Airily いその えり です。
先日、数年ぶりの同窓会に参加しました。
とは言え、仲の良いものだけでのこじんまりとした小さな会。
お店を訪れて席につき、先ず最初に出て来るのが「おしぼり」。
あ〜 出た出た!
男子の1人が早速、手を拭き、顔を拭き、そして、耳の後ろに首。。。
皆さんは、おしぼりの本来の使い方をご存知ですよね?
そう、
おしぼりは、手を拭く為だけのもの。
おしぼり=おてふき
とも言われますよね。
ですので、醤油などをテーブルにこぼしてしまった時にも台拭き代わりに使わない。
(とはいえ、私もつい慌てておしぼりを使ったこともあります
しかし、この場合は、お懐紙を持っておくと便利ですよね。お懐紙を出して、さっと拭きます。または、係の方に台拭きを持って来て貰います。)
おしぼりは、日本独特のサービス。
古くは、「古事記」にまで登場していたとか。
そして、実際に庶民に普及したのは江戸時代だそうです。
宿屋の玄関に水桶と手ぬぐいが置かれてあり、それを使って客が手足を綺麗に拭いていたのが「おしぼり」の由来。
おしぼりで汚れを取り、旅人の疲れを癒すのが目的だったようです。
また、
手水鉢で神前、仏前で身を清めた事から茶の湯にも取り入れられ、おしぼりに転じたともいわれています。
どちらにしろ、日本ならではのおもてなしの精神。
歓迎の印とも取れる存在ですから、おしぼりを出された時には、その心を無駄にしないようにしっかりマナーを守って使いたいものですね。
では、その使い方のマナーとは。。
手を拭いたおしぼりには、目には見えなくとも多くの雑菌が付いています。
それを外側に向けて畳むのは不衛生ですし、失礼にあたります。
ですから、使った後は汚れた面を内側にして畳みます。
また、使い終わったら下座側のテーブルやお膳の下に置きます(食事の場合)が、下座側に何方かいらっしゃる場合は反対側に。
臨機応変に行って下さいね。
おしぼりは身近なものですが、ここからマナーが始まっています。
その他にも沢山のマナーがあり、また、おしぼりを出すときのマナーもあります。
それは、また食事マナー講座で。。
10月には、座学での食事マナー。
そして、11月には、実際にお料理を頂きながらの食事マナー講座を開催予定です。
単発講座へのお問合せを下さった方、講座開催がまだ先になってしまうこと、お許し下さいませ。
9月には、
管理栄養士でプロコーチ
ヘルスケアサポート オフィス セイケン代表
健康のぷらっとサロンオーナー
と、沢山の肩書きをお持ちの「岩木 博久」さんの食育講座の中で、私の出番を作って頂けるようになりました。
この講座の中では、
食事マナーは、どうして必要か?
お箸は、いつから使うようになった?
お箸の基本的な使い方。忌み(嫌い)箸についてなどをお話しさせて頂く予定です。
その後、岩木さんの食育のお話しがあります。
また、日程が決まり次第お知らせさせて頂きます。
講座についてのお問合せは、