一時的に安全なエリアへ二人は避難した。
風が強くなり吹雪いたため白いカーテンに紛れ込めたのだろう。
背後を確認して黒い陰が追って来ていないことを確かめる。
「一旦、ベースキャンプへもどるにゃ」
アーリィアは無言で頷いた。
キャンプに戻ると簡易ベッドにはアーリィアが休み、青年は本当に猫のように丸まって仮眠を取った。
結構広いベッドなので半分使っていいと言ったのだが、青年は「そんな恐れ多くも・・・」と断り、さっさと床に丸まって寝てしまった。
熟睡したつもりはなかった。
多分ほんの20分ほどではないかと思うが、アーリィアが目覚めた時には青年がマタタビを咥えながら太刀を研いでいた。
彼女も無言で横に並び弾丸補充の為に調合を始めた。
アーリィアが気が付いた時には青年が2つトラップツールを用意していた。
そして調合を材料の「ネット」取り出して、さらには「ゲネポスの麻痺牙」をだして本格的に罠の調合を始める。
「にゃにゃ、落とし穴とシビレ罠を準備するにゃ」
回復薬が残り少ない二人には心強いアイテムだった。
そしてこんがり肉も底を尽きたのでスタミナ低下によりすばやく動けない。まさにふたりには生死を分ける重要なアイテムなのだ。
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