インドで自炊生活、買い物編 | 30年以上の実績 アロラインド料理学院公式ブログ

インドで自炊生活、買い物編

酷暑のデリーからお届けします。tomokiです。
現在毎日のように40℃をこえ、
晴れときどきスコールプラス雹(ひょう)という中央アジアならではの極端な気候ですごしております。

今日は、私の大好きな「ローカルマーケット」を皆さんにご紹介します。
といっても旅行者ではなく実際に生活している人がする「普通だけど、インド」な買い物です。

デリーで私が日常のものを買う場合、買うところは大きく3つに分かれます。

1.有名ブランドが立ち並ぶショッピングモール

2.現地インド人が集うローカルマーケット(もちろん野外 もしくはテント)

3.日本食材店、もしくは韓国・中国食材店

頻度は圧倒的に2で、9割。調味料を求めて3が1割、輸入調味料やたまにゴージャスにというときは1、、、、という感じです。

収入や、どれだけお店を知っているかによってこれは人さまざまですので、あくまで個人的意見と思ってくださいませ。


1.有名ブランドが立ち並ぶショッピングモール


デリーではおなじみ、市内最大ショッピングモール。こちらにあります生鮮売り場。


みてください。これだけみてると、インドだと思えます?
輸入品から、インドメーカーのものまでなんでもそろいます。そしてインドならではの「値引き交渉」もないし、きちんと制服をきたレジの方が手際よく袋につめてくれます。そして、ごていねいにレシートだってくれますよ。(最近感覚がマヒして、レシートをくれるのが特別な気持ちになっております・・・。トホホ


野菜はこんな感じで陳列。欧米のマーケットとあまり変わりません。
きれいですが、ちょっと高めです。とはいっても手前のピーマンは1kgで約50 RS(80円)。インドは、野菜・豆で生活できる方には天国なのではないでしょうか。

引越ししてすぐの頃、安心・安全な気がしてよくこういうところで、買ってました(言葉もわからなかったですし。。。)

いまだにまだ不安で、ローカルマーケットへひとりでは行く勇気がないのですが絶対おすすめなのはこちら


2.現地インド人が集うローカルマーケット
(もちろん野外 もしくはテント)


近所にあるローカルマーケット、サロジニナガールマーケット。ここは衣料品(特にアウトレット)や食べ物、キッチン洋品、寝具、化粧品、ありとあらゆるものがそろってる屋外マーケットです。

ちなみに先日お伝えしたマンゴシェイクもここのもの

銀座のブランド街での買い物もいいですが、築地や御徒町や大阪の黒門市場で買い物をするほうが好きなワタシ。だって「お値段以上♪」なんですもの


八百屋さんも、ところ変わればこんな感じ。これ、きれいなほうです(笑)新鮮さはショッピングモールに比べて劣りません。それに、朝早くとか時間帯によって掘り出しものもでてくるから、宝箱みたいでドキドキしますよ。

上の写真の手前にある黒い塊はなんとナス!米ナスみたいに焼いて食べたことがありますが、インドの野菜は全体的に水分が少なく、やはりカレー(サブジ)のほうがいいようです。


こちらは別のマーケット。輸入野菜なんかも売ってます。ここではレタスとかも売ってました(レタスは貴重です。それにキュウリは日本のキュウリと違って種が大きくてウリみたいな味です)


そして、ローカルマーケットはなんといってもあの値引き交渉が健在!

過去に大阪に在住していた時、目の前でおばちゃんが「この200円のトマトなんぼするん?」とかいってはじまるあのディスカウント合戦がくり広げられます

端数をきるのは当たり前、まずは1kgいくらか聞いて、少し店の人と他のお客さんとのやりとりを見ています。自分は外国人ですからたまに「外国人価格」がでてきます。これがぼったくりな感じだとワタシも容赦しません(笑)

女性ってすごいですよね、こういう時に使うヒンディー語はすぐ覚えます。

「(タマネギを指差して)キトゥナ、ワンゲージ?(おっちゃん、1kg なんぼやねん?)」

「ソールピー、マダム(100ルピーやね、ねーちゃん)」

ありえません

タマネギは普通1Kgで高くても40 RS。そこで「ノーノー、ワンゲージ サティースカロ(ありえへんわ、1kg 30ルピーがいいとこやで、頼むわ。)」

「ネイー、マダム、パチャース ○■×△▲・・・・・・(かなわんなー。そやけどねーちゃん50Rs やわ、あーだこーだと長い言い訳)」

で、「チャリース、ヘナ?オーケーオーケー(40Rsやな?オーケーオーケー)」で買うわけです。

※決して文法的に正しいものではございません。ごめんなさい

ヒマだとこういうことをして遊ぶ(ごめんね、八百屋のおじさん)のですが、めんどくさい時もあるので、ケースバイケースということで。。。。

こうして手に入れた戦利品(?)たちはオクラ、ブロッコリー、タマネギ、ショウガ、トマト、キュウリ、ナス、大好きなコリアンダーも。

よちなみに、ローカルマーケットで野菜を買うと、「グリーンチリ」と「フレッシュコリアンダー」はおまけで無料でついてきますよ。(たまにくれないところもありますが)


無料ですよっっ!!奥さん!

こんな野菜天国だからこそカレーもサブジも種類がたくさんあるのですよねぇ。


3.日本食材店、もしくは韓国・中国食材店

2の思い入れが強くて3を書きそこねてしまいそうでしたが、実は3は必須アイテム。
なんせインドです。毎日カレーだと飽きます(笑)。
そこで、挑戦するのは「インドの野菜でいかにおなじみの料理をつくれるか」です。そのために必須なのが日本食材店などで売っている醤油・味噌・みりん・料理酒・ダシの素・鰹節・などなどの調味料の数々。


日本食も、野菜中心だと、とってもヘルシー。味噌汁も野菜をたっぷりいれたり、ピーマンなんか、あぶって、しょうゆと鰹節で相当ごちそうです。

こんな感じで、自炊生活を楽しんでおります。
野菜を毎日おいしくとるためには、スパイスを知ることが一番なんですよ。インド野菜はちっちゃくて「ギュッ」っとしていて、油でいためたり、煮込んだりすると味がしみこんでやわらかくなるものばかり、素材の味と同じぐらいスパイスがきちんと居場所を確保していて初めておいしいお料理ができる気がします。この辺が素材の味を引き立てる日本料理との違いかなぁと思ってます。
風土と料理ってきちんと理由があって結びついているんだなぁと、インドにきてしみじみと感じる今日この頃です。