去年の4月からもう一年もブログを書いていませんでした。

時々、どなたかのブログを読んだりして、

この場所に戻ってくると何故かとても懐かしい気持ちになっていました。

仕事では所属の部署がかわり、海外への出張が多くなったりで忙しく、また家族のこととかで

自分のゆっくりできる時間がなかなか取れなくてブログの記事を書くことが

難しかったからです。

日常の中で誰かに自分のプライベートなことや、気持ちを話すことをしないので

ここで独り言のようだけど、実生活では言葉にしないことを素直に話すのは

とても気持ちが楽になります。

自分勝手に気ままに続けているのでベダ返しもコメント返しもしないことが多いです。

大変失礼なのですが......


先日、ず~っと気になっていた庭の除草をしました。

私ではなく、していただきました。

それこそ一年くらい前から毎日毎日、綺麗にしなければと思い続けていました。

とうとう自分では手に負えないほどになってしまいました。

それでお願いしたのはシルバー人材センターの方々です。

退職されてから、それまでの経験を生かしずっとお仕事されています。

人柄も、仕事内容もとても誠実・丁寧で、料金もたぶんお安いと思います。

ジャングル化していた庭もすっきり綺麗になり

本当に嬉しい気持ちになりました。

こんなことならもっと早くお願いするんでした。

植木のことや、造園についてお聞きしたのですが、

それはまた別のグループがあるそうです。

私の家に来て下さったのは雑草除草専門の方2名でした。

一年に2、3回お願いしようと思っています。

そう思ったら同時にやっぱり怠け者だなぁって,,,,

植物も生き物なのに、一番面倒だけど大切な環境を整えることを人任せにすることは

気がひけます。

そういうことは、忙しいからとか、しんどいからという理由はダメだとわかっているから。


でもやっぱり頼んでしまうんだろうなぁ~


すっきり綺麗になるとまた植栽がしたくなります。

今から植木市が楽しみです。


それにしても、

大事に大事に育ててる美しい木や花はなかなか上手く育ってくれませんが、

何も与えない雑草だけがよく育ちます。















桜の花の咲く4月


今も思い出すこと。


父は小さな会社を経営していたのですが、


よく外回りをしているいろんなセールスの方達が飛び込みで


父の自宅兼事務所にも来ていました。


春にはいかにも入社したてという感じの若い人たちが多かったみたいです。


外回りで来た人たちが、私ぐらいの歳だったりすると


同じように就職したばかりの私とかさなって


よけい優しくしてたんだと思います。


うちの子も人から親切にしてもらえるように、


外で嫌な思いをしないように.....


なんて両親は思ってたのかもしれません。


父も母も私にはそんな事言いはしませんでしたが....


私は家で、必要なさそうなパンフや、


既に申込済みの書類を目にすることが度々ありました。


見つけるたびに私は、そんな無駄なこと!


と、ガミガミ言ってたと思います。


今思うと、私が腹を立てていたことなんて、


たいしたことじゃなかったのにと後悔しています。


両親のそんな甘甘な性格が嫌で恨めしかったのに、


どうしょうもないと諦めてて、


でも同時にそのままでいいとも思ってて、


不幸なのに、幸せだとわかってました。



























今日入ったお店で、ブレンドコーヒーを注文すると、


すごく私好みのコーヒーカップでした。


食器のブランドに特にこだわりはありません。


ただ、ときどきお店によって


(個人的にはこじんまりとしたお店に多いと思ってますが)


お客さんのイメージに合わせて


カップを選んでくださるところがあると思います。


そんなとき、自分好みだったり、


もっと本心で言うと


自分が他人に思われたい自分のイメージ


に合うようなカップの柄だったり、色合いだったりすると、


すごく嬉しい気分になります。


意外だったりするときも、また楽しい。


他には、ものすご~く高価なカップとわかってるものだと、


また違う感じでちょっと嬉しかったり。


ついでに、店内の他のお客さんとカップも観察したりします。


洋服や持ち物の色に合ってたり、年齢とか、


なかなかそれぞれの雰囲気にピッタリです。


差し出されたカップを見て、


ほんの些細なきっかけだけど、


私を知らない他人から見た私のイメージを知って、


自分で自分のことも少し客観的に見えた一瞬でした。











今日、仕事帰りに古い友人の家に行きました。


その方は会社の大先輩で、もう退職されて長いのですが、


一月ほど前に、ご自宅で転んで腕を骨折してしまわれたと聞いて。


お見舞いに伺ったところ、だいぶ元気なご様子で安心しました。


そこの家の庭にたまに、野良の親子の猫が来ます。


友人はときどき餌をあげてるようです。


ご主人や、近所の人に見つからないように。



今日、丁度私がいるときにその親子猫がやって来ました。


そぉ~っと裏に回ってきておとなしく待ってました。


友人が缶詰の餌を持ってくると、母猫はすごく優しい声でないて


でも自分はそしらぬ顔で、子猫2匹に全部食べさせてました。


母猫はかわいそうなくらい痩せてるのに。


人間よりはるかに上等だって思いました。


友人が言うには、その母猫は最初からずっとそうしてるそうなんです。


最後の最後にやっと母猫が食べて安心しました。


あるとき、買い置きの缶詰がなくなり、買いに行ったら、


ご主人も同じ日に缶詰の入った袋をさげて、


買っといたよ~って、


内緒にしてたはずの餌の隠し場所も


知られてたそうです。


なんかいいなぁ~












いくら子供の頃からしっかりとしてるとか、


若いのに達観しているみたいとか、


もし、周りも自分自身さえ


そう思っていたとしても、


年月の流れしか与えられないことがある。


年齢を重ねてやっと本当がわかる。



伊達に年はとってない。



そんなことが少しだけわかるような気がしてきた。