2018年8月
ビザが下りるまでは戸籍謄本(抄本)にアポスティーユをつける必要はありませんでしたが、フランスへ行ってからOFIIやCAFの申請などの時にアポスティーユ証明を求められることが多くなってきたと在日フランス大使館のよくある質問のページに書かれていましたので、フランスへ持っていく戸籍は念のためアポスティーユをつけることにしました。
それで、このアポスティーユの手続き、代行してくれる事務所が色々あるようですが、自分で手続きすれば費用もかからず無料で認証してくれますし、手続き自体はそんなに難しくありません。
日本在住であれば外務省へ郵送でもアポスティーユは申請できます。
流れとしてはこんな感じ
戸籍を取り寄せるあるいはコンビニや役所の窓口で発行してもらう
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公証役場もしくは外務省でアポスティーユ証明を受ける
都内の場合、公証役場でも外務省のアポスティーユを受けることができます。
申請したその日その場で発行してもらえますが、役場で発行してもらう場合、有料になります。
また、この場合、宣言書をつける必要があります。
代行業者に頼むよりは安くすみますが、それでも日本語の場合、手数料が5500円、英語の場合ははっきり聞き取れなくて11000円? 11500円?かかかると言ってましたので、無料で済ませたい場合は外務省で手続きした方が絶対お得です。
よっぽど急いでいない限り、その方がいいと思います。
キャンパスフランスの留学準備説明会でこのアポスティーユは無料ですと娘は聞いていたので、役場でも無料だと思い込んで行って申請したら有料だとわかってすごくショックを受けていました。
私もショックでした。
無料なのは外務省に直接申請した場合でした。
もう発行されたあとなので、支払うしかなくて。。。。
しかし、なんと日本語でお願いしたのですが、英語訳もおまけでつけてくれていました。
後でフランス語に訳すので、英語は必要ないので日本語でいいですと伝えたらしいのですが。
英語もつくと本当はもっと高くつくので得したと言えば、得したのかもしれませんが、外務省だったら無料なので複雑な気分です。
一緒に行けばよかったと、このことを知ってから後悔しましたが、この日娘はお友達と約束をしていて、ついでに立ち寄る感じだったこととフランスへ行ったら、全て自分で手続きしなければいけなくなるので、このくらい自分でできないとダメかなと思い一人で行ってもらいました。
途中娘から要領を得ない電話をもらい、役場の人の言う日本語をよく理解しておらず、大丈夫かなと不安になってしまいました。その後、ひょっとしてこの手続きは有料かもってことに気づき連絡したのですが、後少し早かったら申請前にその確認ができたのですが、もう時は既に遅しでした。
外務省では申請してもその日はやってもらえず、翌日に発行されるのに、役場ではその日に出るって早すぎますから、なんか手数料取られるのでは?と思ったらやっぱりそうでした。
時間的に余裕がある人は外務省へ郵便で申請して、郵便で返送してもらうことも可能です。
手数料はかからず無料です。
返信用の切手のみ必要になります。 窓口で申請した場合は申請の翌日(土日祝は除く)から受け取れます。
それとこの役場でお願いしたとき、宣言書も必要と言われて、宣言書をつけてもらい、その英語訳もつけてくれました。
宣言書は必要ないような気がするのですが、役場で発行してもらう場合、この宣言書があることが前提みたいです。
それで、全ての書類は割印しているので、宣言書も含めてセットとなっています。(宣言書、戸籍謄本、アポスティーユの書類、宣言書の英語訳の順でホチキスで止められ割印されています)
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翻訳機関に翻訳をお願いする
フランス大使館認定の翻訳機関にお願いしてしまったのですが、OFIIのサイトを読んでいたら翻訳に関してはフランスの法廷翻訳家に訳してもらうこととなっていて、そうなると日本で翻訳して行ってもひょっとしたら認められない可能性もあるかもしれず、これが非常に気になっています。
しかし、この翻訳のことが書かれているのはフランスに住む場合のガイドブックにそう書いてあるのであって、学生ビザを有効にするための手続きのページには必要なリストの中には出生証明書(戸籍謄(抄)本)のことは全く記載されていなかったので、学生ビザを有効化する場合は必要ないかもしれません。
それでも、いろいろな人のブログなどを読んでいるとOFIIで戸籍謄(抄)本も必要だったみたいに書かれているものもあったのですが、昔の情報であったり、更新する人の場合であったり、その時の担当者の対応で必要書類が違っていたりするので、紛らわしいのですけど、初めての長期学生ビザの場合は必要ないのではないかなぁと思っています。
それでも、CAFの申請時に出生証明として戸籍謄本が必要になると思って上記のようにアポスティーユや翻訳をつけたりしたのですけど、在フランス日本大使館のページを読んでいたら、下記の文面を見つけました。
- 「当館では、戸籍謄本等を基に、翻訳証明の形式ではなく、関係事案に応じて戸籍から必要事項を抜粋して証明書を発行しています。従いまして、必要とする証明書が何であるかを把握いただいた上で、当館に作成をご依頼ください。
- 主な証明書としては出生証明[仏文] 家族全体の証明[仏文] 婚姻(離婚)証明[仏文] などがあります。」
戸籍謄本は出生証明の代わりに使えますが、フランスの日本大使館で出生証明書 (Extrait Dacte de Naissance)をフランス語で発行してもらって、それを提出している人たちもいることを知って
フランス大使館のサイトや日本のキャンパスフランスの情報では必要書類として戸籍謄本(抄本)がいつも書かれていますから、それじゃないとダメと思い込んでいましたが、出生証明書が発行でき、それで書類が通るならそちらの方がいいなと思いました。
とりあえずこのアポスティーユ付きの戸籍と翻訳を持っていて受理されるかやってみて、日本からの翻訳ではダメよと言われたら、わざわざフランスの法廷翻訳の人に頼んで翻訳し直してもらうよりも戸籍謄本をパリの日本大使館に送って出生証明書を作ってもらう方がいいかもしれません。 10ユーロで作成してくれます。
追記:2019年2月
結局OFII でもCAFでもアポスティーユを使うことはありませんでした。
通常の戸籍謄本とフランス語訳(日本でフランス大使館公認の翻訳機関で訳してもらった)のみで大丈夫でした。
要求されるようになってきたということなので、地域によるのでしょうか。
今後、引越しするかもしれないので、また別の地域に行って色々手続きをするときにどうなるのか。