長野公演もとうとう2部に突入!
第2部は和物のオンパレード!・・・日本舞踊に和妻、トリを飾るのは今回の目玉の”水芸”。そして、第2部の進行役を仰せつかったのは、なんとこの私だったのでした
藤間豊鶴奈(和田奈月)が踊る「桜杯」。
ドリームぷりんwith舞組の皆さんによる、踊りと和妻が織り成す「万倍扇傘」。
・・・そして、ちょこっと私の口上
和田奈月による「連理」。
「さあ!・・・お待ちかね、和田奈月太夫によります、江戸手妻の極めつき!大手妻、大手妻!・・・水芸にございま~す」
いやはや、1時間も満たない間にこれだけの作品を繰り広げられたのだから、お客様はそれは大満足だったのではないでしょうか?・・・そうであってほしいものです
和田奈月さんには幾度か水芸の後見をやらせていただきました、また、近くで奈月さんの太夫を見てきましたが、あの日の水芸は今までで一番自然で呼吸の合った作品だったのではないでしょうか?
水芸・・・10年前の凱旋公演の時には父と母には見てもらえましたが、他の家族には見せる事ができなかった。でも今年は、やっと兄と姪にも見てもらうことができ、10年越しに思いがかなった気持ちです
さあ、長かった(お客様には短かったでしょうか?)舞台もおわり、カーテンコール。最後に、和田奈月さんとぷりんさんによるサプライズ演出の花束贈呈。
奈月さんのお母様、ぷりんさんのご両親、ぷりんさんの踊りのお師匠様、・・・そしてなんとなんと、この私の母にまで
このことはまったく知らされておらず、母だけでなく私に対してまでのサプライズ!
奈月さん!ぷりんさん!母はとっても喜んでおりました。本当にありがとうございました!
奈月さんとのお仕事では、今までしたことのないような事を経験できる・・・いや、やらされている(笑)と言った方が近いかな?
今回の進行役もそうです。口上は何度もやらせていただいておりましたが、進行となるとまた勝手が違うような気がしてしまいます。手探りの中、気をつけていたのはただただ、お客様の気持ちを途切れさせないこと。前の作品を壊さない事、次の作品の邪魔にならない事、それだけでした。
自分の出来はどうだったのかは自分では分かりませんが、兄から一言、「進行役、凄かったな」・・・。今までの人生、兄から褒められたことってあっただろうか?おそらくこれが、兄から初めて褒められた言葉だったと思います
まあ、色々ありましたが、実はこれだけあってもまだ昼の部。これをまた夜の部もあったわけですから、それはもう、長くもあり短くもあった、あっという間の1日でした。