エビングハウスの忘却曲線という用語は、中学受験に関わっている方ならどこかで耳にしたことがあると思います。これは、授業なり演習なりの後に、何もしないとどの程度頭から抜けていくかを示したグラフと理解されるケースが大半と思います。

しかし実際は違います。エビングハウスが行なった実験における記憶対象は、意味を持たないランダム文字列なのです。丸暗記以外に記憶方法がないものなのです。そこには理解というものは存在しえないのです。

授業や演習では、理解が介在しますので、あの曲線ほど一気に忘れることはないと思います。例えば歴史年号なら、そのままでは意味を持たない数字の羅列に過ぎず エビングハウスの忘却曲線並みに忘れてしまうかもしれませんが、実際にはそうはならないでしょう。歴史の流れの中での数字やゴロ合わせのように、脳にフックを掛けることを心掛けていれば、あの曲線ほど急激に忘れないと思います。

定期的に振り返る復習は大切と言うことを言わんがために持ち出されることが多いエビングハウスの忘却曲線ですが、そもそもの前提が違うことを知っておくことも大切と思います。とはいえ、復習は最も大切という結論は、変わりません。もっとしっかり復習してくれよ、長男次男に感じているのも変わりません、、、

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