Aroma & Medical Herb 香草塾

  Aroma & Medical Herb 香草塾

(公社)日本アロマ環境協会・アロマテラピーアドバイザー認定教室
ハンドセラピスト認定教室

日本アロマ環境協会 
  アロマテラピーアドバイザー         
  アロマテラピーインストラクター
  アロマセラピスト
日本メディカルハーブ協会 
ハーバルセラピスト              
ハーバルプラクティショナー
  ホリスティックハーバルプラクティショナー
ナードジャパン   
  アロマアドバイザー
日本漢方養生学協会 
  漢方養生指導士
漢茶マスター・ 薬物学マスター
医薬品登録販売者
日本メディカルハーブ協会・シニアハーバルセラピストの
結果の連絡を頂きました。
もちろん合格です。
 
本人はもちろんのこと、
私も安心したし、すごく嬉しい。
 
講座を終わらせるだけでなく、
合格していただくまでが、講師としての仕事です。
 

 

それには、勉強しようと思う気持ち、

どこで学ぼうかと悩み、スクールを選び、決断するまでの気持ち、

長い受講期間を乗り切るためのモチベーションの維持、

受講が終わってから試験までの時間のやりくり、

集中力を保つための気力など、

思えばいろいろと、一つのことをやり遂げるために工夫が要りますね。

だからこそ、合格にたどり着いたと聴くと感無量になります。

 

それぞれの背景があるので、背景を知った上で講座を進めることができるのは

少人数だからのメリットです。

アロマの先生であったり

介護の仕事に活用した人であったり、

農業の先生であったり

本当に様々です。

 

現在進行中の講座の一つに、美容関係のグループがあります。

そうなると、美容に活かせるハーブ成分の話を必ず盛り込みます。

少しでもお役に立つと良いなと思います。

 

以下は、自分の講座の宣伝になってしまいますが、

少しでも興味があるようでしたら、クリックしてみてくださいね。

メディカルハーブのめざせる資格・検定|ヴィーナース メディカルハーブLABO

 

 

 

 

 

 

 

 

 
数週間前に仕込んだ柚子シロップを試飲してみました。
甘い飲み物は苦手だったので、作るのも飲むのも初めてです。
どれくらい希釈すれば良いのか分かりません。
 
受講生さんにお出しするのに味が分からないのも困るので、
自分なりの基準を知るために試飲です。

画像の「種」のように見えるのが枸杞子です。
本来赤いのですが、なぜか黄色く映って、撮った自分でも騙されそう。
 
柚子のスライスを3~4切れ
枸杞子(枸杞の実)を3粒
それに伴ってスプーンに入ってきたシロップ少々。
(これだけでいいのかな?)と疑問になるほどの少なさですが
そこに熱湯を入れて試飲しました。
 
美味しい(^^♪
まったく薄味には感じません。
枸杞子が柚子の酸味を吸い込んで、絶賛する美味しさになっていました。
 
使った柚子シロップはこちら↓

先日のワークショップで作ってきたものです。
シナモン、クローブ、ジュニパー、ローズマリー、枸杞子入りです。
 
スパイスの香りはほんのり。
絶対的に柚子の爽やかな香りと酸味。
リカーやウイスキーで割って飲むのも美味しそうですが、
一緒に柚子種酒も仕込んであります。
シロップをお酒で割るのと、
リカーで最初から浸けこんであるのを飲むのとでは、どう違うかな。
風味の違いも楽しみです。
 
もうすぐ来るお正月にも活躍してくれそうです。
 
たくさん柚子をゲットしました

採れたて柚子は、皮がしっかりしています。

 

柚子シロップ
柚子酒(ホワイトリカー)
柚子コーディアル
 
今回お世話になったのは、こちらです

藤野ゆず精油蒸留会、申し込み始まりました | 土の薫り、草の薫り、暮らし。香りで整う。

 

 

柚子シロップと柚子酒には、

シナモン(桂皮)、なつめ、クコの実を加えています。

三つの食材は、どれも生薬です。

 

シナモンは、身体の芯まで温める生薬です。

冷え症や冷えによる腹痛、月経痛などの血の滞りによる痛みに。

風邪の引き始めや冷えによる胃の痛み、冷えが原因の水滞(水分の滞り)に。

冷えを原因とする不調はとても多いのです。

温めることで体調や体質が改善することを目指します。

 

なつめは、甘くて美味しい果実。

甘いものはエネルギーの元(補気)。

免疫力が下がって風邪を引くこともあれば

お腹が弱くて、食べてもエネルギーにすることができないこともあります。

そんな時にてっとり早く補気するには甘いものです。

更年期やPMSのイライラにもお薦め生薬です。

 

クコの実も、補気補血。

元気があり消化吸収できるからこそ、

血(栄養と精神的な充足)が補えます。

小さな一粒なのに、便利な生薬です。

お菓子、サラダ、お茶など、使える範囲が広いのも便利です。

 

柚子の爽やかな香りは、気の巡りを促します。

ストレスで胃腸の調子が悪い時や、身体がコチコチに固まっている時など

甘味のある香りのホットドリンクで癒されるのは確実です。

 

