優美ロンドンで紅茶レッスン | スチュワード麻子オフィシャルブログ 「ティータイムのある暮らし」

優美ロンドンで紅茶レッスン

ようやく自由の身になり充実した毎日ですが、その分ブログ書く時間がなくなってしまいました・・・・・。
なのでここからは順不同でのロンドン生活です。
 
まず、今回唯一のレッスンの様子から。
お友達のしげみキングウェルさんの主催する優美ロンドンにて、紅茶のレッスンをいたしました。
 
しげみさんのお宅はお写真で拝見していたものの、実際伺うのは初めて。
広々として、サロンとしては理想的な空間、しげみさんのテイストでまとめられたお部屋はまるでスタイリッシュなホテルのラウンジのようです。
お聞きしてみたら、本当にホテルのラウンジがひとつのコンセプトだったそうで、納得。

 

今回選んでくださったのは、オールドノリタケのティーセット。
ため息が出るほど素敵です・・・・・・。
私は日本でイギリステイストのレッスンをすることもあり、ほとんどの場合イギリス製の食器ばかり使いますが、遠く日本から海を超えてイギリスまでやってきたノリタケの食器は感慨深いものがあります。
それに状態がものすごくきれい!
めったにこんなセットにはお目にかかれないので羨ましい限りです。
しげみさんはアンティークやヴィンテージの食器やテーブルアイテムを買い付けていらっしゃるので、良いものとの出会いも多く、また経験によって「これは買い!」という判断も即座にできるのでしょうね。

 

まずはカウンターの方で紅茶のレッスンとデモンストレーションを行いました。

ウェルカムティーは最近イギリスでもお茶好きに認知されてきた和紅茶を。

私が大好きな、水俣の坂口園さんの「はるべに」をお持ちしました。

イギリスに住んでいるとなかなか日本のお茶事情はわからないということは経験済みなので、今回グランプリを受賞したこの紅茶を是非ご紹介したかったのです。

続いてデモンストレーションで淹れたネパールのファーストフラッシュを。

その後、しげみさんが美しくセットしてくださったテーブルに移動しました。

テーブルコーディネートのレッスンをされているのでさすがに完成度が高い美しいテーブル。

「今回は、麻子先生がご自分ではしないだろうな、というセッティングにしてみました」

とのことでしたが、たしかに私にはできないなあ。

 

アフタヌーンティーは今回、私が用意できないのでしげみさんがサンドイッチとスコーンを作ってくださり、お菓子はロンドンの有名なお料理の先生であるみずえ先生にお願いしました。

みずえ先生は有名な方なので、これまでもたくさんの方からお話は伺っていましたが、お菓子をお願いしたところ大変快くお引き受けいただけました。

私もロンドンにいる間に通いたかった・・・・・。

Youtubeチャンネルがとってもおしゃれですぐに登録しました。

 

 

 

 

こちらが作っていただいたカップケーキ。

でも、単なるカップケーキではなかった、これが・・・・。

私なんか、ごく普通のヴァニラスポンジで作ってしまいますが、みずえ先生のはストロベリーの方はいちごとホワイトチョコチップが入っていて、ブルーベリーの方はアーモンドパウダーとブルーベリーが入っていました。

クリームもそれぞれのフルーツをピュレにして着色されたそうで、フードカラリングが入っていないそうです。

日本で私が通っている多賀谷まり子ちゃんと言い、みずえ先生と言い、本当のプロというのはこういうものだなと脱帽します。

見た目が美しいという技術の高さに加え、妥協しないで本当に美味しいものを作ろうという姿勢がある方はすぐわかりますね。

外の光がいっぱい入るダイニングで、素敵なテーブルを囲んで、お茶好きな方たちと会話を楽しむ、やっぱりお教室は楽しい!

みずえ先生には他にガトーショコラも作っていただきました。

参加された方たちも素敵な方ばかり。

まだロンドンに来られて2年くらいという方たちと、もう20年以上お住まいの方たちがいらっしゃいました。

なんと、JALで私の後輩さんに当たる方で、しかも!日本紅茶協会のティーインストラクターというダブルの後輩さんがいらっしゃって、偶然にびっくり、でした。

紅茶は最後に私がブレンドしたイングリッシュ・ローズ・グレイを召し上がっていただきましたが、好評で嬉しかった〜。

日本ではこちらで召し上がれます。

 

 

 

レッスンが終わって、いつもだとひとりで黙々と後片付けするのですが、しげみさんのお手伝いをしながらおしゃべりも楽しかったです。いつも思いますが、良い方はお人柄でまた良い方を呼びますね。
是非また次回も色々なアングルから紅茶の楽しさをお伝えできればと思います。