お笑いコラム・『M-1グランプリ』にその昔参加した時の話 | おもしろサッカーSEO対策!

お笑いコラム・『M-1グランプリ』にその昔参加した時の話

数年前までは年末の風物詩となった、お笑い芸人の“漫才ナンバー1”を決める大会「THE MANZAI」。しかし2010年までは『M-1グランプリ』という大会がありました。

私は、「アマチュア芸人」としてお笑い芸人をやっており、2006年と2007年の『M-1グランプリ』この大会に参加しました。

この大会に参加するには、

・結成10年以内であること

・2人以上であること

・参加料(1組2000円)を支払う事
という条件さえクリアすれば誰でも参加できました。
本当に、この大会は「参加費用を払えば誰でも参加できる」ので、それこそ面白くなくてもネタが無くても参加できちゃったんです。
そして、プロのお笑い芸人も素人と同じ立場で予選から参加して戦います。ですから本当に、若手の中での漫才の実力ナンバー1を決める大会というのは間違いないものだと思います。
だから当時、インディーズとしてお笑い芸人を目指していた私たちはみんな予選に参加しました。
さらには「お笑い芸人」でなくても、アイドルや漫画家やアナウンサーなどが予選には毎回出場し、マスコミに紹介されていました。これは一発狙ってやろうという事もあったと思います。

自分の出場した年にもアイドル(2007年出場・AKB48のメンバーの佐藤夏希さん、野呂佳代さんのコンビ他)が参加して1回戦突破したと盛り上がったり、アイドル目当てのお客さんの批判をとある女性芸人がするなど、いろいろと話題がありました。

予選のネタ時間は1回戦は2分で2回戦、3回戦は3分というルールです。

その為、きちんとしたネタは意外と作るのが難しいです。話の構成で、伏線を張って最後に大きいオチが来て盛り上がるようなネタは難しかったです。

逆に言えば2分間は何をやってもいいというか、インパクト勝負です。

ただ参加したい人などは適当にしゃべっても2分使っても言い訳です。

予選の流れは1日に沢山のコンビが出場し、時間が長いので参加者は時間別に分かれて、時間差で会場に入ります。

自分が参加た日は(正確に言うと自分の出番の2時間ほど前に)AKBのコンビが出場していて、会場はもちろん、裏でも「AKBが(アイドルが)ウケてるぞ!」とても盛り上がっていました。(当時はAKBはまだまだ有名では無かったので、「そんなに有名じゃないアイドル」という扱いでした。)

私は受付で参加料を払って番号札を受け取った後、控え室(とは言えない空いたスペース)で着替えて街ながら合わせをしていました。

出番になると何組か呼ばれて、舞台袖で待機します。

自分たちのブロックの出番になると、司会の芸人さんに何組かまとめてコンビ名を紹介されて、まとめてネタをやって行きます。時間になると暗転して音楽が鳴り、強制終了です。

基本的には予選の1回戦なにで空席も目立つ客の入りなのですが、有名の出番になると、満員になったりします。有名人目当てのお客さんは、お目当ての人の出番を待ってる間は寝ていたり話をしていたり、出番が終わると帰ったり・・・という具合で、我々無名の参加者は完全にアウェーでした。

結局、私は、軽い笑いが取れた程度で1回戦予選落ち。

ちなみに、2007年の優勝はサンドウィッチマンでした。


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