シロップは、柚子の半量の砂糖(氷砂糖とハチミツ)を入れて、じっくり浸透させることで水分を引っ張ります。

 

お酒は、同じく半量の砂糖(氷砂糖とハチミツ)とヒタヒタにホワイトリカーを入れました。

 

コーディアルは、果汁に半量のキビ砂糖、シナモン少々で煮ただけ。

搾りたて果汁の時はキレイなレモン色でしたが、キビ砂糖とシナモンの色でちゃっかりお薬のように染まっています。

シナモンは取り出さずに瓶にいれてます。

 

どれも好みの濃さに希釈して頂きます。

 

お世話になったmori noteさん主催の宮澤さんは、

この夏にメディカルハーブ協会の「シニアハーバルセラピスト講座」を受講していただき親しくなりました。

シニアハーバルセラピストを勉強しようとする人の半数は

すでにアロマやハーブで教室をしていたり、

これから講師になろうと頑張っている人が多く、

今回の宮澤さんもその一人、アロマのベテラン先生です。

私もたくさん学ばせて頂きました。

ステキな出会いに恵まれたことに感謝しています。

 

 
昨今は、バタフライピーの色素を使ったお菓子やお酒など、
一般的になっていますね。
バタフライピーの青い花の色素が、安定して使いやすくて便利なのでしょう。
初めてバタフライピーを知った頃に比べると、価格も安く入手できるようになりました。
また、ドライハーブだけでなく、
フリーズドライになっている物、それを粉末にした物もあり
ますます使用範囲が広がっています。
 
私が知っているだけでも、
ネモフィラ色のクッキー、海色のプリン、淡いブルーの日本酒を
見たことがありますが、たぶんバタフライピーを使っているのでしょう。
 
そもそもバタフライピーのアントシアニンは「テルナチン」と呼ばれ、
ウスベニアオイ色素のデルフィニジンの仲間です。
色素量がウスベニアオイより数段色素量が多く、
ブルーベリーの4倍以上あると言われます。
 

基本骨格のアントシアニジンは不安定な化合物ですが、

それに糖が結合しており、配糖体のアントシアニンになるために安定しています。

バタフライピー色素は更に有機酸も結合してます。

そのためにデルフィニジンの青色をより鮮やかで濃く、

しかも安定して発色するので、様々な食品の色素として活躍していると言うわけです。

 

今回、アントシアニンだけでなく塩の性質でも

発色が変わることを学びました。

天然塩なら何でもいいわけではなさそうです。

その話もしながら、

ハーブ講座に行うクラフトで

バスソルトをバタフライピーチンキで染めました。

 

クエン酸入り、重曹入り、塩のみ、の3タイプにチンキを自由に加えて混ぜるだけ。

そのあとは、好きな精油も加えてもらいます。

濃いものから薄いものまで、いつ作っても楽しいクラフトです。

そして楽しんでもらって何よりです。

 

 
前回、バタフライピー、ストロベリー、リコリスのチンキを作った記事をアップしました。
バタフライピーのチンキは色を楽しむクラフトに使います。
ブルーがピンクに変わる、みんなが好きなクラフト(^^♪
 
数年前はよくやってましたが、
今回、久しぶりに「3色バスソルト」を作ります。
 
その見本を作った時の話です。
酸性とアルカリ性は色が出ましたが、中性の色がどうも美しくないのです。
 
初めてハーブの勉強をして、期待のクラフトが楽しくないのは
申し訳ないので、3回ほど見本の作り直しをする羽目になりました。

こちらの画像が失敗続きのソルト単体の染め上がり↑

左下のブルーに染まるはずがグレーに染まります。

同じチンキを使ったとは信じられませんね。

 

最初の失敗は、サラサラにしようと乾煎りをした(熱を加えた)塩にチンキを入れたこと。

2回目の失敗は、最初からサラサラタイプの天然塩を買ってきたのに、やはりグレーになったこと。

なぜだ?

 

天然サラサラ塩は裏面を見ると「マグネシウム添加」と書いてある。

これか?

マグネシウムが豊富な方が敏感お肌に良いはずと思って買ったのが、

裏目に出てしまったのか?

AIさんに尋ねるとアルカリでも酸性でもないと言いますが…

 

もう一度塩を買いにいくのも面倒ですが仕方ありません。

いつも通りの「伯〇の塩」とか「和の〇塩」にしてみるしかありません。

 

無事にブルーに染まってくれました。

 

何度もやってきたバスソルト染めなのに、驚きの発見です。

そして簡単で、何度もやっていても、

ちゃんと見本を作るのは大切だとあらためて感じました。

この画像は約10年前のもの↑

懐かしい。

チンキの量で、微妙に濃さが違うのも個性が出ます。

 

黄色が一個ありますね、これはウコンです、

ウコンは黄色色素のクルクミンが

蛍光的で透明感のある黄色が美しいチンキができます。

色が長持ちするので黄色に染めるチンキとしては重宝しますよ。