日本を愛すればこそのメッセージ、「日本人の覚悟」
テーマ:日本を愛した外国人中国人とどんなに仲良くなっても、彼らに台湾という「国」の話をすると、彼らは「中華民国」や「台湾」という「国」ではなく兄弟のいる「地方」だと言い、一方で蒋介石は中国本土から多くの財宝を持って逃げたずるい漢奸だと批判し、こちらの言い分には耳を傾けてくれません。
第二次大戦前後に日本が深く関わった、南朝鮮(韓国)、台湾、タイ、シンガポールが、戦後にアジア圏の中でいち早く契税成長を果たしたのに対し、白人社会に牛耳られてしまった中国、北朝鮮、インド、フィリピンなどでは政体の影響が大きいものの、経済成長が遅れたことは事実として認められるでしょう。
日本沿岸のこうした国々が反日を内政のカードにしている一方で、台湾、タイ、シンガポールが親日でいてくれることは、それぞれの国に同じように対応していた日本の立場を、合理的に判断してもらえる証左となります。
さて、親日国である台湾と日本との間を良好に結びつける人の代表者に金美齢さんがいます。今日は金さんの著書「日本人の覚悟」を取り上げます。本書の大半を占める、台湾の中国からの独立を謳う金さんの願いは、2008年 5月20日 、第12代中華民国総統 に馬英九氏が当選したことでその願いが当面霧散したためか、2009年9月、日本への帰化申請をして日本へ帰化されました。
<馬英九 - Wikipedia>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%AC%E8%8B%B1%E4%B9%9D
2007年に刊行された本書は、当初、親日家の台湾人であった金さんの日本人への暑いメッセージでしたが、昨年台湾系日本人となった金そのものの信条となったわけですね。そんな金さんのメッセージであり信条は、本書を見てもらえればわかりますが、その中の一節を引用します。
34)「愛国心」についてひと言
・・・肉親愛が、日常の喜怒哀楽を共にする家族・家庭全体への愛情へと拡がるのはきわめて自然である。やがてそれは、自分たちの毎日の命の営みを支える生活環境・地域社会への親しみへと容易に拡大していく。
自分が生まれ育った村や町が理屈抜きで好ましく感じられ、故郷の山や川は何ら特別の、訳もなく懐かしい存在となっていく。初めて字を覚えた学校、一緒に遊んだ幼馴染み、踊り興じたお祭りの日の賑わい、優しかった市場のおばさん、そしてあの初恋の・・・。一つ一つの思い出が、やがて年を経るにしたがって、「郷土愛」とも言うべき一つの素朴な、しかし揺るぎなき感情に包摂されていくのだ。
そしてある日、人々の生活を脅かす非常の事態に際会したとき、永年静かに堆積されてきた郷土愛が熱く燃える愛国心へと昇華するのは少しも不思議ではない。愛するものを護りたいとする人間の本能的感情の発露である。「愛国心」とはそれ以上でもそれ以下でもない。不当に貶められてはならないし、法外に誇張されるべきではない。
日本では、「愛国心」は永年不当に貶められて口だが、「私には愛国心などない」と胸を張って言う人がときどきいる。カッコいいつもりのポーズならともかく、本気で言っているのなら、そういう人とはあまり付き合いたいとは思わない。「愛情本能」を司る脳組織のどこかに欠陥があると思われるからである。
以前の話だが、土曜日朝の日テレの番組「ウィーク・アップ」で、何らかの議論の遣り取りの際、出演者の一人が福島瑞穂氏に「あなたケッコウ愛国者じゃないですか」と茶々を入れたところ、彼女はあわてて手を振って「そんなことはない」と強く否定した。
本来なら福島氏は、「もちろんよ。あなたいまごろ気が付いたの?」と応じるべきだったのではあるまいか。もし社民党が体制に反対するあまり、自国や同胞への愛情まで否定するのであれば、それは古諺(こげん)のいう「産湯と一緒に赤子も流す」の譬えと同じ愚行である。
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