8月18日 第17日 決勝

●常葉菊川(静岡)大阪桐蔭(北大阪)

常葉菊川(静岡)

伝統の「初球からフルスイング」で5本塁打。長打と経験豊富な選手達が安定した試合運びで勝ち進む

≪2回戦≫対福知山成美 2-1

福知山成美の誇る投手陣の前に3安打に沈黙。1点ビハインドで迎えた8回に一瞬のスキを突く走塁で1安打で2点を取り逆転。9安打を許しながら戸狩-野島-戸狩のリレーで逃げ切る

≪3回戦≫対倉敷商  11-9

初先発の萩原が3回までに6失点。0-6で迎えた5回ウラ7安打で7点を奪い大逆転。6回に同点に追いつかれるが8回ウラに9番セカンド町田の一発で4点を奪い逃げ切る。二人目野島が粘りの投球

≪準々決勝≫対智弁和歌山  13-10

劣勢の予想を跳ね返し6回の一挙10点の猛攻で終盤の猛打智弁の反撃を逃げ切る。エース戸狩は本来の投球ができないなりにうまさでしのいだ。共に15安打の乱打戦を制した。

≪準決勝≫対浦添商 9-4

2回ウラ先発島根を攻め緊急登板のエース伊波から満塁本塁打を含む9点を奪う。その後の反撃を満身創痍の戸狩-野島-戸狩のリレーで4点でしのぎ決勝進出。セカンド町田の再三の攻守で抑える。

〔打線〕

1番ショート酒井は長打も打てる好打者で打率478でかき回す。打率429本塁打2本の4番ライト中川も注目。犠打は少なく伝統の全力スイング打線

投手〕

戸狩(左オーバー)甲子園の常連も最後の夏。キレのある球で頂点を目指す

野島(右オーバー)粘り強い投球で140km近い直球を生かす

萩原(右オーバー2年)球威のある右投手。来年のエース

○ドラフト候補:戸狩      

○注目選手:セカンド町田、ショート酒井の鉄壁の二遊間


大阪桐蔭(北大阪)

本格派二人で最小失点に抑え、1番ショート浅村を中心に得点を重ねる。破壊力満点の強力打線。

≪1回戦≫対日田林工 16-2

日田林工の好投手に19安打を浴びせ16点と豪打爆発。1番浅村は5安打2塁打5本、3塁打3本、本塁打1本と長打が止まらない圧勝。福島も6回を1失点。

≪2回戦≫対金沢 6-5

16安打を放つが4回に逆転を許し8回まで5-4とリードを許すが8回に1番浅村この日2本目の本塁打で同点に。延長10回3番森川のサヨナラヒットで勝利。福島-奥村-福島のリレーは10安打を打たれながら11奪三振。

≪3回戦≫対東邦 

13安打を放ち7回までに7-0とリード。しかしその後、東邦打線の追い上げでからくも2点差で逃げ切る。先発福島7回まで強打東邦打線を0封。その後の追い上げを奥村-福島で逃げ切った。

≪準々決勝≫対報徳学園 7-4 

2-4のビハインドで迎えた6回長短4安打で3点を奪い逆転。その後効果的な追加点で屈指の左腕近田をKO計16安打うち本塁打を含む4安打を4番萩原が放つ。勝ちパターンの福島-奥村-福島のリレーで逃げ切る

≪準決勝≫対横浜 9-4 

横浜エース土屋に14安打を浴びせ9点を奪う。投げてはエース福島が尻上りの調子で8安打4点に抑える。MAX145kmを記録

〔打線〕

大阪大会チーム打率375で8番まで途切れがない。1番ショート浅村は4割本塁打2本の核弾頭4番ファースト萩原もチャンスで打ちまくる。

〔投手〕

福島(右オーバー)140km台の速球とスライダーでコーナーを突く

奥村(右オーバー)直球に威力がありぐいぐい押しまくる。打っても2ホーマー

永島(左オーバー2年)

○ドラフト候補:1番ショート浅村 3拍子そろった大型ショート

○注目選手:1番浅村が警戒され1安打のなか2番サード佐野が4安打の大爆発

1,2番に注目


これ→共にここまで強打で勝ちあがってきた両チーム。戸狩は満身創痍だが試合を作ってきた。共に守備は固い。壮絶な打ち合いか。大阪桐蔭投手陣次第で試合は動く