第2回ロービジョンケア旭川 | 発信、ロービジョン旭川!!   

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視覚障害に関する情報の発信と共有を目指します

今回、札幌からも足を運んで頂き、ご家族も含め24名もの方々にお集まり頂けました。


当事者の方々は網膜色素変性症・先天白内障・緑内障・糖尿病網膜症・ベーチェット病さらには交通事故後に視力低下となった方。

脳梗塞から視力低下になってしまい、気持ちの面で参加できない本人に変わって色々お話を聞いて本人に伝えて参加を促したいという方など立場は様々です。

各自、簡単に自己紹介をして日常生活での困っていること、不安なことをどんどんシェアしていきました。

交通事故後視力低下をきたしてしまった女性・・盲導犬協会で生活訓練をしっかりしてきて料理がしたい。
でも家族からは危ないからやめてほしいと言われている。どういう工夫をしているのか?

視覚障害ですが主婦で実際にお料理をされている方は「私は、やらざるを得ない状況だからやるしかない」

悩んでいた方が最も響いた意見・・「これは酷なことを言うかもしれない。でも敢えて言います。怪我をしてもやれ!そのぐらいの気持ちじゃないと、火からの距離だったり包丁の刃だったり感じることができない。まず自分がどこまで出来て、どこからが難しいのか。その難しいと感じた所を周りの人に手伝ってもらえば良いじゃないか?」


この意見を聞いたその女性は、最初はうつむき加減だったのですが、しっかり顔を前に向け力強くなった印象でした。

さらに会の中では、僕ら晴眼者がどう手を差し伸べた方が良いのか声の掛け方がわからない。一度断られたら声が掛けにくくなるという話題になりました。
当事者の方々の共通な意見として「何かお困りですか?」

「お手伝いしましょうか?」これらの言葉で十分で、手を差し伸べる方と障害者どちらも思いやりが必要だ、とのこと。ただ自分がどの方向から話かけているのかは知らせて欲しいということでした。

ちなみに白杖を上に50センチ持ち上げると「助けて欲しい!」という合図なのだそうです。

会終了後、イオンの4Fフードコートでお時間ある方々とお食事をして解散しました。

次回は、2016年1月16日で場所は「おぴった」
時間は今日と同じです!


佐々木


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