森の記憶 5月9日 京都北山 / ツボクリ谷 快晴 “ 眺めれば眺めるほど、僕にはその頭骨が何かを語りたがっているように思えてならなかった。まわりにはどことなく哀しげな空気さえ漂っているようだったが、僕にはそこにこめられた哀しみを自分に対してうまく表現することはできなかった。” ―― 村上春樹 『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』 より