✢この記事ではユージン・ジェンドリンによって発見された

『フォーカシング』という心の発見のプロセスについて書いています。

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フォーカシングについて

 

私たちは日々”考える”ということはことはたくさんしますが

”感じる”ということは横に置きがちです。

でも、思いと同じくらい、感じていることもたくさんあるはずです。

また、きちんと言葉にできない思いや、なんだか感じるけど

よくわからない”何か”。話そうとしても

うまく表しきれない感覚などもあるでしょう。
 
けれど、はっきりわからないからといって、

思いや考えで処理することに走り、心で感じていた”何か”が

拾われないままだったら。。。拾われなかったけれど

感じていたものはどうなるでしょうか。
 
これは、『言葉をうまくしゃべれない小さな子が

大人にわかってもらえない感じ』に似ているかもしれません。
どんなに小さな子でも、言葉を話さないからといって

何も思ったり感じたりしていないわけではありません。

その子はその子なりに、たくさんの考えや気持ちがあるはずです。

けれど、喋ろうとしても言葉がないし、話しかけようとしても

耳を傾けてもらえない、そんなとき。

その子はどんな気持ちになるでしょう。

そういう状態が続いたら、どのような態度になるでしょうか。
 
聞いてほしいこと、言いたいことがあるのに

そのままになっているその声は小さくなり、

力をなくし、話しかけることもしなくなるかもしません。
 
実はこれが、私たちがふだん、自分の心に対してしていることです。
 
心はたくさんのことを感じています。けれど多くの場合、

「今は忙しいし、感じているヒマなんてないし、

いちいち気にしていられない。傷つくのもいや。」…など、

いろいろな理由をつけては心に耳を傾けることはあまりしないでしょう。
 
「そういう気持ちだったのだね。うまく言えないけど、

何かがあるのだね。」と理解をむけて一緒にとどまるより、

「どうすればいいか。」という解決のほうに

重きをおくことのほうが多いのではないでしょうか。
 
そのような状態が続くと、心は感じていても伝えることを

あきらめるようになります。それが『心と体が一致していない感じ。

自分の考えてることがわからない。』ということです。
 
『フォーカシング』はこのように、頭と心、体が離れたとき。

また、逆に心の中に埋もれ過ぎて息苦しくなっているときに

”からだの感覚”に戻り、心の声を聴くことで、

自分との優しいつながりを取り戻します。
 
今、からだにある感覚を感じていく。。。

ただそれだけのシンプルな手法ですが、

この静かで優しい時間の中にたくさんのギフトが見つかることでしょう。

言葉にならない感覚をただ感じること。自分の中にある、

うまく言えないものに目を向けること。

その優しい視線はあらゆる緊張、焦り、こわばりを溶かしていきます。

 

一日でどんなときでも、何回でも。

少しの間“なにか”と一緒にいてみる。

そんな時間もいかがでしょうか。
 

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