自分で衛星アンテナを設置する時のポイント(3) | アサヒサテライトページのブログ

自分で衛星アンテナを設置する時のポイント(3)

同軸ケーブルの室内への入線が終わったら、次に取付金具をベランダに設置する。取付金具の設置のポイントは次の2点が重要となる。

・しっかり固定する事
・ポール部分を完璧に垂直に設置する事

完璧に垂直になっていないと衛星がなかなか見つからなかったりスカパー!の場合は片方の衛星に合わせるともう片方の衛星がずれるという事に繋がるので注意して欲しい。

垂直を確認する方法は一般的に糸の先に五円玉などの重りを付けて確認してください。また左の写真のようなパイプの垂直と水平を計る水平器があったら便利である。

取付金具が設置できたら衛星の仰角・方位角(スカパー!は偏波角も)を調べてまずスカパー!の場合は偏波角合わせておきます。そして仰角を目盛通りに合わせ同軸ケーブルを接続します。

次にアンテナを取付金具へ左右に動くぐらいに仮固定します。チューナーの側の接続も行い電源を入れ初期設定のアンテナ調整画面にします。この時アンテナ電源は必ずONになっている事を確認するのとスカパー!の場合はコンバーター周波数の設定が合っているか確認下さい。

レベル表示を見ながら目的の方位角の方向を中心として左右90度ぐらいの幅でゆっくりアンテナを動かします。レベル表示が上がる方位があれば一番強い位置で動かない程度にボルトを締めて下さい。上がらない場合は仰角を合わせた角度から±2度づつぐらいずらして同じようにレベルの上がる方位を探してください。

レベルの上がる方位が見つかったら次に仰角のボルトを動く程度に緩めて少し上下に動かして最大になる場所でボルトを仮固定してください。

これである程度は衛星に合っていますが正確には合ってないので方位角と仰角を交互に2~3回合わせてください。そうすると上記の図のようにしだいに正確に合ってきます。(注:上記図はイメージです)
調整してももうこれ以上レベルが高くならなければその位置で方位角と仰角のボルトを締めて下さい。方位角の左右の固定ボルトは均等に少しづつ締めないと方向がずれてしまう事があるので気をつけてください。

あとはチューナーでちゃんと受信できているか確認してアンテナの調整は完了となります。