砂時計を逆さにして同じ時間を流しても
最近じゃ君と抱き合う最中でさえ影がチラつく
膨大な情報の渋滞から逃れられることは無いみたい
不安要素を過ぎらせて防御の構えを取っても
結局は君さえ僕を揺るがす一部になってたり
どうか乾き切った僕にその水を与えて
欠乏ばかりの日常に露呈するのは衰退した僕自身
与えるものがないのに与えられるのを求めてる
素顔を見せられなきゃ素顔になれないズルさに
辟易する君の冷めた眼差しを愛しさへ誘いたい
真夜中の決意は朝になれば藻屑と化して
砂時計を逆さにする日課から抜け出せない衰退