個人的に今環境で使えそうなメタカード考察 その1です。
今回のカードは割とどのデッキにも使えるのではないでしょうか。
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《ヒーローズルール2》
カウンター罠
墓地のカードを対象とする効果モンスターの効果・魔法・罠カードの
発動を無効にし破壊する。
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墓地に効果を及ぼすカードを無効にします。
現環境は墓地からの蘇生、サルベージするカードデッキの核を務めることがとても多く、それらを一手に防ぐことができるこのカードは個人的にとても注目しています。
(炎星であればチョウテン・真炎の爆発、征竜であればレドックス・レッドアイズ・ダークネス
メタルドラゴン、ヴェルズであればケルキオン、水鱗精のサルベージ・アビスグンデなど)
加えてほぼすべてのデッキに入っている死者蘇生、汎用蘇生のリビデなんかも妨害の対象となりえます。
一見するとD.D.クロウで事足りそうですが以下のような違いがあります。
●対象のカードを破壊する
チョウテンの様な蘇生効果持ちモンスターや、リビングデッドの様な永続魔法・罠も破壊できます。D.D.クロウであれば獣神ヴァルカンなどで再利用を許してしまうこともあり得ますが、破壊してしまえばその心配もありません。特にモンスターは効果は、不発になってもフィールドに残っていれば再度効果の発動、エクシーズ・シンクロ召喚につなげられることもあるので、破壊できることのメリットは大きいかと。
●対象のカードを除外しない
征竜、エクリプスワイバーン等は除外されることでメリットを発生させます。
そのようなカードが死者蘇生のようなカードの対象になっても問題なく効果を発動することができます。
●スペルスピード3
スペルスピードが3であることにより、カウンター罠しかチェーンできません。
D.Dクロウであれば、蘇生カード→D.Dクロウ→リビングデッドとチェーンされて、結果敵に対象を蘇生され、対象を除外するとこも叶わないといったケースがありましたが、このカードはそういったケースも防げます。
●D.Dクロウを防ぐことができる
D.DクロウではD.Dクロウを防げません。しかし、D.Dクロウ自体が墓地のカードを対象にする効果なので、このカードは「対D.Dクロウ」としても機能します。
もちろんD.Dクロウに劣る点も多々あります
・セットしなければ使えない。先行1ターン目に使えず、闇のデッキの対象になる。
・フリーチェーンではない。
・モンスターではないので、有事の際に壁できない。
・対象を除外できないのでグラファなどに効果がない などなど
総じて劣る点もありますが、D.Dクロウにはできないことも多く、D.Dクロウに弱いデッキなどではとても効果を発揮しますね。
今日はここまで、ご覧いただきありがとうございました。