ドキュメンタリーは嘘をつく/森 達也

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☆☆☆
一昨年にはまっていた森達也さんの本です。この本でも、いつもどおりのメディア論、ドキュメンタリー論を展開していますが、ひとつ違うのは、ドキュメンタリー史を解説しながら、それを行っているところです。日本で、世界で、テレビで、映画で、ドキュメンタリーがどのように変遷していき、社会にどような影響を受け、与えてきたか。森達也の視点で語られています。面白いのは電波少年までもドキュメンタリーの範疇に入れ語っているところです。森さん自身も、何をしてドキュメンタリーと定義するか、そこに大きな迷いが感じられますが、それも含めて中々面白い本でした。