南極海の調査捕鯨船の監視船「第2昭南丸」(712トン)に反捕鯨団体「シー・シェパード(SS)」のメンバーの男が侵入した問題で、海上保安庁が11日、艦船侵入容疑で男の逮捕状を取ったことが海保関係者への取材で分かった。第2昭南丸は12日午前、日本に帰国予定で、東京海上保安部は東京・晴海に入港し次第、逮捕する方針。

 海保や水産庁によると、男は1月6日に第2昭南丸と衝突し大破した抗議船「アディ・ギル」号船長のニュージーランド人、ピート・ベスーン容疑者(44)。

 海保関係者らによると、船長は日本時間の2月14日夜から15日未明にかけて、第2昭南丸の防護ネットを破って無断で乗り込んだ疑いが持たれている。SSのメンバーを日本の捜査機関が取り調べるのは初めて。【石原聖】

【関連ニュース】
調査捕鯨妨害:「昭南丸」侵入容疑で拘束の男逮捕へ 海保
調査捕鯨:豪連邦警察が抗議船を捜索 日本の要請受け
シー・シェパード:メンバー移送、海上保安庁に引き渡しへ
シー・シェパード:メンバー刑事処分を協議へ 調査船侵入
シー・シェパード:保護したメンバー、海保が事情聴取へ

<高千穂峡>落石で小2男児が骨折…ボート遊覧中 宮崎(毎日新聞)
小林千代美議員、地検の聴取に応じる意向(読売新聞)
<普天間移設>陸上案「完成に10年」政府試算(毎日新聞)
スカートの下にカメラ入れる、巡査を現行犯逮捕(読売新聞)
小林千代美議員、地検が参考人聴取へ(読売新聞)