アン・アギアレイ『グリムスペース』(ハヤカワ文庫SF)を読了
幹遙子=訳
前嶋重機=カバーイラスト
岩郷重力+WONDER WORKZ。=カバーデザイン

Grimspace by Ann Aguirre

2011年5月10日 印刷
2011年5月15日 発行
ISBN978-4-15-011808-2 C0197 Y940E
定価:本体940円+税

メモあらすじ

異空間グリムスペースを利用する超光速航法は、
人類を旧地球(オールド・テラ)から銀河の彼方へと進出させる原動力となった。
だがグリムスペースを航宙するには、
特異なJ遺伝子を持つジャンパーが不可欠であり、
彼らは巨大企業複合体(ファーワン社)が独占していた。
不慮の着陸事故にあい、
医療施設に監禁されていた第一級のジャンパー--シランサ・ジャックスは、
マーチと名乗る謎の男に救出され、
やがて銀河を揺るがす巨大な悪に立ち向かうことに……


(本書カバーより)

本

切った張ったの大立ち回りを演じる主人公シランサに振り回されつつ読む
かつてのパートナーとの悲しい死別をいつまでも引きずる…
不本意ながらもパートナーとなった男との関係を構築する…
そしてなし崩し的に…w
設定はともかく(笑)ロマンス小説として読んだ
SF的興味は残念ながら湧かなかったのだ

J遺伝子なる存在がどうワープ航法に影響するのかといったことは
まったくのブラックボックスで
そこになんらかのこじつけを欲しいと思っていると
最後まで悶悶としてしまうのでした…

ただ主人公とマーチという男の絡み(文字通りね)は
かなり妄想をたくましくしても わかりづらいぞ(笑)

最後の最後でハードボイルドを気取った主人公に
はいはいっ と突っ込みを入れて本を閉じましたとさ…

うーーーんっ

独断評価:55/100

グリムスペース (ハヤカワ文庫SF)/アン・アギアレイ

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