木根さんのニューアルバム『NEW TOWN STREET』リリース記念ライブ、渋谷のDUOに行って来ました♪
今回のライブタイトル。正式には
「NACK5 20TH Treasurebox@shibuya extra NAOTO KINE CONCERT 2008 Talk & Live～NEW TOWN STREET～ 」
と長いです(^o^;)
最近はしばらく木根さん一人での形でのライブが続いていましたが、今回は、キーボード：佐藤真吾さん・ドラム：阿部薫さん（べーあん）・ギター&ベース：中村修司さん（修ちゃん）も加わったバンド編成。
また、このメンバーはアルバム参加ミュージシャンでもあるため、アルバムのサウンドが再現されることとなりました。
以下はネタバレ＋長文になりますので、ご注意くださいませm(_)m
今日は、センターブロック後方からの鑑賞。ステージ全体が観やすかったです。
2階席は開放していませんでした。
開演時間通りにライブスタート♪
「Lucy」「水色の服を着た娘」「Escalator」と演奏されたのち、ごあいさつ。
「…キャロル・キングが～」と、いきなり話し出した木根さん。
どうやら前日にキャロル・キングのライブを国際フォーラムに観に行っていたそうで、昔から曲は聴いていたけれど、今回初めて生で歌っている姿を観たのだそう。
ピアノを弾きながら歌う人の先駆けとなった人で、神谷さんとのコラボライブでもカバーで歌っている「You've got a friend」も聴けたりして嬉しかったんだとか。
木根「…そんな、木根尚登です」
って、自己紹介の前置き長すぎっ！ヾ(^o^;)
冒頭の3曲が収録順に演奏されたので、「あれ？アルバムの曲順通りに進むの？」って思ったら、MCでも「今日はアルバムの“試聴会”なので、収録曲順にやります」って言ってました（笑）
今日の木根さんは、とても楽しそうです♪
…しばらく1人でライブやっていたからか、話にツッコんでくれる人がいると、嬉しそうなんだよね（笑）
また、今日はとても自信に満ちて、力強く歌ってくれていました♪
「海の見える窓」は、もともとTM用に書いた曲だそうで、ウツが歌っているバージョンも聴いてみたいですね♪
アルバム収録曲の「心の花束」は、最近結婚式によく招かれるようになった木根さんが、その席で歌えるようにと作った「結婚式ソング」。
今までは、TMの「1/2の助走」とかを歌っていたそうですが、もう24年前の曲になってしまうし、そろそろ新しい曲があってもいいんじゃないか、と。
明日も、実は結婚式に参加することになっているんだそうで、何か歌ったりすればいいのかと予想していたら、司会をやることになり焦る木根さん！！
打ち合わせは3日前にやっと出来たんだそうで、「ちゃんと台本もあって…」と紙を取り出してパラパラとめくりながら、ライブ中なのに予行練習（笑）
どうしても外国人の方の名前がちゃんと言えなくて…、とカミカミだったり。
「東北弁だったらどんな感じになるの？」とべーあんに台本を渡して、読ませてみたり（笑）
めちゃめちゃ面白かった！！
「Piano Lesson」では、歌詞にちなんで、ステージ後ろのスクリーンにべーあんの撮った猫の写真がスライドショー形式で映し出されていました。
さすがべーあん！どの猫も可愛いvv
…とここまで収録順に来たところで、「君への道」へ。
ここからは、既存曲からバンド演奏向きな曲を何曲か。
それまでは、座って歌っていた木根さんですが、「橋はどこにあるの」からラストまでは立って歌っていました♪
この辺りからのセットリストは、フォーク少年がロック少年になっていく感じだとか（笑）
そして、再びアルバムの曲に戻って、「フリー」に。
この曲は、レッチリのライブを観て「俺もこのバンドに入りたいっ！！」って思って作った曲なんだそう（笑）
でも、この曲はアルバムの中ではウルサイ曲になってるから「（アルバムを聴くときには）飛ばしてもいいから」ってヾ(^o^;)オイオイ
歌っている木根さんはホント楽しそうで、ロック少年でしたよ♪
あと、途中のMCでは「RENT」ネタが。
真吾さんと修ちゃんは、現在上演中の「RENT」のバンドメンバーだそうで。
木根さんは、数年後にはミュージカルを作ってみたい、と言っていましたね。
べーあん「“Talk & Musical”？」
と、ナイス過ぎるべーあんのツッコミ！！
でも、木根さんは真面目に考えているみたいですよ。
でもさ、「れんとぉ～」ってミュージカル俳優みたくポーズ取ってやってみるんですが、そんな歌ありませんから、木根さん（笑）
修ちゃん「そのうち「RENT」って誰？とか言うんでしょ？」
しまいには、
修ちゃん「（どんなお話なのか、日本初演版に出演していた）ウツさんに訊いてみてください（笑）」
と言われる始末（笑）
