■ エンディングシーンで勝負する映画
フランス映画「おとなの恋の測り方」を見てきた。
感想はというと・・・
なんというかハリウッド的なフレンチ映画というか。
「アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲」で主演したジャン・デュジャルダンが
相変わらず人たらしの素敵な大人を演じているのだけど、
内容がやや単純すぎる。
思った通りの内容で ひねりもなく、
この映画はもしかしたらエンディング場面のみで
着想されたのでは?と思ったり。
つまり、最後のシーンは、こじゃれていた。
なるほどあれがここに結び付くのか、、といった感じで。
あとは、中心部分に意外性、あるいは
印象に残るナチュラルなアップダウンをもっと盛り込んでほしかった。
デュジャルダンは身長136cmの小柄な男性という設定で、
身長が変わるとこうも人の印象って変わるものなのか、
という発見にはなった。
一方で、小男になったデュジャルダンの撮影法の謎はなかなか見破ることはできず。
結構自然にはまっていて、
合成と遠近法の調整の2つが使われたのかな?
などと技巧的な部分で興味がそそられた。