一昨日の一新塾、

講師は発明家の

藤村靖之氏

さあ、発明家の出番です!/藤村 靖之
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愉しい非電化―エコライフ&スローライフのための/藤村 靖之

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昨日も書きましたが

お話を伺って、非常に

勇気付けられました。


藤村氏は32年間の間に1100の発明をして、

そのうち170~180案件を事業化しています。

その売り上げ役1800億円・・・・・・・・・・・・。

そう聞くと、単なるお金儲け?と思われますが


藤村氏の素晴らしいところは

2000年のあたりから

自分の役割の定義をしなおして


発明家として「新しい選択肢の提供」をしよう決意。

新しい選択肢とは

現在世界中ですすんでいるグローバリズムと逆行し

ローカル化と非電化をセットで提供していくこと。


藤村氏は警笛をならします。

全世界がグローバル化という名のもと

電化製品を使い始めたら地球は持たない。


これだけエコロジーとか節エネルギーが叫ばれながら

一方でオール電化生活が推奨されている日本。

その電力は、太陽高熱発電では到底足りず

原子力発電に頼らざる得ないのは明白、

更なる増設が必要となります。


そういう先進国の動きと同じように

現在 途上国といわれる国々が

電化生活を望んでいるとしたら・・・・・。


ハイテクで電気による全自動産業と

ローテクで非電化の産業、

前者はゴージャスで楽、

後者はみずぼらしくて手間がかかる

しかし、どちらが人間を幸せにするのでしょうか?


ハイテクが悪いわけではありませんが

それだけしか評価されない、

そうならなくては不幸せと思い込ませてしまうのは

非常に危険なこと。


本当に豊かな、自分たちの持っている資源、

有効活用して、地元の雇用を創出し

安全で安心、環境にも配慮した、

みんながその恩恵にあずかれるビジネス。

一人の人が大もうけするビッグビジネスではなく

みんなが少しづつ 利益と喜びをシェアできる社会、

21世紀はそういう社会をめざすべきなのでは?


藤村氏はそういう途上国の起業家を応援しています。

困っているいい人たちにその解決策を提供し

先進国に頼るのではなく

自分達の国を自分達の発明や起業で守るための

勇気と希望を与える活動をしているのです。


例えば、モンゴルに非電化冷蔵庫の販売ビジネスを展開。

欲しい人には、羊2匹で供給し

その半分の羊1匹分をモンゴルの起業家に支払う

ビジネスモデルを展開。


発明家である藤村氏ですが

まず、ビジネスモデルを先に考えることの大切さを

教えてくださいました。


まず誰に(顧客)

どのような価値を感じてもらうのか

そのために原価をどうするのか


みんな、頭でわかっていても

ついつい原価から考え、いくらで売るかを考えます。

利益がいくらとれるのか、儲からないなら

ビジネスはなりたたないと・


その原価を工夫することに発明があるのだと。

困っている人をなんとか助けるところに

発明がある。

そのテーマは無尽ですよ!と。


これから新しいビジネスをするために

共感がエネルギーを生む時代、

自分の欲望のために人を支配する時代は

もう終わったのだと。


まずは身近なところから行動する、

やる前に考えすぎない、

やってみなくてはわからないから・・・・。

うまくいかないと頭でわかっていながら

それでもやらずにいられないこと、

そこに100%集中することでうまくいかないことも

うまくいくことがある・・・・。



お金がなくてもできるビジネスモデルも必ずある。

本当に勇気づきられました。

身近なところからまず行動!!