ヴァルキリープロファイル -咎を背負う者-
¥2,760
Amazon.co.jp


CHAPTER 4  道標無きままに

グレンセン郊外の魔物を倒した後・・・

フォーネル 「 バルマー殿、ご無事ですか!? 」

バルマー 「 私は大丈夫だ。」

ウィルフレド 「 俺もだ。」

ネバーエンディング・ファンタジー日記-VP 285

フォーネル 「 まずはよかった・・・
   しかし、事態は予想以上に深刻です。」

バルマー 「 そういえば、何ゆえ戻ってきたのだはてなマーク 」

フォーネル 「 この先にも、魔物があふれておりました。
   沈黙するホーン家に苛立った者どもが、
   領地を囲み、魔物を放ったようです。」

バルマー 「 ・・・何だと!? 」

フォーネル 「 おそらくこの襲撃は、ほんの一部に過ぎません・・・。
   バルマー殿の邸が心配です。」

バルマー 「 邸には、両親にフィオナもいる。
   すぐにどうこうということはないと思うが・・・。」

フォーネル 「 気をつけて、お戻り下さい。」

バルマー 「 ・・・ああ、分かった。 ウィルフレド殿はーーー。」

ウィルフレド 「 お供しましょう。
   ・・・貴方の妹に、頼まれているので・・・。」

バルマー 「 何から何まで、申し訳ない・・・。」


騎士都市グレンセンから、ホーン家へ行くと・・・

フィオナ 「 もうお引取り下さい。 ウィルフレド殿。」

ウィルフレド 「 ・・・・・・はてなマーク 」

フィオナ 「 兄上をお願いしておいての身勝手な言い分は、
   詫びさせて頂きます。
   ですが、こうなった以上、部外者の貴方を
   当家の問題に巻き込むわけにはまいりません。」

ウィルフレド 「 兄君から聞いたのかはてなマーク
   魔物の襲撃の理由を・・・。」

ネバーエンディング・ファンタジー日記-VP 203

フィオナ 「 ・・・いいえ。 
   いずれ家を出なければならぬ女の私に、
   聞かせる必要はないと、兄上達は判断されたのでしょう。
   今とて、家の行く末を決める大事な話し合いに、
   一人席を与えられずに、ここでこうしているのですから。

   ですが、此度の魔物の襲撃が、不自然であることぐらい、
   私にも察しがつきますビックリマーク
   ・・・それが、我がホーン家にとって、
   よからぬ予兆であることも。」

ウィルフレド 「 ・・・・・・。」

フィオナ 「 戦嫌いで、剣より本を好むバルマー兄上に、
   当主は務まらないのではと、
   かねてより案じていましたがーーー。
   ニコラス兄上と私が支えれば、
   ホーン家は大丈夫だと信じていました。
   
   それがニコラス兄上の死をきっかけに、
   半隠居の両親まで変節してしまった・・・。
   このままでは武門の名家としての
   ホーン家の名誉が失われてしまいますビックリマーク 」


       to be continued ・・・