土の中の神様 | あしたうさぎ の 散歩日和 ー と 衣食住、ときどき好きな事。ー

あしたうさぎ の 散歩日和 ー と 衣食住、ときどき好きな事。ー

旧タイトル
あしたうさぎの朝ごはん ー野菜ごはん、ときどき、好きなこと。ー

足りないものを補い身体を整える朝ごはん・・・の事を書いていたけど、2020年から以外の事を書く機会が増えました。写真の著作権は放棄していません。ご使用ご希望の際はご相談下さいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「 啓蟄 」  虫が動き出して

 

「 事始め 」 人間も(農)仕事の始まり。

 

 

 

 

 

なのに今日はまた冬に逆戻り。

 

こんな日は人間はこたつで「丸」くなって

 

「幸」せをかみしめていたいけど、

 

ほんとは今は虫も人も動き始める時期なのですね。

 

 

 

 

 

 

 

だから私は今朝3つだけ自分に約束しましたよ。

 

 

① 週末からの旅行のために水やり器をセットします。

 

② お雛様を片付けます。

 

③ カーテンのお洗濯も1箇所やります。

 

 

 

 

 

さて写真は、

 

動物の動き出す前、

 

土の中で水が動き、植物がさらなる目覚めを促されていた

 

2月19日(日)の朝ごはんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

スープだけ作ってあとはよそるだけのもので簡単に。

 

 

 

そしてこのあと早めの昼食を食べて、

 

それからお家に「蟄居」することなく骨董市に、ダンスを観に・・・と

 

軽やかにお出かけした日でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、この日は豆乳を入れたコーヒーと、

 

あとはおかずは本当にひとつだけ。

 

 

私は何度も食べたけど、だんな君は食べていなかったので、

 

 

 

精進出汁の出汁ガラ(昆布、干し椎茸)と、

 

生の椎茸の軸がたくさん、にんじん、煮干しを、

 

ひよこ豆と一緒に味噌で炒めたものを

 

穀物の滋味深い味ひきたつパンに合わせました。

 

 

 

 

 

 

ひよこ豆がとてもいい感じにほくほくに水にできたので、

 

出汁ガラの始末もかねて

 

 

 

菜種油と、調味料は味噌だけで

 

お豆がくずれてほろほろなるように

 

炒めておいたのです。

 

 

 

 

こういうパンなら、ご飯に合うおかずは大抵合いますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてそれは、

 

しっかり食べごたえと甘みのある味だから、

 

さっぱりのスープを添えたい。

 

 

このおかず。作ってみてから

 

私はもうそれまでに何度も夕食などで食べてまちがえのない味だったので、

 

スープはさらりと冒険できちゃいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どこかで、りんごと(たしか)かぶ(?)のスープの写真を見たのです。

 

 

 

この時うちにあるのは大根で、

 

かぶよりもかすかな苦みや辛味が

 

主張しそうですが、りんごがあるのでこの2つを組み合わせて挑戦。

 

 

 

 

大根に塩と昆布をのせてひたひたのお水で蒸し煮して、

 

(今回は真っ白の仕上がりにしたかったので、昆布はのぞいて)ミキサーに。

 

お鍋に戻して葛粉を水に溶いて入れて、コトコトととろみを出してから、

 

皮をむいて塩少しと一緒にみきさーにかけたりんごを加えました。

 

 

 

りんごを入れてからは香りがとばないように、

 

火を通しすぎないようにおだやかに温めて。

 

 

 

塩味はついているのですが、食事と考えると、

 

胡椒のようにしまりのあるものをもうひとつ加えるとよいかしら。

 

 

・・と、そこで

 

りんごと同じ、甘い香りのする

 

フェンネルの葉を刻んでちらしてみました。

 

 

口に入れて噛んだ時にまた香りが広がるので、

 

変化が出て楽しかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

土脈潤い起こる頃の朝ごはん。

 

 

 

私たち動物たちよりも先に目を覚ました植物の芽吹きを

 

「ベランダから」ですが、

 

ありがたくいただきました。

 

 

 

フェンネルもまだ低く土の面すれすれに葉をのばす状態ですが、

 

ほんとにきれいな青です。白いスープにしてよかったな。

 

(昆布はまた別で使い切って食べました。)

 

 

 

 

 

 

 

 

りんごはそろそろ終わりというこの頃も、

 

お正月を司る年神様はまだ仕事の最中。

 

 

 

正月事始めの12月の前半から

 

の今の時期(「事始め」)までずっと、

 

私たち動物がすっかり体を休めている中せっせと仕事をしてくれていたようです。

 

 

(だから「事始め」は神様にとっては「事納め」なんだそうですよ。)

 

 

 

 

 

 

 

神様は

 

土の中で泉として湧いて、根を潤して、

 

虫たちを目覚めさせる。

 

 

その虫たちと一緒に地上に出てきて、旧い年を終わらせて、

 

新しい1年が始まれば、

 

とりあえず年神としての仕事はそこでおしまい。

 

 

 

(そんな感じかな?)

 

 

 

 

 

そして今、今度は人も虫も、動物たちが

 

神様から受け取ったバトンを手に

 

また次の12月が来るまで仕事に精を出します。

 

 

 

 

 

 

 

 

でも神様、

 

田畑の作物やそのほかの植物がよく育つように、

 

今日みたいに上手に雨を降らせ、

 

もうしばらくは忘れる事なく3日休んだら4日暖かい風を運んできてね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

虫は自分たちが生きるためだけではなく、

 

よく土を耕してくれ、

 

受粉も促してくれるけれど、

 

私たちは自分のため以外に何かできているのか?

 

 

 

 

それだけは私、ずっと気がかりなのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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