虚淵 玄『金の瞳と鉄の剣』(星海社FICTIONS)を読了
高河ゆん=イラストレーション
veia=カバーデザイン

2011年4月14日 第1刷発行
ISBN978-4-06-138802-4 C0093 Y980E
定価:本体980円(税別)

メモあらすじ

龍と剣、そして目くるめく魔法の世界。
“龍殺し”の名誉を手にするため、
野心に燃える戦士・タウと、無欲そのものの魔術師・キアは連れ立って旅に出る。
男同士の固い絆で結ばれた二人の冒険者、タウ&キアの行く手に待ち受けているものは――!?

虚淵玄の剛筆が唸り、高河ゆんの絵筆が華麗に舞う!
“虚淵玄×高河ゆん”、スーパータッグがファンタジーの歴史に新たな一章を刻みつける!


(本書カバーより)

本

星海社FICTIONSの創刊ラインナップ3点をようやく読みました…
ちょっと寝かしすぎたかもしれませんっ

まずはニトロプラスの虚淵氏とゆんゆんの強力タッグファンタジー作品
戦士と魔術師の冒険者コンビがあちこちの街やダンジョン(笑)で仕事をします
あるときはドラゴン退治のクエスト あるときは幻惑の森での人外との出会い
あるときは街に渦巻く政治的陰謀 そして…
ロールプレイングゲームをやりなれた方なら
デジャヴ感満載なのですが
このふたりのなんともいえない掛け合いがテンポよく
さくっと物語を進めていってくれます

欲望に正直なタウを気遣うキアと
切れたら手が付けられなくなるキアを宥めるタウ
いいコンビです
そんなふたりの出会いは書き下ろし短篇「旅立ちの夜」で明かされます

ワンクールの上質なファンタジーアニメを観ているかのような錯覚にとらわれました

独断評価:75/100

金の瞳と鉄の剣 (星海社FICTIONS)/虚淵 玄

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