インドのお店でびっくりしたこと(お買い物編)
インドであたりまえのこと
デリー在住のTOMOKIです。現在朝晩が冷え込むデリーですが、日中は25度と1年のなかで一番過ごしやすい時期なんじゃないかと思ってます。こんなすごしやすい期間は1年のうちでたったの2ヶ月くらい。みなさん、デリー訪れるなら「今でしょ」ですよ~。
さて、今回は
ガイドブックにものってないようなインドの「へぇ~」
をお伝えしたいと思います。
まずは、この写真から。
これ、デリーのローカルのお店では馴染みのあるものなんです。
中身は茶色いソフトキャンデーなんですが、
さて、これは何に使われるのでしょう~か?
・・・・・・・・・。
少し、質問の幅が広すぎるので、4択にしたいと思います。
1.駅の改札で必ずもらえる「乗車ごほうび」
2.学校にいくと先生がくれる「3時のおやつ」
3.お店にいくと1、2ルピーのおつりの時に渡される「お金代わり」
4.見本市に入るときに50ルピーで購入する「入場券」
どれも、ありそうで、なさそうですが・・・(笑)
さ~て、正解は?
答えは、
3.お店にいくと1、2ルピーのおつりの時に渡される「お金」
でした~。
誤解のないように補足させていただきますと、おそらくデリーやその近郊のある一部の地域に限ったことなのではないかと推測します。
検証したことはまだありません。
絶対ということはあまりなくて、お店によってもさまざまですが、特に私が経験したのは小売店などの「食材やさん」的なところで、よく渡されます。
写真はそんな代表的なお店の一つ。生鮮食品以外のものはひととおりそろえてあります。
たとえば、クッキー、チョコレートなどのお菓子類、シャンプーやボディーソープなどのお風呂用品や、台所用品、箱入りの市販のスパイス、日用品いろいろ、売ってます。
そんな細かいものなので、中途ハンパな金額とかにもなるわけです。
たとえば合計98ルピーです、といわれたとしますよね。
細かいのだせればいいのですが、100ルピー札をだして、おつりを待っている私。
すると、店のおっちゃんが
と、無言で、これを2つくれるわけです。
しらっと。笑顔はありません。
でも、私の会計はもう「終わった感」満載です。
当初はあまりにもあたり前に渡されるので、あっけにとられていた私。インドのお国柄なのか、あまりにも小さい事なのでお金にしてよ、ともいえず・・・。
ちなみに、1ルピー、2ルピーのかわりにくれるので、12ルピーのおつりは
10ルピー札 1枚 + と全部があめちゃんではないのです。
インドでは日本のようにおつりが豊富になかったりします。貨幣があまり流通してないというか、銀行のATMがお金がないので動きませんといったことは普通にあるお話。次の日にはまた再開するのですが、そんな感じなのでお店におつりがないのは日常茶飯事。
そのため、小売店で500ルピー紙幣や1000ルピー紙幣での買い物は、日本でよくあるタクシーで初乗り730円とかで、1万円だすと嫌がられる、あの雰囲気が漂います。
雰囲気だけならいいのですが、「ノーチェンジ (細かいおつりないよ)」といって受け取りません。販売拒否という手段にでるわけです。
そんな背景があって、このあめちゃんは、インドの一部のローカルエリアで、立派に1ルピーの役割を果たしているのです。
ちなみにこれを10個集めて、お店にいき、「10ルピーと交換してよ」と笑顔でいっても、変えてくれるかどうかは定かではありません。
今度、友達のインド人に聞いてみたいと思います。
(Tomoki)