【映画のお話。】

★さて本日は映画についてのお話を。
こちら『悪趣味ズム』を開設するにあたり、せっかくテーマ分類に「映画」を入れたのにも関わらず、まったくそのお話をしておりません。
ナゼなら、ビデオ・デッキが壊れてしまったからです。

いつか観ようと思って購入したまま眠っているボウ大なソフトたちを、いったいこれからどうしたらいいんでしょう。
棚に入ったままの『マスク』(超感動ヒューマニズム名作映画の方だヨ)が観たいよう。
というワケで本日の話題は、映画にまつわるよもやま話になります。


みなさんが初めて自分で観に行ったのは、どんな映画でしたか?


映画はテレビでもやってるし、小さいころにはコドモ用映画を観に行ったりと、みなさん何かしら思い出がありますよね。
でもそんな中で一番記憶に深く刻み込まれているのは、初めて自分で観に行った映画ではないでしょうか。

映画館という異質な空間に、生まれて初めて大枚はたいて入る時のドキドキ感ったら、もう!
その時に同伴していた、今は特に思い出したくもないツレの顔まで鮮明に思い出しちまいますヨ。チッ。


★わたしが映画に興味が出て来たのはかなり遅く、高校生のころ。
それまでは、たまにテレビで放映する横溝正史の映画だけはカジりついて観ていたものの、映画館にはほとんど行っておりませんでした。

そんな平凡な女子に平凡なおデートの誘い。
では平凡に映画でも観マショかと。
そして入ったのは、場末の旧作2本立ての映画館でした。
思い返すとロマンチックな恋愛映画をコイツと一緒に観たくないと思った末の、消極的な選択だったような気がします。

そこで上映されていたのは、香港映画とこの作品。
『ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間』

・・・ナニコレ???・・・ナニコレ!!!ギャーーー!!!
なになになになになにこの映画どうなってんのどういうハナシなのツヅキはあんのどこの映画なの誰の映画なのこれはわたしのために作られたのかーーー???!!!

同時上映の香港映画はまったくの不発でしたが、こちらはわたしの心をボッカンボッカン爆発させました。
まあ実はこの映画作品の出来自体はあんまり良くなかったのですが、それが発する瘴気みたいなもんに完全ノック・アウト。
わたしの生きる道はコレだ!と確信しました。

ウブな高校生にはちょっぴり刺激の強いグロテスクなシーンもある作品でしたから、ツレのコは「キモチわるくなっちゃった」と青白い顔。そして、
「なんかこんな映画オンナの子に見せちゃって、ほんとゴメンネ・・」と力ない笑顔ながらも、細やかなフォロー。

く~~泣かせるネ、イジラしいネ、イイ子だネ!
でも残念ながらその時のわたしはコウフンのルツボにおりましたので、それには目もくれず
「そんなコト気にしないで!それじゃあ!
と青ざめる彼を後に残し、そそくさと立ち去ったのでした。

一人足早に地元に戻り、その足で向かった先はモチロン本屋。
今しがた初めて知った『ツイン・ピークス』の情報を調べるためだったのは、言うまでもありません。


どうですか、みなさんもこんな甘じょっぱい青春の思い出が、きっとあるコトと思います。
みなさんの初めて自分で観に行った映画は、どんな映画だったでしょうか。
タイトルや内容、映画の感想を覚えてますでしょうか。

そしてそれにまつわるステキな思い出話や、わたしのような因業話がありましたら、ゼヒお聞かせくださいネ!
お待ちしておりま~す!