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先日、シンエヴァを見ました。で、その感想をどうしても語りたくなったので、実に6年ぶりにブログを書きます。

まずシンエヴァが面白かったか、面白くなかったかで言えば、面白かったです。エヴァンゲリオンという物語が完結し、それぞれのキャラクターの顛末が描かれた。なんだかんだ幸せになった。よかったよかったという気持ちです。

ただ、それだけです。終わらせたというだけ。それ以上でも以下でもないのです。

そして、そんな程度のもんならわざわざ作り直す必要なかったんじゃないかと…非常に申し訳ないのですが、イチ視聴者としては思ってしまうのです。

前提として、僕は「Air/まごころを君に」を含めた旧劇エヴァが大好きです。世界中の創作物の中でイチバン好きです。しばしば投げっぱなし、バッドエンドと言われがちな旧劇ラストも、僕はまったくそんなことないと思っています。キレイに終わっていたし、ハッピーエンドだったと。

ただ、確かに難解は難解でしたし、何より暗かった。その難解さや暗さも含めて俺は大好きだったわけですが、そこへきてエヴァの新劇場版が始まるという。しかも今度はエンタメに振り切るという所信表明つきで、です。

こう言われると、僕としては、期待値が高まります。難解で暗い旧劇が大好きだった。だからこそ、分かりやすいエンタメとしてのまったく違ったエヴァがみれることにときめいたのです。

そしてその期待は、序破という2つの作品によって120%の出来で報われることになります。最高じゃないか、明るくて前向きで、分かりやすくて、でもしっかりエヴァで。キャラの一人一人が旧劇から少し成長している様子には、涙を禁じ得ないほど感激しました。

で、Qですよ。

Qですよ。

前もって言っておくと、俺はQみたいなのも好きなんですよ。もともと旧劇ファンだからね、難解で暗いのは好きなんですよ。

でも「もう、こういうのはやらないって言ってなかったでしたっけ??」っていう気持ちが先立つわけですよ。またこの手法でいくんですか?という。

そしてシンエヴァです。シンエヴァは、正直、Qに足をかなり引っ張られていたように思います。

Qで世界観を大幅に変え、新規設定をぼんぼこ投入した結果、その回収にかなりの尺を割かざるをえなくなってしまった。そのため、後半のストーリーやキャラクター達の顛末についての畳み方は実に雑でした。

畳めばいいんでしょ、畳めば、という風にすら感じました。しかも、分かりやすいかといえば、そうでもなかった。

序破は間違いなく分かりやすいエンタメなエヴァでしたが、Qシンは旧劇よりはエンタメ寄りだよね程度の中途半端な出来だったと思います。

これなら旧劇でスパッと終わりで良かったじゃないか!!

いやでも正直ね、Qの時点である程度の覚悟はしてたんすよ。こりゃ期待してたエンタメなエヴァは見れそうにないぞと。ただね、その諦め掛けた俺をね、またいたずらに期待させる作品が現れちゃったんですよ。

シン・ゴジラですよ。

もう最高レベルのエンタメ作品ですよ。これが作れるなら、Qのあそこからでも最高にエンタメなシンエヴァがワンチャンくるかもしんないと思ったわけですよ。でも、そーはならんかった…。

あと、なにより残念なのは、シンエヴァには旧劇や、新劇・破、シン・ゴジラをみた時に感じた「すごいモノを見た」という驚きがまったくなかったんすよ。映像にしても、ストーリーにしても、凡庸だった。

これは信者乙と言われるのを覚悟で言いますが、俺はシンエヴァに「俺の人生最高のアニメ映画」を塗り替えてほしかった。破まではそれを期待させるに充分な出来だったのだ…。

そんなわけで俺はエヴァ留年です。もしかしたらシンエヴァも、2回3回と見れば感想が変わってくるのかもしれないけれど。変わるといいな。はぁ…。

終劇