体脂肪率を測るときの注意点

今では体脂肪率を簡単に計測できる器具が家庭にも普及していますが、
そもそも体脂肪率はどうやって計測されるのでしょう。


それは、体重を測るときに一緒に体に弱い電流を流し電気抵抗を測定して、
体脂肪率を算定するというものです。


人間の体の約５０～７０％は血液などの水分でできているので電気はよく流れ
ますが、脂肪組織は水分が少ないので絶縁体に近く、電気抵抗は上昇します。
そこで体全体の電気抵抗を測定することによって、体に占める脂肪組織の割合
つまりは体脂肪率を推定することができるのです。


ただし、体の電気抵抗は、体内の水分量や体温、
計測時の姿勢や動作に伴って体液が移動した場合など、
多くの条件によって微妙に左右されます。


時間によっても変化がみられ、朝の起床直後が一番高く、その後低下して
夕方から夜にかけて安定します。


運動直後などには、汗を流した分、体重が一時的に減少するため、
体脂肪率は上がってしまうことが多いようです。


体脂肪を正しく把握するためには、毎日決まった時間に
同じ条件下で計測することが原則です。



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