、そんな打ちやすさと無関係な
お役所の規則みたいなのは、もういい加減に忘れてっ!!)
こうすると、?を打つキーは、英文・ローマ字・JISカナと一致します。
0.02%の「ぇ」と0%の「ぅ」は、上段逆に下のように移します。
ぽごがぜ ぞヴ びぎげ」゛ ゜
↓
ぽごがぜ ぞヴ びぎげ」ぇぅ
文字段を追い出された「゛゜」は、私のような配列ネタを沢山書く人間
でも、数ヶ月に一回使う程度で、一般人は一生使う必要のないものです。
これらは飛鳥のように上段の数字キーの裏にでも移したらいいでしょう。
(飛鳥の「゛゜」は親指と人差し指の超大股開きの5と7の裏(数字は標準配列)
しかし、上のようにすると、ここでも「へべ」の同一キーが崩れます。
しかし、.逆は、飛鳥(JISカナでも)では、10位以内にランクインしている
読点(、)の置いてある良い場所なので「べ」絡みの言葉が打ち易くなります。
N.の逆という良い位置に「ぅぇ」などという、「べ(0.16%)」
の1/10もない出現率のカナを乗せるのは勿体なさ過ぎです。
こうすると、「へべ」が同一キーにあることより、打ちやすいキーによく
使うカナがある方がメリットが遙かに大きいことが理解できるはずです。
どうせ「べ」を含む言葉を打つ時は、「へ」のことなど頭に浮かばないので、「へ」
の位置がどこかは何も関係がなかったということが、ここでも実感できるでしょう。
しかし、0.16%の「へ」を.逆という良い位置に置くのは勿体ない。
(飛鳥(とJISカナ)の.逆は「。」という超メジャー記号です)
(「ちぢ」についても同様ですが省略します。とこんなもんで、
括弧でくくる推敲の推敲の推敲の修正は終われる模様(^^;;)
とか言っていたら、また全面改定になるのでこれもそちらに丸投げしてっと。。。
----------------------------------挿入終了-----------------------------
ということで、イブイブなのに一気に526行打ってしまったけど、一万字越えてるか確認。。。
9,200字行か。。
ここまでで10,045字で一万字越えてるけど、さっきアメブロの管理画面で
ヘルプ見たら、上限がいつの間にか二万字になってるから続けちゃおっと!
(推敲で、文章を挿入しまくっているので、上の数字は変わっています。)
では、清音濁音同一キーを捨てたとき、どんなに配列の自由度が増して、打ち易い
キーに出現率の高いカナを載せられるか、下の記事でグラフを使って示してみます。
上で書いたことを覚えていれば、目で見えるので、問題意識を持って
グラフを見て貰えればと思います。
コメントしつつ画像を見てもらった方が分かりやすいのですが、
私、ダダダッと文章を書く方が性にあっているもので。。
しかし、このブログに前に画像を貼ったら、小さくしか表示
できなかったので見えるかどうか。。
もし見えなかったら、右クリックして「画像を表示」で見てください。
では、↓のページに各方式のホーム段のみの各キー使用率のグラフを貼ります。