娘の18歳の誕生日
娘のありっさが今年で18歳になります。
誕生日が平日ですので、少し早いですが日曜日に夫の家族を呼んでお祝いをしました。
(器はイギリスのヴィテージのものです)
実はこれ、サプライズパーティー。
18歳になる時って、イギリスでは大きなお祝いをする家庭も少なくありません。
特に娘が通っていたラグビースクールのお嬢さんたちの中には、すごく豪華なパーティーをする子もたくさんいました!
一番最近だと、ウェイターが次々注ぐシャンパンを飲みながら、立食のディナーの後、DJが入って踊る部屋、外にはプール、さらに広大な庭にはフォトブースが作られ、プロのフォトグラファーが好きな写真を撮ってくれる。
そして極めつけは、庭にある湖(池じゃないですよ!)にかかる橋の上にみんなで並んで、プロがあげる打ち上げ花火を見るっていう、どこまでもすごい企画。
よく我が家にも遊びに来てたけど、そんなすごいお家に住んでいたのね・・・・・。
だいたい何十人も家によべるってそれだけですごい。
もちろんもっと普通のお宅もないわけではないのですが、娘は
「私はパーティーはしないから、代わりに旅行に行きたい」と言っていたのです。
それとは別に、お友達を誘って、ロンドンで思いっきりガーリーなアフタヌーンティーに行く予定にしていますが、それでもやっぱり何かしてあげたい。
(こちらもNew Hallという窯のヴィンテージ)
で、サプライズでアフタヌーンティーをすることにしたのです。
夫の家族に声をかけ、全部で12人。
祖父母、おじ、おば、いとこたち、そしてボーイフレンドにもこっそり声をかけました。
ボーイフレンド、前日も会っていたのによく黙っていられたね、えらい!
本人には「ちょっと早めのディナーに行くから支度しておいてね」
と言って、キッチンにこもって準備しました。
「マミーのレッスンの準備だから」
と言って、ダイニングルームは入れないことに。
ケーキは子供の頃はアイシングの色々な形を作りましたが、今回はアールグレイの茶葉が入ったスポンジに、甘み一切なしのクリーム、たっぷりのベリーと透明で綺麗な色のザクロを飾りました。
最初に到着のゲストはいとこ、8歳のマックス。
ありっさの部屋まで行って
「Happy Birthday!!」
と叫ぶと、ありっさは完全に???という表情になっていました!
その後みんな次々と到着し、ダイニングルームに入ると、
「わあ、きれい!マミー、ありがとう!」
と、ハグしてくれました。
スモークしたマカレル(鯖)をマヨネーズやレモン汁で和えたサンドイッチ、クリームチーズときゅうりのオープンサンド。
「おかしいと思った、マミーは絶対にサンドイッチ直前まで作らないのに」
と、鋭い指摘。
なぜか最近夫が凝っているマフィン作り(笑)。
週末になるたびに作っているので、かなり上達しました。
半分に切って、トーストして、バターとシナモン風味のはちみつを塗って。
夫の妹二人もそれぞれブロンディーズやトレイベイクを作ってきてくれました!
奥は義母がつくってくれたフラップジャックスですが、
手前は、え??と思いますよね、どう見てもフライドポテト。
イギリスではこれを「チップス」と言います。
日本のポテトチップスは「クリスプス」。
で、ありっさはイギリスのチップス、つまりフライドポテトが大好きなので、これも夫が張り切って「Triple Cooked Chips」を作りました。
切って、茹でて、一度軽く揚げて、冷凍庫で冷やしてまた揚げて、と大変。
ケーキには18という形のキャンドルをのせました。
彼女が小さい頃には、小さいガールズをたくさん呼んで、カップケーキやアイシングしたテディベアのケーキなどでお祝いしたものでした。
もう18歳。
半分大人みたいな、と思っていましたが、これで本当に大人になってしまいました。
もともと寄宿生活が長くて、自立は早い我が家の子供たちですが、一緒に何かしたりできるのはまた楽しいものです。
何しろ休暇でしか会えませんから、早くから個人として尊重せざるを得ないので、本人たちももともとあまり子供っぽい態度は取りませんが、これで本当に子供あつかいはできにくくなりました・・・・・・。
でも、色々と、悩みや友達のことを相談してくれるのは嬉しいです。
友達の恋の話(自分のもね、時々は)など聞いていると、青春を追体験してるみたいで気持ちが若返りそうだし!
18歳のお誕生日おめでとう、柔軟な心を持って、そのまま素敵な女性になってね。