放射線科で私の診察日は毎週水曜日なので、他の曜日はあまり気にしてないが、診察室に電気がついている日とついていない日がある。

放射線治療の診察は、広島大学病院の先生が出向している。

これが恐らく毎日ではないから、診察室が暗い日もあるのだろう。

その中で水曜日はやたら混んでいる。

私の予約は毎日4時半で、基本的に最後の一人であるが、水曜日は診察があるので4時の予約になっている。

それが二週目の火曜日の治療終了後、技士のおにいさんに「明日は診察日ですが、4時に急いで来なくてもいいです」と言われた。

うーん、と考え込むように言ったので、多分頭の中で翌日こなさなくてはいけない患者数を反芻したのだろう。その結果が「ゆっくり来い」だったわけだ。

なので、一昨日の火曜は私から「明日も早く来なくていいですか?」と聞いてみたら「そうてすね~ゆっくりでお願いします」とあきらめ顔でニヤッと笑った。

それでも本来の予約時間は4時なわけなので、一応4時15分くらいには行くようにしてるのだが、昨日は待合室に人がたくさん!

普段の最後の一人の時は、たまーに前の人がいるくらいで、だいたい誰もいない。だから、座って五分も待つなんてことはない。

どうも毎週水曜日は、先生がいるので治療を始める人の位置決めCTの日になっているようだ。

CTが入ると技士がそっちにとられるので、その間はリニアックが使えない。

そんなわけで、どんどん予約すらもずれ込むという状態になっているわけだ。

CTも体の自由がきくひとばかりとは限らないので、計算通り同じ時間で済むわけではないし。

そんな中、看護師さんが「るーとさん、今日は診察が先でもいいてすか?」と聞きに来た。私にしてみれば、早く終わればどっちだっていいわけで、当然反論はない。

そそくさと診察室に入って、先生が「今日で14回ですが・・・」という声を遮るように、元気に「なんともありません!」と申告。

なんともないから、今日もそれで解放されるかと思いきや「なんともなくても一応見せてください」と言われてしまった。

何回もズボンにシャツ突っ込むのめんどくさいのよね~。すぐ治療あるのに裸で歩くわけにはいかないしさぁ。

先生には赤くなってきていることを指摘されて、今後の注意などを拝聴した。

診察室を出て割とすぐ治療室に呼ばれたので、女の技士さん(看護師さんと思っていた女性は放射線技士だった。乳がん女性のために女性技士を配置しているのだとか)に「今日は人がいっぱいてすね」と言ったら「そうなんです。大渋滞でした。この時間で正解です」だって。

4時半でまだ人がいるのだから、午後の早い時間はてんやわんやだったのだろう。

それにしても、毎週毎週放射線治療を始める人がこんだけいるってことは、それだけガン患者がいるってことよね。大学病院ではこなしきれないわけだ。



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