スクウェア・エニックス
ファイナルファンタジーIV アドバンス

幼い頃に両親を失った主人公「セシル」と「カイン」は、バロン王の手で育てられました。



セシルは、国王から暗黒騎士に抜擢され、バロン軍所属の飛空艇団、「紅い翼」の隊長にも任命されました。



一方竜騎士であった父の血を色濃く受け継ぐカインは、バロン軍の精鋭部隊、竜騎士団の隊長に就任しました。



彼らの使命はクリスタルを手に入れることです。たとえ、罪なき人々を傷つけても・・・



セシルは、悩み、苦しみます・・・育ての親であるバロン王への忠誠心、気高き騎士としての誇り、守るべきものへの葛藤の中で、セシルの心は、激しく揺れるのです。



そしてセシルは、過去に犯した罪を償うために、自らに試練を課し、それに打ち勝つことで光の力を手にしたのです。その姿は、暗黒騎士とは全く別の「パラディン」になっていました。



新たな仲間との出会いを通じて成長したセシルは、大地に住むすべてのもののために、悪に立ち向かっていくのです。



このゲームは、1991年にスーパーファミコンのソフトとして発売された「ファイナルファンタジーIV」のアドバンス版です。これまでの作品になかった新しい要素が加わっています。



一つ目は、本編の最後にパーティメンバーを入れ替えられることです。ラストダンジョンへ向かう前に

ミシディアにある祈りの部屋へ行けば、セシルを除くメンバーの入れ替えが可能です。



二つ目は、メンバーの入れ替えと同時に、試練の山に新たなダンジョンが追加されます。このダンジョンの最深部には、装備可能なメンバーがパーティにいないと入手できない、新しく強力な武器があるのです。



三つ目は、ゲームクリア後に、エクストラダンジョンが出現することです。このダンジョンには、ケタ違いの強敵が多く出現しますが、貴重な装備品が数多くあります。また、ランダムフロアと、イベントフロアがあります。イベントフロアには、各キャラクターごとに専用のイベントがあって、それを成功させ、最後に待ち構えるボスを倒すと、強力な装備品と「奥義の書」が手に入るのです。



残念ながら、スーパーファミコン版はやったことがないので、比較できませんが、おもしろかったです。