・アスベスト(石綿)とCSR
先月半ば、またもやアスベスト被害にあった女性が
大企業から見舞金を支払われるというニュースが流れました。
概要は以下
兵庫県でアスベスト(石綿)建材を製造していたメーカー
(解散済)の工場のそばで幼少期を過ごしたという
女性(45歳)が、”中皮腫”というがんを発症。
これはアスベストが原因である可能性が高いとして
メーカーに資本参加していた住友大阪セメントが
女性に見舞金200万円を支払うことを決めたというもの。
以上概要
じつは企業が自社の従業員以外に金銭の支払いを
するのは、今回で2社目。
ということで、今回の見舞金200万円という額は
おそらく前回行われたクボタのケースを参考にしたと
思われます。
ちなみに共通点は
・見舞金額は200万円
・尼崎労働者安全衛生センターが女性を支援
こうしてみると尼崎労働者安全衛生センターの活動に
拍手を送りたいところです。
もっとも敷居の高そうなこういった団体へ支援を
依頼する女性たちの行動力こそがこのような結果を
生んだのですが。
クボタがホームページでこの件に関しての考え方を
発表していますので、参考までに読んでみると
いいかもしれません。
最近は企業の社会的責任(CSR)が
非常にクローズアップされています。
ですので、大企業であればあるほど、
社会の評価に敏感です。
社会の評価とはつまり、個人の評価の集合体です。
そのことに気がついた企業だけが発展を続けられる。
そんな社会になってきたのかもしれませんね。
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