修ちゃんは、この今日のウダウダなトークに関して、「（「RENT」の現場の）張り詰めた中で、幸せ～」と解れていましたよ（笑）
今回のアルバムのプロデューサーである、修ちゃんからはこんな話も。
前々作『LIFE』、前作『道』、そして今回の『NEW TOWN STREET』との3部作で、前2作はギターメインで歌詞にも重きを置いていたんですが、今回は木根さんの音楽的ルーツである、ピアノが入ったサウンドをメインに、サウンド全体で聴いてもらうことを考えて作ったのだそうです。
「悲しみのチルドレン」では、間奏のところに入っている英語のナレーションの和訳がスクリーンに映し出されていました。
アンコールでは、「Knock Three Times」（ノックは3回）と「Remember Me?」を。
今回のライブはNACK5の20周年記念イベントの一環なのだそうで、かつてのラジオ番組「えんぴつを削って」の話も出ました。
そして、「Remember Me?」では、客席も立って、手拍子しながらで盛り上がりました！！
そして、ここで終わりかな？と思ったら、ひと呼吸置いて、木根さんがてっちゃんの件のことを話し出しました。
立ったまま、その言葉に聴き入る私たち。
「（同じTMの）メンバーとして、言わなきゃいけないと…。悲しい、辛い思いをされた方もいらっしゃると思います…。彼がいなかったら、僕はここに（今、こうやってステージに立って）いないわけで…。コメントも出しましたが、罪を償って、また一緒にやれることを待っています。…いろいろグダグダ言ってもあれなんで、曲を作りました。「春を待つ」」
だいたいこんな感じのことを話してくれました。
そう言ったあとに披露されたのが「春を待つ」という曲。
慎吾さんのキーボードの演奏と木根さんの歌、というシンプルなもの。
べーあんはこの曲のときは、下手側のPA席の方へ行って聴いていたみたいです。
出だしは思い出話で、かつて使っていたあのスタジオも今はもうないとか、車で桜並木の下を通ったとき助手席に座って何とかかんとか…。
Bメロでは、変わっていないと思っていたけれど、いつからか変わっていってて、そんな中で自分は何か出来たんじゃないか…、と、悔やむような言葉が。
あとは、「もうすぐ冬が来るけど、いつか来る春を待っている」とか、「音楽が支えになって、歩き出す人もいる」とかいう感じの歌詞もあったかな。
サビでは、また一緒に音楽が出来る日が来ることを待ってる、家族や友達や仲間や彼女もみんな待ってる、と…。
“あの日”から18日ほど経って、私自身は、その間にU_WAVEや大ちゃんや木根さん＆神谷さんのライブに参加していく中で、彼らからたくさんのパワーをもらってから、だいぶ落ち着いて来ていたところだったし、今日のライブを素直に楽しんでいたんですが、最後の最後で泣かされちゃいましたね…。
この曲を歌っている木根さんは、とても思いがこもっていて、きっとてっちゃんに届くように歌っていたのかな…。
彼らの前では笑顔でいよう、と、これまで頑張っていた部分もあったんですが。
一気に“あの日”の気持ちに引き戻されてしまって、聴いているうちに胸にグッとくるものがあって、気が付いたらポロポロと涙こぼれていました…。
歌い終わったあと、「また会いましょう」って言ってはけていきました。
終演後のサイン会では、前もって言おうと考えていたことから変更して、最後の最後のこの曲を聴いてこう伝えてきました。
「木根さんの気持ちを歌にしてくれて、ありがとう」と。
いつか来る春…、それがいつの日のことになるかは分からないけれど、私も待ってます。
*11/26 追記*
今回のライブに参加されている、佐藤真吾さんのブログにて、ライブのことが書いてありました。
↓アドレスコピペでどうぞ～。
http://shingo-s-factory.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/duo-b5ad.html
また、べーあんのブログにもありました♪
http://blog.goo.ne.jp/k-abe_0111/e/598f452aa6b15afeed79f8e99ad79b6f
＝11/22 セットリスト＝
※『NEW TOWN STREET』収録曲に関しては、曲順通りに演奏されました。
それ以外の曲に関しては、順番が合っているか不安なところもありますが、だいたいこんな曲をやったというご参考にどうぞm(_)m
Lucy
水色の服を着た娘
Escalator
海の見える窓
心の花束
色づく街に
Piano Lesson
君への道
橋はどこにあるの
友よ風に吹かれて
クジラが飛んだ日
フリー
50回目のファーストキッス
MY BEST FRIEND
空に続くロマンチック
悲しみのチルドレン
<アンコール>
Knock Three Times
Remember Me?
春を待つ※未発表曲