髪飾り
お気に入りの髪留めたち

今日はどれにしようかな

髪をまとめて
おしゃれして
心が少し明るくなる


髪留めのキラキラは
心のキラキラ



頭の後ろでキラキラゆれる
心の中でキラキラゆれる



キラキラ
キラキラ
キラキラ



何かいいこと起こりそう


赤い実
赤い実ひとつ

赤い実ふたつ

赤い実いっぱい


秋の空の下にある赤い実は
秋の空にによく映える


「おいしいの?」
「毒入り?」
「ちょっとすっぱい?」
鳥たちが今日のランチを品定め

もう食べごろの
赤い実ひとつくださいな




赤い実ひとつ
秋の味

赤い実ふたつ

空の下

赤い実いっぱい
お腹もいっぱい


散歩道

秋の朝の空気は凛としている


たよりにならない犬をおともに
散歩道


木のトンネルをくぐって
こぼれた光をひろいにいこう


静かな朝の
散歩道


小道の横に
きのこが顔を出す


柿の実みつけた
散歩道

卒業アルバム
卒業アルバムにいつのころか書いた夢
それは作家になること

いつしかあきらめ、今では違う道を歩んでる


でも小さなころの夢が小さな世界だけでかなうなら
それほどステキなことはない


アシラはネットのとざされた広い世界で作家になった。
誰もしらない
みんなの前で


ケイタイのカメラでとった写真に思いを添えて
アルバムの夢は小さくかなう




日常の断片を写真にとって
しったかぶりの
何もしらない作家はうまれた