涅槃とは、仏画では火で表わされる煩悩•執着を断ち切り、苦が全く消え失せた状態で、寂静と言って静まり返った絶対安心の状況です。
涅槃はまた，彼岸，解脱、悟りの世界とも同じ意味で、仏教の最終目的である「仏（ほとけ）の世界」そのものを指します。 涅槃、仏と言うと来世と言った感じですが、御釈迦様は、生きている間にその境涯に至れと説かれています。自らも実践され、35歳の12月8日、インドのガヤの菩提樹下にてにブッタ（覚者）となられました。
死の直前まで追い込んだ自力の行を捨て去り、全ての執着が無くなり、無になった時にインスピレーションで、それまで人類が成し得なかった、宇宙全ての真理を体得されたのではなかと感じています。
そして、何より偉大なのがその教えと誰もが体得できる方法を45年間もかけて説き残されたことです。
凡夫の私なんかは、いつも心が揺れていて、寂静などと程遠い世界を生きています。しかし、残された方法を実践すれば、いつかは心静かに居れる自分の囚われから開放された世界に行けると教えて頂いています。
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