鷹4月号

テーマ:

傘の骨ほきほき畳む春の虹        小川軽舟

 

折り畳み傘を折るときの音

私が思いつくのはぽきぽき、ぱきぱきくらい

「ほきほき」は巧妙に間が抜けていて

春の虹のぼんやりとした淡さに似つかわしいラブラブ!

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術後、一か月

テーマ:

まだ充血が完全に取れないけれど

久しぶりにプールに行った

クロール、平泳ぎ、背泳で800メートル泳いだ

クロールのバタ足が揃わない

平泳ぎの腕が曲がりがち、、、、ショック!

背泳ぎはゆったりと体をローリングして

替わりばんこに肩を少し水面から出るようにして泳いだ

今回は背泳が気持ちよく泳げたラブラブ!

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昨日、64NHK杯テレビ囲碁トーナメント戦の決勝が行われた

50名による選抜トーナメント戦の最後の決戦は

井山裕太棋聖(27歳)と一力遼七段(19歳)

一力は最年少記録を次々に塗り替え、井山を追う若手棋士

六冠(昨年まで七冠)の井山棋聖を制することができるかどうか・・・

準決勝では前年度優勝者の張栩(ちょうう)(台湾出身、37歳)を

早読み(十手先、二十手先まで正確に推理すること)で負かした

 形勢の悪い 張栩は首を捻り顔をゆがめ、

頭を掻きしきりに悔しがっていたが

一力は表情一つ変えなかった

が、昨日は違っていた

がっくりと頭を垂れ、

神経質に額や頭髪に何度も手をやり動揺を隠さなかった

一度、勝機はあったのだが

投了の瞬間まで井山は攻撃の手を緩めずに

一番厳しい手を選んで打った

負けを認めた一力はさっきまでの動揺が消え、水面のように

淡々と礼儀正しく最後まで打ち進めた

今回も一昨年につづく準優勝だけど

一力は今が旬

すぐにトップ棋士となるだろうラブラブ!

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鷹3月号

テーマ:

年の湯やふとなつかしき膝小僧      中島よね子(米子)

 

少女の頃の膝小僧が懐かしい

転んで怪我した傷も厚いかさぶたが出来て

じき、端の方からぽろぽろと剥がれて行ったものだ

だが、年を取ると中々元の皮膚には戻ってはくれない

私で言えば、3年は掛かる

だから今となっては怪我をしないことが大事だ

膝小僧二つ、湯船に浮かべて遠い日を懐かしむラブラブ!

鷹3月号

テーマ:

鰹節の紅き断面ならひ吹く     岸 孝信

 

鰹節の高級品は本枯節

断面は茶褐色

よく乾いて

鰹節と鰹節をぶつければ

カンと音がしそう

 

足もとに猫の摩りよる初鏡    孝信

 

飼い猫がわが足元を

何度も頭や体をこすりつける様子は

実に愛らしい

初鏡を配して、

優雅な景となったラブラブ!

 

 

 

鷹3月号 

テーマ:

寒いねと言ふ口元を寒さうに      伊澤のり子

 

俵万智さんの、

「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ

とは多少ニュアンスが異なるけれど、

伊澤さんの「口元を寒さうに」にも温かなものを感じることができる

 

缶詰を開け切口の寒くあり     のり子

 

こちらは真実寒いガーン

鷹3月号

テーマ:

太陽に愛されて山枯るるなり          南 十二国

 

太陽がある限り、

生命が続いてゆく

山は一旦枯れるけれど

芽吹きの春になれば、

山は緑に覆われ

鳥や獣が活発に動き出す

とここまで書いて、

最近読んだ窪美澄さんの『アカガミ』を思った

今から、約10年後の日本

若者は恋愛に無関心で結婚願望はない

街で出会うのは老人

子供の姿など見かけることはない

そんな近未来の山々は青々としているだろうかショック!