最近新聞紙上を賑わわせている「サブプライム問題」。昨日の「不動産は値下がりする!」の話題に続き、不動産がらみで今日のasahi.comに次の記事に注目してみました。

<G7、「サブプライム」協議へ 市場正常化へ正念場>

10月にワシントンで開かれる主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)は、世界的な金融不安を招いている米国の低所得者向け(サブプライム)住宅ローン問題が主要テーマになる。87年のブラックマンデーにも似た金融市場の「恐怖感」を解消させるため、市場機能の正常化に向けて、どのような取り組みの強化策を打ち出せるかが焦点だ。


 サブプライム問題をきっかけにして、世界の金融市場では、取引への警戒感が先鋭化。企業が発行するコマーシャルペーパー(CP)などの買い手も減り、資金繰りが悪化する企業や投資会社が目立っている。このままでは実体経済への打撃も大きくなるため、金融当局にとって市場機能の回復が最大の課題になっていた。


 そこで、各国の通貨・金融当局などでつくる「金融安定化フォーラム(FSF)」が、次回G7に向けて、サブプライム問題の要因や対策などをまとめた報告書を提出することになった。


 報告書で焦点となるのは、(1)金融機関のリスク管理と流動性(資金繰り)(2)サブプライム関連の投資商品など金融派生商品(デリバティブ)の評価方法(3)簿外取引など金融機関の監督(4)格付け会社の機能、など。G7はこれらの面での「弱点」を点検、改善策を協議することになる。


 当面の危機対策では、米連邦準備制度理事会(FRB)が18日に利下げに踏み切るとみられる。だが、危機の原因であるローンの焦げ付き増は来年も続く見通し。金融市場が落ち着きを取り戻すまで数カ月かかるとの見方が欧米の金融当局には強く、「特効薬はない」(ポールソン米財務長官)との指摘も出ている。


サブプライムローンとは、「米国において、信用力の低い借り手に対して貸し付けた住宅ローンの総称です。米国の消費者の大半は、過去の借り入れ・返済の履歴と現在の借り入れ状況について、記録が取られており、これを点数化したクレジットスコアと呼ばれる点数がつけられています。クレジットスコアは、借金の返済が遅延すると低下し、クレジットスコアが低い借り手は信用力が低いと判断されることとなります」。

「サブプライムローンは、クレジットスコアが低い借り手に対して貸し付けられるため、ローンの回収遅延リスクは、信用力の高い借り手に対して貸し付ける住宅ローン(プライムローン)よりも大きく、金利も高めに設定されます。したがって、返済される住宅ローンを担保として発行される資産担保証券等にサブプライムローン債権が組み入れることも多く、サブプライムローンの延滞率の動向はこれらの資産担保証券の格付けにも大きな影響を与えることとなるのです」。(All About)


情けない話ですが、私も住宅ローンに苦しむものの一人です。