詞「青い砂漠」 | 「空虚ノスタルジア」

「空虚ノスタルジア」

オリジナルの詞や小説を更新しているアマチュア作家のブログです。

 

 

 

 

この星の片隅に

身を寄せ合う僕らは

 

互いの傷をひた隠すように

無垢な戯れと過ごしてた

 

だけど瘡蓋にならない傷痕は

日々に君を蝕んでさ

 

僕の剥がれ落ちない傷痕は

日々の隙間に狼狽えた

 

手を振ったのはほんの一瞬

途端に君は星になって

 

取り残され 取り残した

愛しき君の残骸を抱いて泣く

 

手を振ったのはほんの一瞬

束の間の欠伸より短い一瞬

 

君の雫を拭い去れなかった

日々の懺悔に酔いしれて

 

僕は悲哀を肩に背負い

青い砂漠にただ留まる

 

星になれない脆さを嘆き

青い砂漠にただ留まる

 

 

 

 

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