その2からの続きです
これが事実かどうかは知りませんが、OSのアップデートに左右されることなくTimescapeやMediascapeが正常進化していくことを喜ばない人はいません
追加でHomeデザインに関しても言及しておきますと
もう既にXperia X10を使い慣れた方は、Homeデザインにもお好みのカスタマイズの手を入れている事かと思います
ご存知の方も多いと思いますが、Homeカスタマイズとして代表的なアプリにADW.Launcher(donut)があります
はっきり言って、Android 1.6のXperia X10のHome機能をはるかに凌駕する使いやすさ、エフェクトの多様さ、そして設定の細かさを秘めています
HomeデザインはNexus Oneに似ているらしいのですが、これに使い慣れるとXperiaがAndroid 2.1にバージョンアップしても、デフォルトのUX Platformでは使い勝手が悪く感じるかもしれませんね
こうやって見てくると、UX Platformで売りにしているTimescape、Mediascape、Homeどれをとっても、既にそれより優れたアプリが無料でMarketに存在しており、今後その数はどんどん増えてくると思われます
これらのアプリを前にして、それでも各メーカーがアプリで特徴を出そうというのであれば、他のアプリでは絶対にまねできない機能を持たせるか(例えば、各アプリ間でのデータ連動機能)、一歩も二歩も抜きん出たデザインや使い勝手を盛り込みかつ、進化させ続ける必要があるでしょう
でも、その2の最後で書いたように、これらの機能をインプリした結果、携帯電話自身の発売が遅れたのでは意味がないのではないでしょうかよく言われますが、Xperia X10のOSが、市場に出回っているその他のスマートフォンより1世代遅れている状態は、一般的なユーザーへから悪い印象を持たれていますよね
この一般的ユーザーの定義ですが、悪い印象を持つ人は携帯に使われている人
一方、携帯電話を使っている人にとっては、ほとんと気にならないでしょう
しかしながら、今や前者の人が携帯ユーザーの大多数であるのは事実です
ちなみに海外から発信されているXperia X10関連のblogでは、必ず購入したくない理由として必ずこのOSバージョンがネタに上がっています
となると特徴的な複数のアプリでカスタマイズされつつ、市場に最新のOSで早いタイミングで出荷できるメーカーが最強となるわけですが…
現段階でそんなAndroidスマートフォンを出せるメーカーなんて、皆無ではないでしょうか
実現させようとしたら過労死社員が出まくりそうだし、ヘタレな私は絶対に携帯電話業界で仕事したくないです
次に考えるもう一つの生き残り策としては、その1で挙げた
他社よりも早いスケジュールで市場へ出荷すること
これに特化させた携帯開発を考えてみることにします
その4へ続く
Xperia X10はAndroid携帯業界で生き残れるか?(その1)
Xperia X10はAndroid携帯業界で生き残れるか?(その2)
Xperia X10はAndroid携帯業界で生き残れるか?(その3)
Xperia X10はAndroid携帯業界で生き残れるか?(その4)