うんと年下の夫を持つことで、すごく悩んだことが、これからどんどんカッコよくなっていく夫に対してどんどん自分のルックスが老いていくこと、これに私の心が耐えることができるのかということでした。
まず、自分が年を重ねることにネガティブな価値観を持っていないか、失うものばかりを見ていないかを内観してみました。そういうことをしていると、自分より年上の若く見える素敵な女性達にたくさん出会うようになりました。というか、年上の女性の魅力に気づけるようになったのだと思います。しかしながら、自分は彼女たちのような美魔女とか実業家タイプではないし、野心もパワフル度も劣る自分は、ああはなれないな、、、と悩みは解決されませんでした。
しかし、突破口が見つかりました。
夫が「その年齢その年齢の美しさがあり、私は美しいまま年を重ねられる。」と言ってくれたことです。その言葉で、若さという一定の美に固執するのではなく、あらゆる年齢に合わせて、その時々の様々な美を表現していくのは楽しいかもと思えるようになりました。若さという一面に固執しなければ、あらゆる角度から磨いた側面の数だけ光輝けるということです。私の場合は、アンチエイジングを楽しむより、表現を楽しむ方が自分の心に無理がない気がしますし、視野も感性もスケールの大きい深みのある女性に成長したいと思いはじめました。
特に、センス、生き様は年々格好良くなっていくものだと思っているので、自分が60歳になったらどんな表現ができるのかな?と楽しみにもなりました。
心優しい夫は、入籍した日「これで安心して年とっていいよ笑」と言ってくれました(笑)
世界の様々な美しさを教えてくれる夫、安心して本来のあるがままの私を生きさせてくれる器の大きい夫に感謝です。
バレエをやめて表現に飢えていたのですが、最近はモデルをするようになり、表現の楽しさを再び味わっているところですが、やっぱり自分の生き方そのものが私の表現だという思いは変わりません。毎瞬毎瞬、正直な自分、愛、希望を選び続ける。
私の人生が私の作品。