●今回の横浜市議ご一行の〝豪遊〟は、市役所の発表によると、「11カ国14都市、旅行期間11日~15日間」の大旅行です。海外旅行好きの一般人が、それこそ一生かかっても回りきれないほどの〝大遠征〟です。しかも、半月にも渡って、横浜の市政を放り投げているというこの事態。皆さんは、どうお考えですか?
●11月9日(水)現在、彼らご一行はどこで何をしているのか……。実は横浜市役所はいっさい公表していないのです。2000万円をはるかに越える血税を費やし、市議会の中枢議員たちが大挙して〝行方不明〟になっているということを、横浜市民は許すはずはありません。
●私は先日、彼らの旅行スケジュールを教えてほしい旨の電話を、横浜市役所議会局(電話: 045-671-3040)にかけてみました。その時の議会局の回答は「内部の取り決めで、日程等の詳細は公表しないことになっている。もし知りたいのならば〝情報公開制度〟に基づいた手続きをとってくれ……云々」ということでした。
●ここまで書いたところで、先ほど市役所の議会局総務課に電話しました。担当者によると、「旅行の日程などの詳細は、議員さんが帰国してから、報告書の原稿が提出された段階でまとめる。これまでの例からみて、ひと月はかかるだろう」、たとえば、帰国直後などの時点で、発表する予定はあるのかと質問したところ、「それはない。あくまでも議員の報告をまってから、報告書の作成にとりかかる予定」とのことでした。
●仕方ありません。現在私は、数通の「質問状」を横浜市役所に郵送しています。皆さんもぜひ、それぞれの視点から、疑問に思われている点や気になっていることなどを市役所にぶつけてみてください。手続きの方法などは、前回「第14報」でご紹介させていただいたブログ『横浜市政と放射能問題について考える - Luke00's Blog 』に詳細が掲載されていますので、ご参照ください。

   『 Luke00's Blog 』 ⇒ http://prelude00.blogspot.com/2011/11/blog-post_05.html

[第1班の目的] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今後の横浜市政の発展に寄与するため、海外各都市を訪問し、パートナー都市提携を予定しているフランクフルト市議会との交流を図るなど、国際交流を促進するとともに、国際会議誘致策、集客都市施策、文化芸術施策等に関する調査を行うため視察を実施する。

▼訪問先 
フランクフルト市(ドイツ)→アクラ市(ガーナ)→ヨハネスブルグ市(南アフリカ)→サンパウロ市/リオデジャネイロ市(ブラジル)→イスタンブール市(トルコ)→香港(中国)→ワシントンD.C/ニューヨーク市(アメリカ)

▼日程
「平成23年11月5日から平成23年11月19日まで」と「平成23年11月4日から平成23年11月19日まで」の2コース

▼参加議員
斉藤達也、坂井太、古川直季、横山正人、大桑正貴、石渡由紀夫、川口珠江、小粥康弘、中山大輔、谷田部孝一
    

[第2班の目的] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
本市の自然エネルギー(太陽光発電他)政策をはじめとした環境施策及びMICEの推進に寄与すべく先進諸都市の事例を調査し、あわせて国際交流を促進すること。

▼訪問先 
フランクフルト市/フライブ、ルク市(ドイツ)→ベルン市(スイス)→パリ市(フランス)→シンガポール

▼日程
「平成23年11月5日から平成23年11月15日まで」

▼参加議員
黒川勝、酒井誠、渋谷健、関勝則、山下正人、渡遅忠則


●すでに〝豪華外遊〟について、新聞では報道されています。また、横浜市の放射能対策の問題点など、いろいろと指摘されています。ここでは、二つの動画をご紹介させていただきますので、ご参考にしていただけると幸いです。


↑ ①福島のチェルノブイリ調査団、原発視察 /YouTubeより
※チェルノブイリ原発事故で汚染された地域などを訪れている、福島県内の自治体関係者や研究者たち。〝豪華外遊〟に現を抜かしている横浜市議の危機管理意識の欠如、市民感覚とのズレがおのずから浮き彫りになってきます。


http://www.tsr.ch/video/info/journal-19h30/3560416-le-grand-format-retour-sur-la-catastrophe-nucleaire-de-fukushima.html
↑ ②11月6日、TSR(フランス語圏向けスイス国営放送)で放映されたニュース番組 19:30 le journal - Le grand format: retour sur la catastrophe nucléaire de Fukushima
※Portirlandさんが、ツイッターのまとめサイト「Togetter」で、この放送の内容を簡潔に紹介してくれていますので、ここに引用させていただきます。 → http://togetter.com/li/204887

〝昨日TSR(フランス語圏向けスイス国営放送)で放映されたニュース番組。横浜市の林文子市長は国から要請された汚染焼却灰の受け入れを決定、港への焼却灰の投棄も許可。市民が行政側に説明を求めても、国からの要請だからやむを得ずとの回答。横浜市民による放射線量測定で、危険核種であるストロンチウムも発見。汚染が見つかった場所は小学校のすぐ目の前。2人の小さな子供の母、黒川キミエさんは食材は西日本産のもののみ購入し、炊飯に使うのはミネラルウォーター。横浜市は汚染の影響を全く無視していると不満をあらわに。「放射線汚染焼却灰の海への投棄は国際的に容認できない」と、横浜市議会議員の太田正孝氏。今回取材にあたられたのは、在日約30年のベテランジャーナリスト、Georges Baumgartnerさん。昨年から日本外国特派員協会の会長を務めていらっしゃいます。ジョルジュさんのコメント、「今回の震災、原発事故の最大の被害者は弱い子供達。福島では行政側の圧力で、子供の診察ができない医者が多い。診察結果が外部に漏れてしまうと困る内容だからだ。福島に取材に行くと、原発作業員が1日あたりに被爆する約3分の1の量を放射線を被ばくしている。被災地では、ストレスによる高齢者の死亡が倍増、50歳以上の自殺者も増えている。強烈に印象に残ったのは、津波で夫を失った妻がダイビング教室に通い潜水をマスターし、毎日夫が眠っているであろう港に潜る姿を見た時だ」〟


[お問い合わせは、市役所へ] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ▼〒231-0017 横浜市中区港町1-1  JR根岸線関内駅から徒歩1分  横浜市営地下鉄関内駅から徒歩3分
   開庁時間 (祝日・休日・12月29日から1月3日を除く、月曜日から金曜日の午前8時45分から午後5時15分まで)
 ▼「横浜市コールセンター」
   ご意見・お問い合わせ - callcenter@city.yokohama.jp - 電話: 045-664-2525 - FAX: 045-664-2828

http://www.city.yokohama.lg.jp/front/welcome.html
↑ 横浜市ホームページ