外泊は、
確か月曜日までだったと思う。
そして本格的に入院生活が始まって
1番最初にしたことは、
手術。
これからたくさん点滴をしていくにあたって、
腕や手など
一般的に想像するようなところに
針を刺していくと、
詳しいことは忘れちゃったけど
血管の色が悪く(紫っぽい色?)なったり、
多分ほかの理由もあると思うけど、
ともかく治療をスムーズにしていくために
肩の辺りにカテーテルを入れるための手術。
入院した日に両親が説明を受けていたのは、
その手術についてだった。
カテーテルは2パターンあって、
1つは埋め込み式で、
毎回針を刺したり抜いたりする
タイプ。=ポート
もう1つはカテーテルに管がついていて、
カテーテルは埋まっているんだけど
体から管が出ているタイプ。=ヒックマン
ポートの長所は見た目が
針が刺さってないときは
普通の人と全く変わりないこと。
そして感染のリスクが低いこと。
短所は
毎回針を刺したり抜いたり
しないといけないこと。
ヒックマンの長所は
あらかじめ管がでているから
針を刺す必要がなく、痛くないこと。
短所は体の中と外が繋がっているから
感染のリスクが高いこと。
そして管がでているから
見た目がきになること。
細かく書けば両方とももっと
長所も短所もあるけれど、
私は(当時)中1でそれくらいの痛さは
耐えられるだろうということで、
ほぼ自動的にポートに決められた。
でも結果、
横紋筋肉腫の治療はポートにして良かった。
そして手術をすることになった。