試験 | 酒とお絵描きの日々/たけなかアトリエ

試験

あすからはセンター試験ですね。
昨年までは我が家にも受験生がいましたが過ぎてみると懐かしいような気もします。

ところで将来、センター試験の方法を変更する話がでていて、教育現場も新たな評価基準に合わせた教育を模索したり混乱や戸惑いもあるようです。

これまでは記憶や知識を問う問題が多かったけれども、時代や社会の変化で知識よりも思考を問う形にする必要があるというのが一番の理由でしょう。

知識では今後人工知能にはかなわないし、いくら知識があってもそれをうまく使えなければ意味がありません。
ただ、知識の絶対量というのもやっぱり重要で、素材がなければ物が作れないのと同じ理屈です。

一体どのような試験になってそれを誰がどのような基準で選考するのか、とても興味があります。
もしかしたらその選考方法の内容次第では、これまでの「偏差値」で測ってきた大学のランク付けも変るかもしれませんね。

ただ、大学入試だけを変えても、根本的な事は変らないと思います。一般企業にとっては社員の選考は死活問題なのできちんとやってるでしょうが、問題は公務員の選考。

いまだに続く「東大生(などのいわゆる難関大学)がキャリア試験を受けて官僚になって国を動かす」という仕組みそのものを転換しなければ結局何も変わらない気がします。

国家公務員試験などの官僚選考基準も変更して、もっと大胆で即時性に富み、胆力と責任感と国家観、歴史観がしっかりした人がその職に就けるような仕組みになってほしいと思います。