温浴マネージメントサプライヤー 村山吉和のブログ|アスパポート株式会社

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経営改善・集客ノウハウなど、実践に即したヒントをご提供していきます

巷でいろいろ話題になっている「生成AI」ですが、温浴施設にもいろんな活用が可能です。

 

もうすでに効果的に活用されている施設も多いと思いますが、何故か温浴施設ではまだまだアナログ的な発想が多いのも事実ですし、言葉は聞いたことはあるが使ったことはないスタッフが多いことでしょう。

 

6月の第三日曜は「父の日」です。

 

私もそれほど熟知しているわけではありませんが、生成AIで父の日のポスターを作ってみました。

 

質疑形式なので父の日企画で、親子で露天風呂に入っているポスターと入力すれば、子供の年令や性別をどうするのか、お風呂はどういった雰囲気にするのか等いくつかの質問に答えるだけで添付した画像ができあがりました。

 

公開されている生成AIではそれぞれ特徴があるので、いくつか試してみるものいいでしょう。

 

またPOPの文章の表現や校正等実務的な活用も非常に便利なので、ぜひ一度使ってみてください。

 

もちろん無料バージョンで十分です。

 

商業施設ではデジタルサイネージを使ったサインが増えており、ディズプレイとしても非常にカラフルで内装の一部になっています。

デジタル化が多くなっていますが、今さらですがアナログの重要性が見直されるべきです。

 

商業施設の案内板でも目的店舗が決まっておればすぐに検索できますが、どこに行こうか迷っているときは非常に使い勝手が悪く時間がかかり後に並ばれるとかなり焦ります。


以前は掲示板等で複数のPOPが貼ってある事が多くありましたが、人間の認識能力は7~8カ所を同時に認識できるので興味にある内容にはすぐたどり着きます。


販促企画で折込チラシはかなり減りましたが、スーパー・家電量販店・ホームセンター等は継続している店舗が多くあります。


新聞購読者は減っているので新聞折込は最近少なくなりましたが、紙ベースの販促物を手にとって見る効果はまだまだあります。


温浴施設でも送迎バス時刻表やイベントカレンダー等は、POP掲示やHP・LINEでの告知がメインの店舗が多くなってきました。


スマホで確認できるからと言ってもそれがどこで確認できるか探す必要があり、画像撮影しても探すのに時間がかかります。


アナログ時計は今後も無くなることはありませんし、大まかな時間を認識するだけならデジタルより早いです。


内部構造はデジタル化が必然ですが、お客様にはアナログはまだまだ効果的です。
 

長いお盆期間もあと1日です。

 

温浴施設では、お盆期間に特別料金を設定しているお店が多くなってきました。

 

特に平日と土日祝の料金を変えている施設は、繁忙期間は平日料金でも土日祝料金になっています。

 

利用者側も当たり前のように受け入れていますが、施設側としてはいくつかの考えがあります。

 

まず繁忙期間は集客が多いので、入館料金を上げて利益をあげこと。

それとスタッフに時給アップや手当を付けるための財源確保です。

中にはお客様の居心地を確保するため、入館料金を通常よりも高くして入館者数をセーブする施設もあります。

 

私が以前運営していた施設では、オーナーの考えで繁忙期も絶対に通常料金でした。

 

それは通常期よりも非常に混雑するので、お客様にはゆっくり過ごしていただけ無いのに特別料金はいただけないとの考えでした。

 

現在よりも入館料金や客単価も非常に高く、入館者数も尋常じゃ無い入り方で数時間の入館待ちだった時代です。

 

時勢によってシステムが変わりますが、昔から回数券利用者すなわちリピーターの対応は通常通りの温浴施設が多かったように思います。

依頼業務で定期的に覆面調査に行っている温浴施設が数店舗あるが、店舗によってそれぞれいろんな特徴がある。

 

サービスに満点はないが、施設側としてはお客様に満足を常に追求しなければならない。

 

その満足が施設や客層によってそれぞれで、主な利用目的や客単価・地域性等によっても変わってくる。

 

また施設の責任者によっても特徴が出ており、訪問する度に進化している施設は行くのが非常に楽しみである。

 

温浴施設は最初に素足になり、入浴時には裸になる。

 

共通している最大事項は清潔感であり、特に女性の感覚は非常にシビアである。

 

もちろん手に触れる部分や見える箇所は美しくしているが、視点を変えれば汚れやホコリの箇所がたくさん見つかることが非常に多い。

 

温浴施設はタオルやバスタオルを使用するので、必然的に綿埃が非常に多い。

 

特にロッカールームは、毎日の清掃がホコリとの戦いである。

 

更衣ロッカーの内部や上部のホコリは清掃の手順に入っているが、自動販売機の上部はほとんどの施設が清掃の対象外になっていることが多い。

 

またエアコンの清掃は定期的行うが、換気口は放置されていることがある。

 

現場スタッフでも視点を変えてみれば、いくらでも不具合な箇所が発見できる。

 

 


 

長いゴールデンウィークも終わり、今日から温浴施設は少し閑散期に入ります。

 

5月5日は「こどもの日」なので、どの温浴施設も子供向けのイベントを実施していますが、私の経験上、子供向けイベントは費用対効果があまり感じられません。

 

温浴施設には滞在型施設や入浴特化型施設など様々な営業形態がありますが、客単価が高い施設ほど子供の入館比率が低くなっています。

低い施設では2~3%で、10%を超える施設は非常に少ないように思います。

 

天候によっても左右されますが、ゴールデンウィークなどの大型連休では通常比率の5割増程度でしょう。

 

子供を呼ぶことで親や祖父母が来るため、家族の集客になる考えも確かにありますが、家族の場合、財布はひとつなので、親としては費用負担を考える必要があります。

 

子供入館比率の低い施設では、「子供の日」やその前後の日に子供無料のキャンペーンを行うのが効果的です。

ただし、大人1名につき子供2名までなど、人数制限をしないと混雑が発生する可能性があります。

 

過去にあった話ですが、人数制限を設けなかった温浴施設では、サッカーや野球チームが来て入浴のみを利用する事例がありました。

 

今回のゴールデンウィークでのイベントの結果を踏まえて、次回のイベントは成果の感覚があるうちに考えるべきです。