先月、お休みを頂いて、アフリカ南部の国、ザンビアへ行ってきました。
ザンビアは10年前、半年間ボランティアをした地で、今回はそのプロジェクトにも行ってきたのです。
Fairy Taleを開設するきっかけも、思えばザンビアの子ども達の笑顔が始まりだったかもしれません。
首都Lusakaの様子は、先進国にあるようなショッピングモールが多少増えたり、巨大なサッカー場の工事が進んでいたりしたもののさほど変わっておらず、人もなんだか穏やかになったような・・・。買い物やタクシーの金額交渉もやたらふっかけられもせず、タクシーの運転手さんによると、ストリートキッズの人数もかなり減ったとのこと。見た目の変化よりも空気(雰囲気)の変化にビックリ!少し拍子抜けでした。なんて、そんな空気を感じられるようになったのは帰国間近でしたけど(笑)到着して何日かは久々のアフリカの雰囲気に緊張してたので☆
さて、いざプロジェクトへ。
途中までコンクリートの道に舗装されていてビックリ!でもプロジェクトの前は相変わらず舗装されていない赤土の道でした。
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私のいたプロジェクトはDAPPという団体のChildren's Townという、元ストリートキッズや孤児が生活する場所に、学校やコミュニティーセンター的な役割を果たしている機関がある所です。
10年前、私は幼稚園部門の援助として行きました!これがその時の様子。
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色々と準備していざ言って見ると、“幼稚園部門”なんて名ばかりで、固定の先生も教室もなく、ラッキーな時は手の空いた先生が空き教室でアルファベットや数字を教えてくれる、という環境でした。それが、今回言ってビックリ!!!
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こんな立派なPre-schoolが建っていました!!プロジェクトと地域の人々が協力して建てたのだとか。
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お部屋にはちゃんと机とイスがあり、先生が2人もいて、とても熱心なそして子ども好きのいい先生でした。本当に本当に嬉しくて「良かった~
」と心から思いました。
私も以前のように少しだけお手伝い。みんな我が先にと机に押し掛けてくるあたり変わっていない![ウシシ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/058.png)
そしてそして!!!
なんと10年前の私の教え子に再会することができ、しかも私のことを覚えていたのです!!!
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この2人が・・・こんなに大きくなってました!!!
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出会えた瞬間、震えが止まらず・・・。人ってあまりにビックリすると嬉しいことで震えるんですね。
2人ともいわゆるとても貧しい村のおうちの子達だけど、再会した時は本当に明るい笑顔を見せてくれました。
実はこの後、男の子の方の家へ訪問に行き、かなり貧しい暮らしぶりに驚きました。しかもこのスクールから片道1時間強。
10年前の小さいころからこんなに遠くから毎日通ってきていたのかと思うと、なんだか胸が熱くなりました。将来の夢は先生になること。素直で純粋な彼ならとってもステキな先生になってくれることでしょう。できれば見守ってあげたいなぁ・・・。
変わってこちらは10年ぶりに再会したChildren's Town内で働く女性陣![花](https://emoji.ameba.jp/img/user/ko/konepanco/102792.gif)
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一番下に座っている女性はここのプロジェクトの母親的存在。子ども達も大人達も彼女を頼りにしているし、私達のようなビジターが来るとお世話をしてくれるのも彼女です。泊まるお部屋の用意をしてくれたり、朝ご飯を作ってくれたり、今回の滞在で一番お世話になった方。そして10年前にはわからなかった、彼女の人としての素晴らしさ。ただただシンプルに自分がすべきことをする。
ずっと動いてるので「休みがないね!」と言うと、「これが私の生き方で、毎日をエンジョイしてるのよ!」と何とも力強い言葉が返ってくる。どんな環境でどんな風に暮らしていても、尊敬できる人っているんだなぁと心から感動しました。
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(彼女や生徒たちが住む建物。私たちもお部屋をお借りしてお世話して頂きました。)
もちろん、ステキなニュースばかりではありませんでした。
私が10年前、唯一仕事仲間と呼べた幼稚園のクラスのサポートをしてくれた女性。
彼女は2年前、HIV/AIDSで亡くなったと聞きました。
何がショックって、今はちゃんと適切な処置をしていけば長く生きられるのに、それをしなかったと聞いたこと。
自分がHIV/AIDSになってしまった事実を受け入れることができなかったそうで、最後まで認めず一切の医療的処置をしなかったそうです。正しい知識があり、子ども達に教える立場の人でさえ受け入れられなかった事実。(もしかしたらだからこそなのかもしれない)
周りの人も知らなかったようで、「あなたは仲良く働いていたから」と、彼女ととても仲良しだった女性がこっそり教えてくれました。
正確な数字はわかりませんが、ZambiaにはこうしたHIV/AIDSによって両親を亡くした孤児がたくさんいるそうで、それを痛感した出来事でした。人ひとりの力はホントに微力ですが、でもたくさん集まれば大きな力になります。10年前も同じことを思い、感じ、自分にできることは何かを考えたことが、Fairy Taleを作る最初のきっかけだったことを改めて思い出しました。世界中の人々が幸せに過ごせる日を夢見て。歩みが遅くとも、続けていればいつか形になるのではないかと思っています。でもまずは、自分が日々を楽しむこと、それが一番大切なんだと、ザンビアの人々、子ども達を見て改めて思いました。たくさんのリマインドと新たな思い出をありがとう!そしてこの旅行へいかれたことに感謝
(特にFairy Taleのスタッフと一緒に旅をしてくれた仲間に!!!)
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Seiko