上野動物園(東京都台東区)は28日、雌のジャイアントパンダ「シンシン」に妊娠の兆候が見られたため、6月4日から展示を中止すると発表した。妊娠が確認されれば2年連続となる。
上野動物園は3月、シンシンに強い発情の兆候が見られたため、雄のリーリーと同居させたところ、交尾が確認された。
シンシンは昨年3月にもリーリーとの交尾が確認され、7月5日に赤ちゃん1頭を出産したが、赤ちゃんは同11日に肺炎で死んだ。
パンダには妊娠に似た現象「偽妊娠」が見られることもあり、上野動物園は慎重に観察を続けている。