明日に向かって捨てろ!!/BOSE(スチャダラパー)

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☆☆☆
昨日に続いて、先月挙げた読みたい本リスト2冊目読了です。
スチャダラパーのBOSEが部屋に山と積まれたモノを処分していく、という企画本です。担当者との会話と写真のみで構成された本ですが、想像していたより文字の分量がかなり多めで結構がっつり読める本です。(と言っても小説なんかと比べたら勿論スカスカしてますが)
とは言えダラダラしたテンポでゆる~く進んでいくので気が向いたときにパラパラ開いて何日かかけて読む本ですね。

内容的にはタイトルとは裏腹に「捨てられないよね~」みたいな感じで中々モノの処分も進まず、収集アルアルや捨てられないアルアル、収納アルアルなんかが展開されていきます。例えばコンビニなんかで売っている300円くらいのフィギュアとかガチャガチャで集めるタイプのフィギュアなんかが全部集まりきらずちょっとだけあって飾ることも出来ず、かといって捨てるでもなく残っている、名づけて「中途半端フィギュア」なんて結構共感する人多いんじゃないでしょうか?他にも家電製品のコード類なんかがまとめてしまってあってどれがどれだか分からなくなったり、その上結局しまったきり使わなかったりとか、「あ~、分かる分かる」ってネタが満載です。ためになるわけでなし、爆笑するわけでもいけど、何となくにんまり出来る本ですね。

1個だけ不満を挙げるとすると写真が小さくて、少ないですね。ボーズがどんなものをコレクションしてるのか?とかどんな本読んでるのか?なんてことにも興味があったんで、もうちょっと大きめかつ多めに写真がほしかったです。個人的にはその結果500円値段が上がってもオーケーでしたね。終始部屋を舞台に進んでいくのに、あんまり部屋の全体像とかも分からなかったし。

そういやこの本を紹介した記事で、この本自体がブックガイドになりそうなんて書きましたが、あんまり写真もなかったんでブックガイドにはできませんね。

ちなみに私の部屋にも捨てられない様々なものがありますが、究極に中途半端かつ15年に渡って残っているのが野茂秀夫のプロ野球カード(近鉄新人王時代)です。他にはプロ野球カードなんて1枚も持ってないのにこれだけ机の中にずっと居座ってます。しかもこれ確か駄菓子屋のおばちゃんがくれたんだよね。なんだろ、これ。